6月26日、カザフスタンのヌルスルタンで開催されたWA(世界陸連)コンチネンタルツアー・ブロンズ競技会の男子200mで、16歳のP.ブーンソン(タイ)がU18世界歴代3位の20秒17(+1.7)をマークした。
U18世界記録は昨年、エリヨン・ナイトン(米国)が打ち立てた19秒84。それまでの記録はウサイン・ボルト(ジャマイカ)の20秒13で、ブーンソンはそれに次ぐタイム。従来のU18アジア記録はサニブラウン・A・ハキーム(当時・城西高)が15年に樹立した20秒34。U20アジア記録は01年に大前祐介(当時・早大)がマークした20秒29で、これらを大きく上回った。
ブーンソンは2006年1月生まれ。日本の高校2年生に相当する年齢で、昨年までの自己記録は20秒70。今年5月行われた東南アジア大会に20秒37とタイのナショナルレコードを塗り替えていたが、さらに記録を短縮した。100mでも今年5月には風速未計測ながら10秒19とナショナルレコードを上回るタイムを出している。
現地の報道によると、ブーンソンはオレゴン世界選手権の参加標準記録(20秒24)を突破したが、これには出場せず、来月8月に行われるU20世界選手権(コロンビア・カリ)に専念する可能性があるという。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025