2022.05.02
日本グランプリシリーズ水戸大会の2022水戸招待陸上が5月5日に茨城・ケーズデンキスタジアム水戸で行われる。男女100mのほか、フィールドを中心にグランプリ男女11種目が実施。春のグランプリシリーズの締めくくりとなる大会で、どんなパフォーマンスが出るだろうか。
男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)の東京五輪代表がエントリーした。今季好調なのが山本で4月16日に屋外で4年ぶりとなる5m70をクリア。4月30日の木南記念でも5m60で優勝を飾っている。江島は木南記念で5m40の3位と敗れたが、それまでは5m60台を安定して跳んでいた。また、4月末時点でワールドランキングでのオレゴン世界選手権出場圏内につける竹川倖生(丸元産業)にも注目。木南記念、そして5月3日の静岡国際からの連戦で、各選手がどうコンディションを整えてくるか。
男子跳躍種目では、三段跳で昨年の日本選手権優勝の山下祐樹(Break Parking)、リオ五輪代表の山下航平(ANA)らの16m台後半のジャンプに期待。走幅跳は8m04の記録を持つ小田大樹(ヤマダホールディングス)を筆頭に、昨年7m97の自己タイ記録をマークした手平裕士(阿部商事)が出場を予定している。走高跳は五輪代表の衛藤昂(ULTIMATE)に長谷川直人(新潟アルビレックスRC)、堀井遥樹(ダイシンプラント)らが挑む。
男子砲丸投は4月の日本学生個人選手権で日本歴代7位の18m42をマークしたにアツオビン・ジェイソン(福岡大)が日本選手権への調整に専念するため欠場の見込み。代わって、兵庫リレーカーニバルを制した村上輝(日本体育施設)、日本記録保持者で地元茨城出身の中村太地(ミズノ)、18m20のベストを持つ佐藤征平(新潟アルビレックスRC)が中心となる。男子100mでは16年のこの大会で10秒27をマークしている竹田一平(スズキ)、織田記念で10秒30の自己新を出して波に乗る本郷汰樹(名大)が優勝を目指す。
女子は100mに五輪4×100mリレー代表の兒玉芽生(ミズノ)が出場を予定。織田記念100mでは4位と不覚を取ったが、翌日の木南記念200mでは24秒15(+0.9)で勝ちきった。織田記念を制した御家瀬緑(住友電工)や君嶋愛梨沙(土木管理総合試験所)も虎視眈々と優勝を狙っている。
棒高跳は兵庫リレーカーニバルで4m33の日本歴代4位を跳んだ那須眞由(KAGOTANI)に勢いがある。木南記念も制し、水戸でさらなる記録更新を目指す。混戦模様の走高跳は竹内萌(栃木県スポ協)と青山夏実(ダイテックス.AT)らでトップ争いをしそうだ。
砲丸投は兵庫リレーカーニバルを15m40で小山田芙由子(日大)が制し、水戸で連勝となるか。昨年の日本インカレで日本歴代6位の16m37を投げている大野史佳(埼玉大)が巻き返しを誓う。走幅跳はベテランの中野瞳(つくば分析センター)が持ち記録でトップに立っている。
4月下旬から大きな試合が続き、心身のコンディション作りも求められる一戦。タフな試合を制するのは――。
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