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【展望】ユニバ代表懸けた熱戦!兒玉芽生ら東京五輪代表4人の女子短距離や栁田大輝、佐藤圭汰らルーキーに注目/日本学生個人

2022日本学生個人選手権は4月15日から3日間、神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚をメインに開催される(ハンマー投のみ柳島スポーツ公園競技場)。同大会は今年6月末から中国・成都で行われるワールドユニバーシティゲームズ(以下、WUG)の代表選考会と指定されているため、例年よりも2ヵ月早い4月開催となった。

また、昨年開催されるはずだったWUGが今年に延期されたことにより、今大会は学部卒1年目・大学院修了1年目の卒業生(ただし26歳以下で日本国籍を有する者)もエントリーに名を連ねている。

注目は女子短距離だ。昨年の東京五輪4×100mリレー代表の兒玉芽生(ミズノ、福岡大卒)、青山華依(甲南大)、齋藤愛美(大阪成蹊AC、大阪成蹊大卒)、石川優(青学大)が100mにエントリー。加えて日本選手権2位の壹岐あいこ(立命大)、昨年のU20日本選手権&インターハイ2冠の永石小雪(立命大)、11秒61のベストを持つ三浦愛華(園田学園女大)ら精鋭が集った。

特に兒玉は日本歴代3位の11秒35を誇り、昨年は日本選手権や日本インカレで勝利を飾った。ミズノへ入社してから初の公式戦ということもあり、その走りに視線が集まりそうだ。兒玉、齋藤、壹岐、青山は200mにもエントリーしており、どちらの種目もWUG出場に向けて激しい争いが予想される。

男子100mは昨年の日本インカレ2位の鈴木涼太(スズキ、城西大卒)に、ルーキーの柳田大輝(東洋大)が挑戦する。ともに自己ベストは10秒22で参加者中トップ。会場の平塚は強風が吹き荒れることが多く、逆風の場合はバックストレートでレースを行うこともある。好条件に恵まれれば、シーズンイン直後から自己ベスト更新もあるかもしれない。

今年の7月に開催されるオレゴン世界選手権の参加標準記録を上回る自己記録を持つのが、男子110mハードルの村竹ラシッド(順大、13秒28)と、同400mハードルの黒川和樹(法大、48秒68)。村竹は昨年に急成長し、3月までチームメイトだった日本記録保持者の泉谷駿介(現・住友電工)の背中を追って13秒28まで縮めてきた。黒川は今大会の出場者でただ一人の東京五輪男子代表となり、昨年は日本選手権も制している実力者だ。この大会をステップに、6月の日本選手権、7月のオレゴン世界選手権代表へとつなげたいところだ。

男子1500mと5000mには、この種目の高校記録を持つ佐藤圭汰(駒大)が登場。1年生ながら2種目でランキングトップに立ち、優勝候補に挙がる。特に1500mでは日本歴代5位の3分37分18を持ち、オレゴン世界選手権出場も見据えている。10000mでは27分台を持つ井川龍人(早大)と中谷雄飛(SGホールディングス、早大卒)が記録面で優位に立ち、それを駒大の唐澤拓海が追う構図か。昨年11月に高校歴代2位の28分11秒96をマークした中大ルーキーの吉居駿恭にも注目だ。

女子5000mには10000mで日本歴代2位の30分45秒21を誇る不破聖衣来(拓大)や小林成美(名城大)など学生女子駅伝で活躍したランナーが勢ぞろい。不破は世界選手権出場を見据えており、5月7日の日本選手権10000mに出場するため「状況を見て」(五十嵐利治監督)ということになる。出場すれば大いに大会を盛り上げそうだ。10000mは3月に開催予定だった日本学生女子ハーフの中止を受け、ハーフマラソンのWUG選考も兼ねる。昨年の日本学生女子ハーフを制した小林や同3位の荒井優奈ら名城大勢に、日本インカレ10000m2位の飛田凜香(立命大)や名城大OGの和田有菜(日本郵政グループ)が挑む。

フィールドでは、8mジャンパーの吉田弘道(神崎郡陸協/立命大卒、PB8m14)、伊藤陸(近大高専、PB8m05)がぶつかる男子走幅跳や、日本歴代4位の62m39、同6位の61m75を持つ武本紗栄(佐賀県スポーツ協会/大体大卒)、上田百寧(ゼンリン/福岡大卒)らがエントリーしている女子やり投に好勝負の予感が漂う。

大会の様子は日本学連のYouTubeチャンネルにてライブ配信が行われる。

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