世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第5戦目のゴールデン・ガラ(イタリア・ローマ)のスタートリストが大会主催者から発表された。
日本からは最終種目の女子1500mに田中希実(New Balance)、その1つ前に行われる男子100mにサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)がエントリーした。
田中は今季、マイケル・ジョンソン氏が主催する「グランドスラム・トラック」の契約選手として4月からジャマイカや米国の競技会に出場。DLには今年初出場となる。一方のサニブラウンは第1戦厦門大会に続く出場。厦門ではふくらはぎの痙攣もあり10秒42の10位に止まったが、巻き返しを狙う。
女子1500mには3分53秒22のベストを持つB.ハイロム(エチオピア)をはじめ、DL3勝のH.メシェシャ(エチオピア)、パリ五輪6位のS.エジョール(ケニア)など強豪がそろう。
男子100mはサニブラウンのほか、22年世界選手権金メダルのF.カーリー(米国)、T.ブロメル(米国)、F.オマニャラ(ケニア)と9秒7台の選手がずらり。5月に南米タイ記録を樹立したR.ロンガ(コロンビア)もエントリーしている。
その他の種目では女子5000mに世界記録保持者のG.ツェガエ(エチオピア)とパリ五輪5000m、10000m2冠のB.チェベト(ケニア)が対決。日本のコモデイイダに所属するM.アキドル(ケニア)も出場を予定する。男子走幅跳は王者M.テントグルー(ギリシャ)に地元のM.フルラーニ(イタリア)が挑戦。男子走高跳はH.カー(ニュージーランド)、ウ・サンヒョク(韓国)ら有力選手がそろうものの、23年世界選手権優勝のG.タンベリ(イタリア)は出場を見送っている。
DLローマは6月6日に行われる。DLは世界各地で14大会が実施され、ポイント上位者だけが8月27、28日にチューリヒ(スイス)で開催されるDLファイナルに進むことができる。賞金総額924万ドルで過去最高額が用意されている。
DLローマ男子100mエントリー選手
C.アリ(イタリア) 9秒96 T.ブロメル(米国) 9秒76 E.エセメ(カメルーン)9秒96 F.カーリー(米国) 9秒76 C.リンジー(米国) 9秒89 R.ロンガ(コロンビア)9秒96 F.オマニャラ(ケニア)9秒77 サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)9秒96 F.トルツ(イタリア) 9秒99RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.05.30
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.15
2025全日本大学駅伝出場チーム
-
2025.05.16
-
2025.05.11
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.30
八種競技・千葉遼が5775点で大会新V 魚住優斗が100m10秒45の大会新 常盤木学園が女子両リレー優勝/IH宮城県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 宮城県大会は5月23日から26日までの4日間、キューアンドエースタジアムみやぎで行われた。 男子では […]
2025.05.30
韓国の英雄ウ・サンヒョクが2m29で連覇!大雨順延にも観客帰らず「大きな力になった」/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子走高跳は地元韓国のスーパースター、ウ・サンヒョクが2m29で連覇を達成した。 ソウルから電車で南に約3時間 […]
2025.05.30
ジェプケメイが女子1万m30分48秒44 女子円盤投はパリ銀の馮彬 男子三段跳は東京五輪銀の朱亜明が制す/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)2日目、3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の2日目(28日)、3日目(29日)が行われた。 女子円盤投(29日)では22年世界選手権金メダルの馮彬(中国)が61m9 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析