HOME 国内、駅伝

2025.05.29

男子マラソンのホープ・平林清澄、次なる快走に向けて充電中「プレッシャーのない中で自分のためのトレーニングをしている」
男子マラソンのホープ・平林清澄、次なる快走に向けて充電中「プレッシャーのない中で自分のためのトレーニングをしている」

「ADIZERO BOSTON 13」を手にシューズの感触を語った平林清澄

男子マラソンのホープ・平林清澄(ロジスティード)が5月29日、山梨県の河口湖畔で行われた「ADIZERO BOSTON 13 TOUR」にゲスト参加し、6月4日にニューカラーが発売となる「ADIZERO BOSTON 13」のレビューと合わせ、近況を語った。

昨年2月の大阪マラソンに初マラソン日本最高記録(当時)、日本学生新記録(当時)の2時間6分18秒(当時日本歴代7位)で優勝を飾り、一躍、脚光を浴びた平林。國學院大4年目はキャプテンとしてチームを牽引し、10月の出雲駅伝ではアンカーで区間賞も獲得してチームを5年ぶり2回目の栄冠に導き、11月の全日本大学駅伝でもエース区間の7区を務めて初優勝に貢献した。

広告の下にコンテンツが続きます

しかし、正月の箱根駅伝は2区で区間8位にとどまってチームは3位。2月の別府大分毎日マラソンでは2時間9分13秒で9位に終わる悔しさも味わった。

その後はレースに出場しておらず、「今は(次の目標に向けた)立ち上げの段階」。卒業後も母校を拠点に練習しており、恩師の前田康弘監督やロジスティードの別府健至監督と相談しながらトレーニングメニューを決めているが、「自分でこういうことをやりたい、という案をまず出してからメニューを立てさせてもらっているので、そういう点では、(学生時代より)自分で考えてやることがより多くなったと思う」と話す。

キャプテンとして全力でチームを率いてきた時より少し肩の力を抜き、「プレッシャーのない中で自分のためのトレーニングをしている」状況だ。

当面は、実業団駅伝が主なターゲットになり、4位に入った2021年以来、入賞から遠ざかっているニューイヤー駅伝でチームに貢献すべく準備をしている。また、冬場に出場予定のマラソンに向けては、「MGCシリーズが始まるので、2年後のMGC(の出場資格)がしっかり取れるように」と気負いはない。

広告の下にコンテンツが続きます

2028年ロサンゼルス五輪代表入りを見据え、しばしの充電期間を経た平林が、駅伝やマラソンでどんな走りを見せてくれるか楽しみだ。

男子マラソンのホープ・平林清澄(ロジスティード)が5月29日、山梨県の河口湖畔で行われた「ADIZERO BOSTON 13 TOUR」にゲスト参加し、6月4日にニューカラーが発売となる「ADIZERO BOSTON 13」のレビューと合わせ、近況を語った。 昨年2月の大阪マラソンに初マラソン日本最高記録(当時)、日本学生新記録(当時)の2時間6分18秒(当時日本歴代7位)で優勝を飾り、一躍、脚光を浴びた平林。國學院大4年目はキャプテンとしてチームを牽引し、10月の出雲駅伝ではアンカーで区間賞も獲得してチームを5年ぶり2回目の栄冠に導き、11月の全日本大学駅伝でもエース区間の7区を務めて初優勝に貢献した。 しかし、正月の箱根駅伝は2区で区間8位にとどまってチームは3位。2月の別府大分毎日マラソンでは2時間9分13秒で9位に終わる悔しさも味わった。 その後はレースに出場しておらず、「今は(次の目標に向けた)立ち上げの段階」。卒業後も母校を拠点に練習しており、恩師の前田康弘監督やロジスティードの別府健至監督と相談しながらトレーニングメニューを決めているが、「自分でこういうことをやりたい、という案をまず出してからメニューを立てさせてもらっているので、そういう点では、(学生時代より)自分で考えてやることがより多くなったと思う」と話す。 キャプテンとして全力でチームを率いてきた時より少し肩の力を抜き、「プレッシャーのない中で自分のためのトレーニングをしている」状況だ。 当面は、実業団駅伝が主なターゲットになり、4位に入った2021年以来、入賞から遠ざかっているニューイヤー駅伝でチームに貢献すべく準備をしている。また、冬場に出場予定のマラソンに向けては、「MGCシリーズが始まるので、2年後のMGC(の出場資格)がしっかり取れるように」と気負いはない。 2028年ロサンゼルス五輪代表入りを見据え、しばしの充電期間を経た平林が、駅伝やマラソンでどんな走りを見せてくれるか楽しみだ。

新モデル「ADIZERO BOSTON 13」は ポイント練習で愛用

一方、今年4月のボストンマラソンに先駆けて発売されたアディダスのランニングシューズ新モデル「ADIZERO BOSTON 13」について、「僕は(ADIZERO BOSTON)10から愛用しているのですが、13になったところが一気に進化している感じがする。12に比べてミッドソール、アウトソールの幅が厚くなって、中は変わっていないのですが、安定感が増している」と感想を述べた。 前モデル「ADIZERO BOSTON 12」で採用されたフルレングスのグラスファイバー製5本指ロッド「ENERGYRODS 2.0」を引き続き搭載。また、アディダス独自の低密度高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO」を前モデルと比較して13.8%増量していることが大きなアップデート部分で、平林は「踏んでいる感じが柔らかさもありつつ、地面をとらえている感じもある」とお気に入り。 「ADIZERO BOSTON」シリーズは、距離走やペース走といったポイント練習、20㎞以上のロング走で使っているという平林だが、「スピード的にキロ2分45秒ペースや、400m60秒とかもいける」ときっぱり。 一気にバージョンアップした「ADIZERO BOSTON 13」が、平林の走りのバージョンアップにも貢献しそうだ。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.22

東洋大・緒方澪那斗が10000m全体トップ 西村真周も続く/あおもりDC記録会

有力大学の選手が多数エントリーしたあおもりディスタンスチャレンジ記録会が6月22日に行われた。 男子10000m3組目は緒方澪那斗(東洋大4)が28分27秒50の自己新でトップだった。これまでの自己記録は高3の時に出した […]

NEWS ダイソー・岩本真弥監督の『還暦を祝う会』世羅高時代の教え子ら約140人が集って盛大に開催

2025.06.22

ダイソー・岩本真弥監督の『還暦を祝う会』世羅高時代の教え子ら約140人が集って盛大に開催

広島・世羅高を全国高校駅伝で男女を合わせて6度の日本一に導き、現在は実業団のダイソー女子駅伝部を率いている岩本真弥監督の『還暦を祝う会』が6月22日、広島市内のホテルで行われた。 世羅高時代の教え子やダイソーの選手、スタ […]

NEWS ディーン元気 今季初大台の80m20!シーズンベストで日本選手権に弾み/WAコンチネンタルツアー

2025.06.22

ディーン元気 今季初大台の80m20!シーズンベストで日本選手権に弾み/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズのクオルタネゲームズ(フィンランド)が行われ、男子やり投にディーン元気(ミズノ)が出場した。 気温の低いコンディションのなか、ディーンは3回目にシーズンベストとなる77m83 […]

NEWS 男子100m渡邊隆喜が10秒39!県大会の雪辱果たすV 女子100mは松本真奈が前田さくら抑える/IH中国

2025.06.22

男子100m渡邊隆喜が10秒39!県大会の雪辱果たすV 女子100mは松本真奈が前田さくら抑える/IH中国

広島インターハイ出場を懸けた中国地区大会の2日目が行われ、男子100mでは渡邊隆喜(広島国際学院3)が大会記録および自己記録を更新する10秒39(+1.3)で優勝を飾った。 レースは広島県大会優勝者の荒谷匠人(近大東広島 […]

NEWS 清水空跳 悪条件ものともせず100m10秒39!阪真琴は女子400mHも制して3冠/IH北信越

2025.06.22

清水空跳 悪条件ものともせず100m10秒39!阪真琴は女子400mHも制して3冠/IH北信越

◇インターハイ北信越地区大会(6月19~22日/福井・福井県営陸上競技場)3日目 広島インターハイを懸けた北信越大会の3日目が行われ、男子100mでは、昨年のインターハイ2位で今年5月に10秒20をマークしている清水空跳 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top