日本学生陸上競技連合は5月23日、天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(日本インカレ/6月5日~8日)の競技日程や番組編成などを発表した。
日本インカレは例年9月に開催されていたが、今年は9月に東京世界選手権、7月に学生の国際総合競技大会「ユニバーシティゲームズ」(ユニバ)が行われることから、約3ヵ月の前倒しでの開催となる。
男子100mにはパリ五輪代表で5月のセイコーゴールデングランプリを制した栁田大輝(東洋大)が登録。大会1週間前のアジア選手権(韓国・クミ)の代表にも選ばれている栁田は連戦となるが、出場となれば優勝候補の筆頭となる。
同種目には有力選手が集まり、5月の世界リレーで活躍した西岡尚輝(筑波大)、井上直紀(早大)、愛宕頼(東海大)や関東インカレで追い風参考記録ながら9秒台をマークした守祐陽(大東大)、学生個人選手権Vの大石凌功(東洋大)や大学院生の山本匠真(広島大)、灰玉平侑吾(順大)、木梨嘉紀(筑波大)などが登録した。
男子110mハードルは東京世界選手権の参加標準記録を突破している阿部竜希(順大)が出場。同400mハードルにはパリ五輪代表の小川大輝(東洋大)や、昨年の日本インカレで世界選手権標準記録(48秒50)に迫った渡邊脩(日体大)、下田隼人(東洋大)など世界を見据える選手たちがそろう。3000m障害には永原颯磨(順大)が登録した。
跳躍では三段跳に昨年の日本選手権優勝者の安立雄斗(福岡大)を筆頭に、走高跳の原口颯太(順大)、山中駿(京大)、棒高跳の原口篤志(東大阪大)らユニバ代表も登録。やり投は清川裕哉(東海大)、鈴木凜(九州共立大)の81mスロワーによる投げ合いが見られそうだ。
女子は10000m競歩にパリ五輪代表の柳井綾音(立命大)がエントリー。柳井もアジア選手権20km競歩の代表に選出されており、出場するかはコンディション次第となりそうだが、自身初の日本インカレのタイトル獲得なるか。
アジア選手権代表では100m、200mの山形愛羽(福岡大)、400mハードルの瀧野未来(立命大)、ハンマー投の村上来花(九州共立大)も名を連ねる。短距離で春シーズン大活躍のフロレス・アリエ(日体大)は100m、200m、400mの3種目に登録。100mハードルは島野真生(日体大)、本田怜(順大)の新旧学生記録保持者が対決する。
また、1959年以来66年ぶりに岡山県開催となるが、地元に縁のある有力選手も多く登録しており、男子800m、1500mでは前田陽向(環太平洋大)、女子砲丸投では奥山琴未(岡山商大)がエントリー記録でトップに立つ。男子長距離でも倉敷高出身の桑田駿介(駒大)が5000m、玉野光南高出身の黒田朝日(青学大)が地元での快走を誓う。
大会は6月5日~8日の4日間、岡山市のJFE晴れの国スタジアムで行われる。
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