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2025.05.24

平松希叶が2年連続ハードル2冠 楠田ゆうなは400mH11年ぶり大会新&100mH大会タイ 神村学園勢が女子中長距離で強さ/IH鹿児島県大会
平松希叶が2年連続ハードル2冠 楠田ゆうなは400mH11年ぶり大会新&100mH大会タイ 神村学園勢が女子中長距離で強さ/IH鹿児島県大会

2年連続でハードル2冠を飾った平松希叶(写真は24年南九州地区大会)

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。

鹿児島県大会は5月20日から23日までの4日間、白波スタジアム(県立鴨池陸上競技場)で行われた。

平松希叶(鹿児島3)が110mハードル(15秒04/-1.6)、400mハードル(53秒10)の2冠を2年連続で達成。平松が4走を務めた鹿児島の4×400mリレーは3分16秒13で制した。男子走高跳では昨年のU18大会優勝の畝地雄大(鹿児島南3)が2m05で優勝を飾っている。

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男子100mでは安田夢雄生(明桜館2)が10秒61(-1.4)と向かい風ながら好記録で制すると、安田が4走を務めた4×100mリレーは41秒33で優勝した。男子200mは山田蒼士(加治木3)が21秒75(-2.2)で、安田との対決を0.15秒差で制した。

男子投てき種目では鹿児島南が存在感を見せた。円盤投では昨年のインターハイ8位入賞、U18準優勝の濵田琉輝(鹿児島南3)が48m83の大会新記録で優勝。川淵太陽(3年)が38m42、今別府昇(3年)が37m31で続き、3位までを鹿児島南が独占した。今別府は砲丸投を13m65、やり投では山田一颯(3年)が54m00で優勝している。

男子長距離では鹿児島城西勢が強さを示した。1500mで前田陽向(3年)が3分55秒18でトップに立つと、中島陸斗(2年)も3分55秒33で続く。5000mでも前田が14分40秒64、中島が14分40秒87でワン・ツーフィニッシュを飾っている。

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女子短距離では鹿児島女勢が躍動した。楠田ゆうな(2年)が400mハードルで11年ぶりの大会記録となる59秒70をマークすると、100mハードルでも14秒19(-0.6)の大会タイ記録で2冠。女子100m(-1.5)では中山綾音(2年)が12秒54、吉屋優希乃(3年)が12秒63でワン・ツーフィニッシュを果たした。

吉屋を1走、楠田を3走、中山を4走に据えた4×100mリレーを48秒30で制すと、吉屋が2走、楠田がアンカーを務めた4×400mリレーも3分52秒77で優勝を果たした。楠田は4冠となっている。

女子3000mでは、神村学園で昨年の全国高校駅伝5位に入っているムトニ・マーガレット(2年)が9分01秒67で、1500m(4分19秒66)と合わせて2冠。チームメイトの瀬戸口凜(3年)が9分14秒40で2位、武田星莉(1年)が9分52秒12で3位と続き、神村学園がワン・ツー・スリーを占めた。瀬戸口は1500mも4分29秒43で2位に入っている。

学校対抗は、男子総合では鹿児島南が141点、女子総合は鹿児島が178点といずれも各種目で入賞を重ねて頂点に立った。

南九州大会は6月13日から4日間、熊本県のえがお健康スタジアムで行われる。

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 鹿児島県大会は5月20日から23日までの4日間、白波スタジアム(県立鴨池陸上競技場)で行われた。 平松希叶(鹿児島3)が110mハードル(15秒04/-1.6)、400mハードル(53秒10)の2冠を2年連続で達成。平松が4走を務めた鹿児島の4×400mリレーは3分16秒13で制した。男子走高跳では昨年のU18大会優勝の畝地雄大(鹿児島南3)が2m05で優勝を飾っている。 男子100mでは安田夢雄生(明桜館2)が10秒61(-1.4)と向かい風ながら好記録で制すると、安田が4走を務めた4×100mリレーは41秒33で優勝した。男子200mは山田蒼士(加治木3)が21秒75(-2.2)で、安田との対決を0.15秒差で制した。 男子投てき種目では鹿児島南が存在感を見せた。円盤投では昨年のインターハイ8位入賞、U18準優勝の濵田琉輝(鹿児島南3)が48m83の大会新記録で優勝。川淵太陽(3年)が38m42、今別府昇(3年)が37m31で続き、3位までを鹿児島南が独占した。今別府は砲丸投を13m65、やり投では山田一颯(3年)が54m00で優勝している。 男子長距離では鹿児島城西勢が強さを示した。1500mで前田陽向(3年)が3分55秒18でトップに立つと、中島陸斗(2年)も3分55秒33で続く。5000mでも前田が14分40秒64、中島が14分40秒87でワン・ツーフィニッシュを飾っている。 女子短距離では鹿児島女勢が躍動した。楠田ゆうな(2年)が400mハードルで11年ぶりの大会記録となる59秒70をマークすると、100mハードルでも14秒19(-0.6)の大会タイ記録で2冠。女子100m(-1.5)では中山綾音(2年)が12秒54、吉屋優希乃(3年)が12秒63でワン・ツーフィニッシュを果たした。 吉屋を1走、楠田を3走、中山を4走に据えた4×100mリレーを48秒30で制すと、吉屋が2走、楠田がアンカーを務めた4×400mリレーも3分52秒77で優勝を果たした。楠田は4冠となっている。 女子3000mでは、神村学園で昨年の全国高校駅伝5位に入っているムトニ・マーガレット(2年)が9分01秒67で、1500m(4分19秒66)と合わせて2冠。チームメイトの瀬戸口凜(3年)が9分14秒40で2位、武田星莉(1年)が9分52秒12で3位と続き、神村学園がワン・ツー・スリーを占めた。瀬戸口は1500mも4分29秒43で2位に入っている。 学校対抗は、男子総合では鹿児島南が141点、女子総合は鹿児島が178点といずれも各種目で入賞を重ねて頂点に立った。 南九州大会は6月13日から4日間、熊本県のえがお健康スタジアムで行われる。

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