HOME 国内、世界陸上

2024.07.22

東京世界陸上のメダル制作開始!「記憶に残り、見るたびに思い出すデザイン」目指して都内の中学・高校生にインタビュー
東京世界陸上のメダル制作開始!「記憶に残り、見るたびに思い出すデザイン」目指して都内の中学・高校生にインタビュー

東京世界陸上のメダルデザインを担当する中川亮ディレクター

東京2025世界陸上財団は7月22日、大会で選手に授与されるメダルのデザインに向け、ジュニアアスリートへのインタビューを東京・城西高で実施した。

国際大会出場選手が卒業している都内の学校から選定され、パリ五輪代表である男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(現・東レ)、中島佑気ジョセフ(現・富士通)の出身校である同高と、男子400mハードルのパリ五輪代表・豊田兼(現・慶大)の出身校である桐朋中学・高校が選ばれた。

広告の下にコンテンツが続きます

大会ロゴのデザインを考案した中川亮ブランドディレクターが、メダルのデザインも担当。参加した城西高陸上競技部の選手たちに、世界陸連主催の世界大会や日本選手権、さらにはオリンピックや他競技の例を挙げ、それぞれにデザインのコンセプトや思いがあることを紹介。日本選手権のメダルは表に“陸の王”であるライオン、裏に富士山と雲海を表したデザインだが、そこには強さとともに威厳と風格、さらに王者には優しい心根も求められ、さらなる高みを目指して精進してほしいとの願いが込められている。

中川ディレクターも、「メダルは色に関係なく、手にしてうれしいもので、家族やコーチ、関係者の方々、チームとして一緒に頑張った仲間たちに感謝を伝えるものなのかなと思っています」と自身のメダルに対する思いを高校生たちに伝えた。

そのうえで、「大会に期待すること」「メダルにどんな思いを込めたいか」「どんなメダルをもらえたらうれしいか」を記述式でインタビュー。選手たちは大会へのメッセージとともに、それぞれの思いを文字に込めた。

山崎天心選手は「メダルにそれぞれに思いが入っていることを知って、すごいと感じました」。地元での世界陸上開催に「まだ実感はないですが」と言いつつ、「東京に世界中のトップアスリートが来てくれることが楽しみです」。そして、「プレッシャーを受けずに、リラックスして頑張ってほしい」という思いを込めて、メッセージを残したという。

ロス瑚花アディア選手は「メダルのデザインに選手のこうあるべき姿や、サポートしている人たちへのメッセージまで含まれていることが深いと感じました」と話し、「日本選手権でジョセフ先輩やサニブラウン先輩が金メダルをかけていらっしゃる姿を見て、私もこうなりたいという気持ちが強まりました」と続けた。また、舞台となる国立競技場が「自転車で行ける距離」ということもあって、「あこがれのシャカリ・リチャードソン選手など、世界の選手を近くで感じられるのはすごく楽しみです」と笑顔で語った。

メダルデザインへの思いやメッセージについては、「“打倒”と書きました。人に勝つ前に、まずは自分の記録を更新することを意識していますが、トップ選手たちが自分の記録、世界記録をどんどん出してほしいし、それを見たいです」。

2人とも、7月28日から始まる福岡インターハイには100m、200m、4×100mリレーの3種目で出場権を獲得。山崎選手が「いい感じに調整ができているので、入賞を目標に頑張ります」と言えば、ロス選手は「将来につながるインターハイにしたいです」と話した。

中川ディレクターは、今回の企画の趣旨について、「これからを背負っていく中学生や高校生の意見を、デザインに何らかの形で反映できればと考えました」とし、「メダルは実際に勝負に勝たないと手にできないものですが、メダルはこうやって作っている人たちがいるということを知ってもらえて良かったです」と笑顔で振り返った。そして、「東京に来て、東京の大会でメダルを取ったという記憶として残り、見るたびにその時のことを思い出すようなメダルにしたい。ケースなども含めて、日本らしく、ストーリーや関係性を表現できればいいなと思います」と、デザインへの意欲を示した。

東京2025世界陸上財団は7月22日、大会で選手に授与されるメダルのデザインに向け、ジュニアアスリートへのインタビューを東京・城西高で実施した。 国際大会出場選手が卒業している都内の学校から選定され、パリ五輪代表である男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(現・東レ)、中島佑気ジョセフ(現・富士通)の出身校である同高と、男子400mハードルのパリ五輪代表・豊田兼(現・慶大)の出身校である桐朋中学・高校が選ばれた。 大会ロゴのデザインを考案した中川亮ブランドディレクターが、メダルのデザインも担当。参加した城西高陸上競技部の選手たちに、世界陸連主催の世界大会や日本選手権、さらにはオリンピックや他競技の例を挙げ、それぞれにデザインのコンセプトや思いがあることを紹介。日本選手権のメダルは表に“陸の王”であるライオン、裏に富士山と雲海を表したデザインだが、そこには強さとともに威厳と風格、さらに王者には優しい心根も求められ、さらなる高みを目指して精進してほしいとの願いが込められている。 中川ディレクターも、「メダルは色に関係なく、手にしてうれしいもので、家族やコーチ、関係者の方々、チームとして一緒に頑張った仲間たちに感謝を伝えるものなのかなと思っています」と自身のメダルに対する思いを高校生たちに伝えた。 そのうえで、「大会に期待すること」「メダルにどんな思いを込めたいか」「どんなメダルをもらえたらうれしいか」を記述式でインタビュー。選手たちは大会へのメッセージとともに、それぞれの思いを文字に込めた。 山崎天心選手は「メダルにそれぞれに思いが入っていることを知って、すごいと感じました」。地元での世界陸上開催に「まだ実感はないですが」と言いつつ、「東京に世界中のトップアスリートが来てくれることが楽しみです」。そして、「プレッシャーを受けずに、リラックスして頑張ってほしい」という思いを込めて、メッセージを残したという。 ロス瑚花アディア選手は「メダルのデザインに選手のこうあるべき姿や、サポートしている人たちへのメッセージまで含まれていることが深いと感じました」と話し、「日本選手権でジョセフ先輩やサニブラウン先輩が金メダルをかけていらっしゃる姿を見て、私もこうなりたいという気持ちが強まりました」と続けた。また、舞台となる国立競技場が「自転車で行ける距離」ということもあって、「あこがれのシャカリ・リチャードソン選手など、世界の選手を近くで感じられるのはすごく楽しみです」と笑顔で語った。 メダルデザインへの思いやメッセージについては、「“打倒”と書きました。人に勝つ前に、まずは自分の記録を更新することを意識していますが、トップ選手たちが自分の記録、世界記録をどんどん出してほしいし、それを見たいです」。 2人とも、7月28日から始まる福岡インターハイには100m、200m、4×100mリレーの3種目で出場権を獲得。山崎選手が「いい感じに調整ができているので、入賞を目標に頑張ります」と言えば、ロス選手は「将来につながるインターハイにしたいです」と話した。 中川ディレクターは、今回の企画の趣旨について、「これからを背負っていく中学生や高校生の意見を、デザインに何らかの形で反映できればと考えました」とし、「メダルは実際に勝負に勝たないと手にできないものですが、メダルはこうやって作っている人たちがいるということを知ってもらえて良かったです」と笑顔で振り返った。そして、「東京に来て、東京の大会でメダルを取ったという記憶として残り、見るたびにその時のことを思い出すようなメダルにしたい。ケースなども含めて、日本らしく、ストーリーや関係性を表現できればいいなと思います」と、デザインへの意欲を示した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.11

廣中璃梨佳が日本郵政Gを「卒業」昨年の東京世界陸上10000m入賞「新たな環境でチャレンジ」

日本郵政グループと、同チームに所属する女子長距離の廣中璃梨佳が共同投稿するかたちでSNSを更新し、廣中が3月末で退部すると発表した。 廣中は長崎商高時代から駅伝やトラックで世代トップ選手として活躍。高校を卒業して2019 […]

NEWS 埼玉医大グループに小澤心羽が加入 「応援よろしくお願いいたします」

2026.03.11

埼玉医大グループに小澤心羽が加入 「応援よろしくお願いいたします」

埼玉医大クループの女子駅伝部は3月11日、同日付で小澤心羽が加入したことを発表した。 小澤は2004年生まれの21歳。静岡・日大三島高時代の22年に全国高校駅伝に出場した。23年春からルートインホテルズで競技を続け、24 […]

NEWS 日本インカレの大会要項が発表 標準記録は前回と同じ フィールド種目にも最大出場人数を設定

2026.03.09

日本インカレの大会要項が発表 標準記録は前回と同じ フィールド種目にも最大出場人数を設定

日本学生陸上競技連合は3月9日、第95回日本インカレ(9月5日~7日/神奈川・日産スタジアム)の大会要項を発表した。 前回大会からは参加資格にいくつか変更が加えられ、フィールド種目にもトラック種目と同様に最大出場人数が設 […]

NEWS カールストレームがハーフ競歩で1時間24分58秒 女子はインガがガルシア・レオンに先着/WA競歩ツアー

2026.03.09

カールストレームがハーフ競歩で1時間24分58秒 女子はインガがガルシア・レオンに先着/WA競歩ツアー

世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのドゥンディスカ50が、3月7日にスロバキアで開催され、男子ハーフマラソン競歩ではブダペスト世界選手権20km競歩銀メダルのP.カールストレーム(スウェーデン)が1時間24分58秒で優 […]

NEWS シマンスキが60mH7秒37の今季世界最高タイ 女子砲丸投スキルダー20m69の自己タイV/WA室内ツアー

2026.03.09

シマンスキが60mH7秒37の今季世界最高タイ 女子砲丸投スキルダー20m69の自己タイV/WA室内ツアー

3月6日、世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのISTAF室内がドイツ・ベルリンで開催され、男子60mハードルではJ.シマンスキ(ポーランド)が今季世界最高タイの7秒37で優勝した。シマンスキは。24年世界室内選手権のこ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top