2024.03.16
3月15日、米国フロリダ州コーラルゲーブルズでマイアミ大学主催の「ハリケーン招待」が行われ、男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)が2回目に8m28(+1.4)をジャンプ。自己4番目の好記録で、今夏のパリ五輪標準記録(8m27)も突破した。
22年からサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)と同じタンブルウィードTCで練習を積む橋岡。昨年は故障が響いて日本選手権では3連覇を逃し、8月のブダペスト世界選手権では予選落ちを喫し、不本意なシーズンを送った。それでも、9月にはダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルで3位になるなど復調の兆しは見せていた。
今季も1月上旬から渡米し、温暖なフロリダでスプリント強化の練習などに取り組んだ。この日の試合では1回目こそファウルとなったが、24年シーズン最初の有効試技が昨季のシーズンベスト(8m15)を上回るジャンプに。その後も3回目に7m92(+2.4)、4回目に8m00(+2.6)と上々のシーズン初戦となった。
今年1月の出国時には、「1日、1日の練習を大切にしていきたい」と話し、パリ五輪でメダルをつかむためにも初戦で標準記録を突破することを思い描いていた橋岡。五輪イヤーのスタートをこの上ないかたちで迎え、8m36の自己記録や日本記録(8m40m)はもちろん、目標に掲げる「8m50」に挑戦していく。
男子走幅跳日本歴代10傑&パフォーマンス
(破線までがパフォーマンス10傑) 8.40 1.5 城山正太郎(ゼンリン) 2019. 8.17 8.36 0.6 橋岡優輝(富士通) 2021. 6.27 8.32 1.6 橋岡優輝 2 2019. 8.17 8.29 -0.6 橋岡優輝 3 2020. 9.11 8.28 1.4 橋岡優輝 4 2024. 3.15 8.27 1.4 橋岡優輝 5 2022. 6.12 8.26 1.0 吉田弘道(神崎郡陸協) 2023. 5.21 8.25 1.6 森長正樹(日大3) 1992. 5. 5 8.23 0.6 津波響樹(東洋大4) 2019. 8.17 8.23 1.3 橋岡優輝 6 2021. 6. 6 --------------------- 8.20 1.8 寺野伸一(サンクラブ) 2004. 6. 6 8.18 1.3 菅井洋平(ミズノ) 2015. 4.18 8.17 0.9 山川夏輝(佐賀県スポ協)2022. 6.19 8.15 2.0 田川茂(ミズノ) 1999. 6.12 8.13 0.7 朝原宣治(同大3) 1993.12. 3RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
2025.12.08
3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]
2025.12.08
全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定
12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]
2025.12.08
3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表
米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]
2025.12.08
400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表
米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025