HOME 特集

2024.03.15

パリ五輪見据えたレース!全日本競歩能美大会に川野将虎、園田世玲奈ら出場
パリ五輪見据えたレース!全日本競歩能美大会に川野将虎、園田世玲奈ら出場

川野将虎と園田世玲奈

パリ五輪代表選考会となる第48回全日本競歩能美大会が3月17日に行われる。

男子の20km競歩は日本選手権で優勝して内定した池田向希(旭化成)を含む上位3人が順当に行けば個人での代表内定となりそうだが、男女混合競歩リレーの代表も見据えた重要な一戦となる。また、女子は藤井菜々子(エディオン)が日本選手権で内定。2位の岡田久美子(富士通)は参加標準記録を突破したが、どこまで食い下がれるか。

男子の日本選手権上位3選手は出場しないが、同4位で35km競歩で世界選手権2大会連続メダル獲得の川野将虎(旭化成)に注目だ。21年東京五輪50km競歩6位。距離が35㎞競歩になってからは世界選手権(22年オレゴン銀、23年ブダペスト銅)と2大会連続でメダルを手にしている。

広告の下にコンテンツが続きます

20kmでも1時間17分台を2度マークするなど、持ち味のスタミナと粘りだけではなくスピードもある。日本選手権では4位となったが、このタイトルは譲れないところ。

東京五輪50km代表で世界選手権に2度出場している丸尾知司(愛知製鋼)や、アジア選手権金メダリストの村山裕太郎(富士通)も有力だ。

女子20km競歩は藤井、岡田は出場せず。そんななか、35km競歩でブダペスト世界選手権入賞の園田世玲奈(NTN)が有力だ。また、ブダペスト世界選手権35km代表の渕瀬真寿美(建装工業)も出場する。派遣設定記録(1時間28分30秒)をクリアして優勝すれば選考で優位に立つ。

第18回日本学生20km競歩も併催。男子は昨年の日本インカレ2位の吉川絢斗(東学大)や萬壽春輝(順大)、女子はアジア選手権代表の内藤未唯(神奈川大)、日本インカレ4位の石田さつき(武庫川女大)らが派遣を争う。

全日本競歩能美大会は能美市営コース(往復1.0km)で行われ、男子は8時50分、女子は10時35分にスタート。大会の様子はライブ配信される

パリ五輪代表選考会となる第48回全日本競歩能美大会が3月17日に行われる。 男子の20km競歩は日本選手権で優勝して内定した池田向希(旭化成)を含む上位3人が順当に行けば個人での代表内定となりそうだが、男女混合競歩リレーの代表も見据えた重要な一戦となる。また、女子は藤井菜々子(エディオン)が日本選手権で内定。2位の岡田久美子(富士通)は参加標準記録を突破したが、どこまで食い下がれるか。 男子の日本選手権上位3選手は出場しないが、同4位で35km競歩で世界選手権2大会連続メダル獲得の川野将虎(旭化成)に注目だ。21年東京五輪50km競歩6位。距離が35㎞競歩になってからは世界選手権(22年オレゴン銀、23年ブダペスト銅)と2大会連続でメダルを手にしている。 20kmでも1時間17分台を2度マークするなど、持ち味のスタミナと粘りだけではなくスピードもある。日本選手権では4位となったが、このタイトルは譲れないところ。 東京五輪50km代表で世界選手権に2度出場している丸尾知司(愛知製鋼)や、アジア選手権金メダリストの村山裕太郎(富士通)も有力だ。 女子20km競歩は藤井、岡田は出場せず。そんななか、35km競歩でブダペスト世界選手権入賞の園田世玲奈(NTN)が有力だ。また、ブダペスト世界選手権35km代表の渕瀬真寿美(建装工業)も出場する。派遣設定記録(1時間28分30秒)をクリアして優勝すれば選考で優位に立つ。 第18回日本学生20km競歩も併催。男子は昨年の日本インカレ2位の吉川絢斗(東学大)や萬壽春輝(順大)、女子はアジア選手権代表の内藤未唯(神奈川大)、日本インカレ4位の石田さつき(武庫川女大)らが派遣を争う。 全日本競歩能美大会は能美市営コース(往復1.0km)で行われ、男子は8時50分、女子は10時35分にスタート。大会の様子はライブ配信される

【ライブ配信】パリ五輪選考会!全日本能美競歩をチェック

https://youtu.be/vpkgMG-hDPE

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.07

パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]

NEWS 女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

2025.12.07

女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]

NEWS 大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

2025.12.07

大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

男子マラソンの大迫傑(リーニン)が、12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒(速報値)で4位となり、鈴木健吾(富士通)が21年に出した2時間4分56秒の日本記録を1秒上回った。 1991年5月23日生まれの大迫は […]

NEWS 34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

2025.12.07

34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子では34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒(速報値)で4位だった。 これまでの日本記録は2021年に出した鈴木健吾(当時富士通)の2時間4分56秒で、これ […]

NEWS 順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

2025.12.07

順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

第87回奥多摩渓谷駅伝は12月7日、東京・青梅市、奥多摩町内の特設コースで行われ、大学生の部は順大が2時間14分29秒で優勝した。 順大は山下健秀(4年)、半澤康(4年)、堀口颯亮(4年)、辰巳舜(4年)、金原祥汰(4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top