HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.02.18

【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~立教大~関口絢太「チームメイトに感謝しかない」原田颯大「リベンジします」
【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~立教大~関口絢太「チームメイトに感謝しかない」原田颯大「リベンジします」

2024年箱根駅伝9区の安藤圭佑(左)から10区の関口絢太へのタスキ中継

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!

【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み

●立大
総合14位(往路17位、復路14位)  11時間03分04秒
監督:原田昭夫

1区 林虎大朗(3年) 区間18位
(1)自分の走りは他の選手に比べて力自体が劣っていると感じました。ハイペースについていけなかった己の未熟さが情けないです。チームのおかげでシード権争いに絡むことができ、もっと自分が前で渡していればシード権も取れたと思っています。1区は六郷橋が1番きつかったです。上ってからの下りは勢いよく行けて、ラストも切り替えられました。スパートするタイミングを決めていたので、そこまでは諦めずに走り切れました。
(2)自分か馬場で1区か3区を迷っていたこと。学生で区間を決めていたので、調子が良いほうを使おうというかたちになっていました。
(3)六郷橋で前と少し差が開いて「そこつけ」と言われたことが印象に残っています。実際、その言葉で「つかないといけない」という考えになり、良かったなと思ったからです。
(4)来年度はシード権を取って卒業したいです。

2区 國安広人(2年) 区間20位
(1)チームに貢献できずに悔しい走りでした。チームとしてはシード権を獲得できなかったのは悔しいですが、昨年よりも順位を上げることができたのは良かったです。
権太坂とラスト3kmの戸塚の壁がポイント。
(2)マネージャーから貰ったミサンガをつけて走りました。
(3)「落ち着いて自分のペースで行こう」
(4)全日本大学駅伝出場と箱根駅伝シード権獲得を目指して頑張ります。

3区 馬場賢人(2年) 区間8位
(1)区間8位はびっくりしました。シード権は取れませんでしたが、シード権争いができたことがとても楽しかったです。前半が下りなので、攻めの姿勢で良いリズムで入っていけました。
(2)なし
(3)「今、区間ひとケタだぞ!」
(4)シード権を取れるように頑張ります。

広告の下にコンテンツが続きます

4区 中山凜斗(4年) 区間10位
(1)個人も、チームも、もっと上を目指したかったというのが本音です。最後にキツめの登坂があるので、そこまで力を溜めておく予定だったのですが、突っ込んで追いつくしかなかったので、後半寒さもあって止まってしまいました。
(2)当日変更で周りから応援メッセージが来ないので、インスタで「走ります」とストーリーを出すか葛藤した
(3)「区間5番だ」
(4)シード権を残してあげられず申し訳ない。来年は頑張ってください。

5区 山本羅生(3年) 区間14位
(1)個人としても、チームとしても、あとひとつという結果で悔しかったです。ただ、学生主体で向かっていくことで得た経験が多かったので、来年に生かしたいと思います。宮ノ下からユネッサンまでの走りがポイントです。
(2)5区の出走が決まったのが2週間前だったため、下見をほぼしていません。
(3)「ラスト頼むぞ」
(4)来年はシード取ります

6区 原田颯大(1年) 区間11位
(1)チームとして、昨年よりも順位は上げることはできたものの、個人個人で見ると普段の走りができていない選手もいたと思うので、課題が見えた大会となりました。最初の上りは走力でカバーする。
(2)前日緊張してなかなか寝れなかったこと。
(3)「ここからラスト3kmがんばるぞ」気持ちを切り替えて走れたから
(4)来年6区を走ってリベンジする

7区 吉屋佑晟(2年) 区間19位
(1)個人結果については、満足いくものではありませんでした。事前合宿では好調でしたが、ピークアウトしてしまいました。そこを含めて実力不足でした。チームとしては、シード権獲得こそ達成できませんでしたが、良かったと思います。後半のアップダウンがきつかった。攻略法としては、前半に余裕を持って入ることだと思います。
(2)本番の1週間ほど前から調子が落ちている感覚でした。
(3)最初の入りを速く入り過ぎるなと言われました。理由としては、自分が思ったより10秒ほど速く入ってしまっていたからです。
(4)来年は絶対に区間ひとケタ順位で走り、シード権も取ります。

8区 稲塚大祐(3年) 区間11位
(1)前を追いかける展開の中で、自分の役割は最低限果たせたと感じています。チームとしては、昨年よりは成長したという実感とともに、チーム全体でまだまだ力不足だと感じました。15km以降が想定していたよりもきつかったです。そのため、予定のペースで刻むことはできませんでしたが、最低限のペースは守ることで乗り切りました。
(2)アップ後の監督との確認電話の際、緊張し過ぎて内容がほとんど入ってきませんでした。
(3)「自信を持って前を追っていこう」
(4)この舞台に来年帰ってきて、前回・今回と達成できなかったシード権獲得の目標を達成します。

9区 安藤圭佑(3年) 区間18位
(1)力不足で、チームの足を引っ張るかたちとなってしまったのがすごく悔しいです。権太坂の上りをいかに楽に上り、下りでペースを作れるか。
(2)友達が中継所に応援に来てくれました。
(3)「みんながつないできた襷を持っているんだから、手を抜くようなマネはするなよ」
(4)箱根駅伝でシード権を取ります。

10区 関口絢太(4年) 区間3位
(1)まずは個人として出場することができて良かったです。10区という役割を与えてもらったチームメイトには感謝しかありません。残り5kmがきつかったです。
(2)ラスト200mの総監督からの声がけは何て言ってるのか聞き取れませんでした。
(3)「絞れ絞れ絞れ」
(4)自分のため、チームのために、より熱心に競技に打ち込んでほしいです。

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます! 【アンケート項目】 (1)大会を終えての感想、コースの攻略法など (2)今だから話せる裏話 (3)監督車からの声掛けで心の残ったもの (4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み ●立大 総合14位(往路17位、復路14位)  11時間03分04秒 監督:原田昭夫 1区 林虎大朗(3年) 区間18位 (1)自分の走りは他の選手に比べて力自体が劣っていると感じました。ハイペースについていけなかった己の未熟さが情けないです。チームのおかげでシード権争いに絡むことができ、もっと自分が前で渡していればシード権も取れたと思っています。1区は六郷橋が1番きつかったです。上ってからの下りは勢いよく行けて、ラストも切り替えられました。スパートするタイミングを決めていたので、そこまでは諦めずに走り切れました。 (2)自分か馬場で1区か3区を迷っていたこと。学生で区間を決めていたので、調子が良いほうを使おうというかたちになっていました。 (3)六郷橋で前と少し差が開いて「そこつけ」と言われたことが印象に残っています。実際、その言葉で「つかないといけない」という考えになり、良かったなと思ったからです。 (4)来年度はシード権を取って卒業したいです。 2区 國安広人(2年) 区間20位 (1)チームに貢献できずに悔しい走りでした。チームとしてはシード権を獲得できなかったのは悔しいですが、昨年よりも順位を上げることができたのは良かったです。 権太坂とラスト3kmの戸塚の壁がポイント。 (2)マネージャーから貰ったミサンガをつけて走りました。 (3)「落ち着いて自分のペースで行こう」 (4)全日本大学駅伝出場と箱根駅伝シード権獲得を目指して頑張ります。 3区 馬場賢人(2年) 区間8位 (1)区間8位はびっくりしました。シード権は取れませんでしたが、シード権争いができたことがとても楽しかったです。前半が下りなので、攻めの姿勢で良いリズムで入っていけました。 (2)なし (3)「今、区間ひとケタだぞ!」 (4)シード権を取れるように頑張ります。 4区 中山凜斗(4年) 区間10位 (1)個人も、チームも、もっと上を目指したかったというのが本音です。最後にキツめの登坂があるので、そこまで力を溜めておく予定だったのですが、突っ込んで追いつくしかなかったので、後半寒さもあって止まってしまいました。 (2)当日変更で周りから応援メッセージが来ないので、インスタで「走ります」とストーリーを出すか葛藤した (3)「区間5番だ」 (4)シード権を残してあげられず申し訳ない。来年は頑張ってください。 5区 山本羅生(3年) 区間14位 (1)個人としても、チームとしても、あとひとつという結果で悔しかったです。ただ、学生主体で向かっていくことで得た経験が多かったので、来年に生かしたいと思います。宮ノ下からユネッサンまでの走りがポイントです。 (2)5区の出走が決まったのが2週間前だったため、下見をほぼしていません。 (3)「ラスト頼むぞ」 (4)来年はシード取ります 6区 原田颯大(1年) 区間11位 (1)チームとして、昨年よりも順位は上げることはできたものの、個人個人で見ると普段の走りができていない選手もいたと思うので、課題が見えた大会となりました。最初の上りは走力でカバーする。 (2)前日緊張してなかなか寝れなかったこと。 (3)「ここからラスト3kmがんばるぞ」気持ちを切り替えて走れたから (4)来年6区を走ってリベンジする 7区 吉屋佑晟(2年) 区間19位 (1)個人結果については、満足いくものではありませんでした。事前合宿では好調でしたが、ピークアウトしてしまいました。そこを含めて実力不足でした。チームとしては、シード権獲得こそ達成できませんでしたが、良かったと思います。後半のアップダウンがきつかった。攻略法としては、前半に余裕を持って入ることだと思います。 (2)本番の1週間ほど前から調子が落ちている感覚でした。 (3)最初の入りを速く入り過ぎるなと言われました。理由としては、自分が思ったより10秒ほど速く入ってしまっていたからです。 (4)来年は絶対に区間ひとケタ順位で走り、シード権も取ります。 8区 稲塚大祐(3年) 区間11位 (1)前を追いかける展開の中で、自分の役割は最低限果たせたと感じています。チームとしては、昨年よりは成長したという実感とともに、チーム全体でまだまだ力不足だと感じました。15km以降が想定していたよりもきつかったです。そのため、予定のペースで刻むことはできませんでしたが、最低限のペースは守ることで乗り切りました。 (2)アップ後の監督との確認電話の際、緊張し過ぎて内容がほとんど入ってきませんでした。 (3)「自信を持って前を追っていこう」 (4)この舞台に来年帰ってきて、前回・今回と達成できなかったシード権獲得の目標を達成します。 9区 安藤圭佑(3年) 区間18位 (1)力不足で、チームの足を引っ張るかたちとなってしまったのがすごく悔しいです。権太坂の上りをいかに楽に上り、下りでペースを作れるか。 (2)友達が中継所に応援に来てくれました。 (3)「みんながつないできた襷を持っているんだから、手を抜くようなマネはするなよ」 (4)箱根駅伝でシード権を取ります。 10区 関口絢太(4年) 区間3位 (1)まずは個人として出場することができて良かったです。10区という役割を与えてもらったチームメイトには感謝しかありません。残り5kmがきつかったです。 (2)ラスト200mの総監督からの声がけは何て言ってるのか聞き取れませんでした。 (3)「絞れ絞れ絞れ」 (4)自分のため、チームのために、より熱心に競技に打ち込んでほしいです。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.19

森凪也が3000m日本人トップ!圧巻スパートで日本歴代2位の7分41秒58「横に並んでいる人には負けない」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われ、男子3000mで森凪也(Honda)が日本歴代2位 […]

NEWS 【高平慎士の視点】“栁田大輝の100m”作った決勝は今後につながる 日本スプリント全体に「9秒台」の期待感 /セイコーGGP

2025.05.19

【高平慎士の視点】“栁田大輝の100m”作った決勝は今後につながる 日本スプリント全体に「9秒台」の期待感 /セイコーGGP

5月18日に東京・国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリの男子100mは栁田大輝(東洋大)がサードベストの10秒06(+1.1)で優勝した。2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダリストの高平慎士さん(富 […]

NEWS 男子100mVの栁田大輝 「目指すのは世界陸上のファイナル」/セイコーGGP

2025.05.19

男子100mVの栁田大輝 「目指すのは世界陸上のファイナル」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子100mは栁田大輝(東洋大)が10秒06(+1.1)で優勝 […]

NEWS やり投・北口榛花が貫禄V ハイレベルの100mHは田中が自己新、マフチフ他を圧倒/セイコーGGP

2025.05.19

やり投・北口榛花が貫禄V ハイレベルの100mHは田中が自己新、マフチフ他を圧倒/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われた。 女子やり投は北口榛花(JAL)がシーズンベスト […]

NEWS 古賀ジェレミー110mH高校タイの13秒59!4継は明星学園40秒37 ケリー瑛梨花女子スプリント3冠/IH東京都大会

2025.05.19

古賀ジェレミー110mH高校タイの13秒59!4継は明星学園40秒37 ケリー瑛梨花女子スプリント3冠/IH東京都大会

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。東京都大会は5月4日、10~11日、17~18日の5日間、駒沢オリンピック公園競技場(4日はハンマ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top