HOME 国内

2025.10.07

桐生祥秀の凱旋に、800m落合、円盤投・湯上がV 44年ぶり湖国開催/滋賀国スポ
桐生祥秀の凱旋に、800m落合、円盤投・湯上がV 44年ぶり湖国開催/滋賀国スポ

5日間大会を盛り上げた滋賀チーム

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 

滋賀国民スポーツ大会・陸上競技が5日間の日程を終了した。前身の国民体育大会として1981年びわこ国体以来、実に44年ぶりの滋賀県開催となった国スポは大きな盛り上がりを見せ、滋賀は男女総合の対抗得点で11位と健闘した。

国宝・彦根城と伊吹山に見守られ、滋賀チームが躍動。やはり最も盛り上がりを見せたのが成年少年男子4×100mリレーに登場した桐生祥秀(日本生命)だった。会場のある彦根市出身のスーパースターの凱旋。愛媛国体以来、8年ぶりの出場となる桐生は、「改装前、僕が初めて100mを走った競技場」。1走を務めると、予選で組トップ通過を果たす。準決勝は惜しくも失格となったが「いろんな世代と交流できるのは国スポならでは。それを地元開催でできたのは良かったです」と笑顔を見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

成年男子800mを制した落合晃(駒大)はさすが日本代表というパフォーマンス。1分45秒20の大会新で完勝した。大会4日目には成年男子円盤投で世界選手権代表の湯上剛輝(トヨタ自動車)が優勝。守山高3年時以来14年ぶりに滋賀から出場し、「世界選手権も夢のような時間でしたが、地元国スポも特別な時間になりました」と感慨深げだった。

成年男子走高跳の瀬古優斗(FAAS)は2m26の3位で「勝ちたかった」と悔しがるが、世界選手権代表として奮闘したジャンパーに大きな拍手が送られた。女子100mで6位に入り、4×100mリレーのアンカーを務めて5位に貢献した山中日菜美(滋賀陸協)は「本当に温かいチーム。言葉になりません」と涙があふれた。

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場)  滋賀国民スポーツ大会・陸上競技が5日間の日程を終了した。前身の国民体育大会として1981年びわこ国体以来、実に44年ぶりの滋賀県開催となった国スポは大きな盛り上がりを見せ、滋賀は男女総合の対抗得点で11位と健闘した。 国宝・彦根城と伊吹山に見守られ、滋賀チームが躍動。やはり最も盛り上がりを見せたのが成年少年男子4×100mリレーに登場した桐生祥秀(日本生命)だった。会場のある彦根市出身のスーパースターの凱旋。愛媛国体以来、8年ぶりの出場となる桐生は、「改装前、僕が初めて100mを走った競技場」。1走を務めると、予選で組トップ通過を果たす。準決勝は惜しくも失格となったが「いろんな世代と交流できるのは国スポならでは。それを地元開催でできたのは良かったです」と笑顔を見せた。 成年男子800mを制した落合晃(駒大)はさすが日本代表というパフォーマンス。1分45秒20の大会新で完勝した。大会4日目には成年男子円盤投で世界選手権代表の湯上剛輝(トヨタ自動車)が優勝。守山高3年時以来14年ぶりに滋賀から出場し、「世界選手権も夢のような時間でしたが、地元国スポも特別な時間になりました」と感慨深げだった。 成年男子走高跳の瀬古優斗(FAAS)は2m26の3位で「勝ちたかった」と悔しがるが、世界選手権代表として奮闘したジャンパーに大きな拍手が送られた。女子100mで6位に入り、4×100mリレーのアンカーを務めて5位に貢献した山中日菜美(滋賀陸協)は「本当に温かいチーム。言葉になりません」と涙があふれた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.12

月刊陸上競技2025年12月号

Contents EKIDEN REVIEW 全日本大学駅伝 駒大 最多V17! 王者の帰還。 追跡 藤田敦史監督が語る「勝つべくして勝った試合」 中大、青学大がトップスリー 学生駅伝Close-up 國學院大 出雲V2 […]

NEWS 日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出

2025.11.12

日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出

日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年の活躍が顕著であり、将来が期待される競技者」に与えられる新人賞には日本陸連、東京運動記者クラブからそれぞれ男女1名ずつ、計 […]

NEWS 日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表

2025.11.12

日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表

日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年において優秀な成績を収めた競技者」を表彰する優秀選手賞にノミネートしたのは、男子35km競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)、 […]

NEWS ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

2025.11.12

ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

11月12日、ホノルルマラソンの事務局は、12月14に日に開催される「JALホノルルマラソン2025」に堀尾謙介と神野大地(ともにM&Aベストパートナーズ)がエントリーしたことを発表した。 堀尾は22年の東京で […]

NEWS 現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!

2025.11.12

現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!

ナイキは11月12日、2025-2026年の駅伝シーズンに向け、⽇本のランナーからインスピレーションを受けてデザインされた「EKIDEN PACK」コレクションを発売することを発表した。 駅伝シーズンを象徴する存在として […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top