日本陸連が将来有望なアスリートが国際人となるべく継続して育成サポートをしていく日本陸連ダイヤモンドアスリートの第10期認定式および修了式が行われた。
第10期(23-24年)ダイヤモンドアスリートには、9期から継続して栁田大輝(東洋大)、佐藤圭汰(駒大)、西徹朗(早大)、北田琉偉(日体大)、澤田結弥(浜松市立高・静岡)に加え、新規認定に3000m障害高校記録保持者の永原颯磨(佐久長聖高・長野)と、合計6人が選出された。
「正直、驚きが大きかったです」という新規認定の永原。今年6月に3000m障害で8分36秒06をマークして、三浦龍司(洛南高、現・順大)の高校記録(8分39秒39)を塗り替えると、8月のインターハイではさらに8分32秒12と更新した。この記録は今季のU20世界リスト3位。それによって、「世界で活躍できるんじゃないか、もっと上に行きたい」と世界を意識するようになったという。
ダイヤモンドアスリートについては「想定していなかった」が、これまでの先輩たちの活躍や英会話・栄養面などのサポートプログラムを知り、「自分も世界で通用する選手になるのが目標なので、この機会を自分のものにしたい」と、モチベーションアップにつなげている。
この種目でのダイヤモンドアスリートは初。三浦が世界選手権で入賞するなど世界の第一線で活躍するが、「あこがれでもありますが、世界を知る選手に食らいついて、勝つつもりで挑んでいきたい」と語る。
これまで佐藤悠基(SGホールディングス)、大迫傑(Nike)、吉岡大翔(順大)といったトップランナーを輩出してきた佐久長聖高から育った新たなダイヤモンドが、自ら磨きをかけて世界を目指していく。
日本陸連ダイヤモンドアスリートは東京五輪決定をきっかけに、競技力はもちろん、「豊かな人間性を持つ国際人となる人材」の育成を目的に2014-15年にスタートした制度。さまざまな分野の人を講師に招いてのリーダーシッププログラムや、海外遠征や語学面、栄養面を定期的にサポートしている。
これまで、女子やり投の北口榛花(JAL)や男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)、男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)らが修了生として世界を舞台に活躍している。
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