HOME 国内

2023.01.29

安藤友香 悔しい3位 前半は流れに乗るも「30km以降はつけず課題がある」MGCでパリ切符誓う/大阪国際女子マラソン
安藤友香 悔しい3位 前半は流れに乗るも「30km以降はつけず課題がある」MGCでパリ切符誓う/大阪国際女子マラソン

23年大阪国際女子マラソンで、2時間22分59秒をマークして3位に入った安藤友香(ワコール)  

◇第42回大阪国際女子マラソン(1月29日/大阪・ヤンマーフィールド長居発着)

JMCシリーズG1でブダペスト世界選手権代表選考会となる第42回大阪国際女子マラソンが行われた。

ただ1人、海外勢に食らいついた安藤友香(ワコール)。2時間22分59秒で3位に入るも悔しさがにじむ。「30km以降は遅れてしまって弱さが出た。自己ベストも出せず悔しいです」。

序盤は「力のある選手の胸を借りて流れに乗れた」と話すように、3分20秒を切るペースを淡々と楽に走る。2時間20分切りや日本記録も狙えるラップを刻んでいく。

8.8kmで上位候補の佐藤早也伽(積水化学)が転倒。結果的に18.8km途中棄権する。安藤とともに先頭集団で走っていた上杉真穂(スターツ)も19km付近で遅れてしまい、その後は海外勢に真っ向から挑むかたちとなる。

だが、世界の力はやはり30km以降に違いを見せる。31kmまで一気に3分05秒のハイラップになると「ペースは上がると思っていて思い切っていこうと思ったが弱さが出た」とつくことができず。「まだまだ課題がある」と唇を噛んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

17年にマラソンに挑戦し、同年ロンドン世界選手権にも出場。だが、東京五輪は代表入りを逃して10000mで出場することに。「本職のマラソンでオリンピックへ」という強い気持ちを持つ安藤。出場権を持つ10月のパリ五輪マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に向けて「課題を克服してパリ五輪の切符を取れるようにイチから頑張りたい」と決意を示した。

次は 大阪国際女子マラソンの上位成績

◇第42回大阪国際女子マラソン(1月29日/大阪・ヤンマーフィールド長居発着) JMCシリーズG1でブダペスト世界選手権代表選考会となる第42回大阪国際女子マラソンが行われた。 ただ1人、海外勢に食らいついた安藤友香(ワコール)。2時間22分59秒で3位に入るも悔しさがにじむ。「30km以降は遅れてしまって弱さが出た。自己ベストも出せず悔しいです」。 序盤は「力のある選手の胸を借りて流れに乗れた」と話すように、3分20秒を切るペースを淡々と楽に走る。2時間20分切りや日本記録も狙えるラップを刻んでいく。 8.8kmで上位候補の佐藤早也伽(積水化学)が転倒。結果的に18.8km途中棄権する。安藤とともに先頭集団で走っていた上杉真穂(スターツ)も19km付近で遅れてしまい、その後は海外勢に真っ向から挑むかたちとなる。 だが、世界の力はやはり30km以降に違いを見せる。31kmまで一気に3分05秒のハイラップになると「ペースは上がると思っていて思い切っていこうと思ったが弱さが出た」とつくことができず。「まだまだ課題がある」と唇を噛んだ。 17年にマラソンに挑戦し、同年ロンドン世界選手権にも出場。だが、東京五輪は代表入りを逃して10000mで出場することに。「本職のマラソンでオリンピックへ」という強い気持ちを持つ安藤。出場権を持つ10月のパリ五輪マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に向けて「課題を克服してパリ五輪の切符を取れるようにイチから頑張りたい」と決意を示した。 次は 大阪国際女子マラソンの上位成績

大阪国際女子マラソン上位成績

1位 H.デッセ(エチオピア) 2時間21分13秒 2位 M.シセイ(エチオピア) 2時間22分12秒 3位 安藤友香(ワコール)  2時間22分59秒 4位 上杉真穂(スターツ)  2時間25分18秒 5位 吉川侑美(ユニクロ)  2時間25分20秒 6位 前田彩里(ダイハツ)  2時間25分24秒 7位 池田千晴(日立)    2時間25分59秒 8位 大東優奈(天満屋)   2時間26分09秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

NEWS 100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

2025.04.30

100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

福島千里や寺田明日香ら女子短距離を中心に数々の名選手を育成した中村宏之氏が4月29日に79歳で他界したことを受け、寺田が自身のSNSを更新して思いを綴った。 寺田は北海道・恵庭北高時代に中村氏の指導を受け、100mハード […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top