◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた男子やり投は、ディーン元気(ミズノ)が81m02を放って優勝した。
2012年、ロンドン五輪イヤーに当時・早大の学生だったディーンが飛躍。一気にオリンピックのファイナルへ駆け上がった。あれから10年。ディーンが日本選手権を制したのは、その年以来だった。
「長かったですね。素直にうれしいです」。投げ自体は「コメントできないくらいひどい」と苦笑い。課題としている「ひとりよがりの投げ」になり、「全助走が噛み合わなかった」と、優勝投てきの3回目以外はなかなかビッグスローとはいかなかった。今季は80~82mを安定して投げているが、「こんな下向きだったり、悪かったりする投てきでも跳ぶのは安心感がありますが、最低84~85mを投げないと勝負できない」と言う。
それでも、腰や脇腹のケガに悩まされ、2019年に一度リフレッシュ期間を設けるなど、紆余曲折を経て“元気”になって戻ってきた。
「イケイケだった」という12年とは違い、「メンタルが大事。自分のやり投に集中したい」と大人のスロワーに。それでも、「世界と戦うにはイケイケも大切で、チャレンジャーとして守りに入らずいきたい」と、ワールドランキングでの出場の可能性も残す世界選手権に向けて気持ちを高めていた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.07
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.13
箱根駅伝V奪還狙う駒大 藤田敦史監督「100回大会の悔しさ晴らしたい」選手層に課題も手応えあり
第101回箱根駅伝に出場する駒大がオンラインで記者会見を開き、藤田敦史監督、大八木弘明総監督、選手が登壇、報道陣の取材に応じた。 藤田監督は「前回は出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した状態で迎え、青山学院に負けて準優勝でした […]
2024.12.13
國學院大エースの平林清澄「どの区間でもエースとしての走りをする」最後の箱根駅伝「監督を大号泣させたい」
第101回箱根駅伝に出場する國學院大が12月13日、東京の渋谷キャンパスで壮行会が開かれ、前田康弘監督と選手たちが登壇。壮行会後に主将の平林清澄(4年)が報道陣の合同取材に応じた。 2冠を獲得しているだけに、壮行会にはフ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会