HOME 東京五輪、日本代表、五輪
リレー侍いよいよ予選に登場! 20km競歩の山西にメダルの期待!海外勢では男子砲丸投クルーザーは必見/今日の五輪見どころDAY7
リレー侍いよいよ予選に登場! 20km競歩の山西にメダルの期待!海外勢では男子砲丸投クルーザーは必見/今日の五輪見どころDAY7


陸上競技も終盤に差し掛かる。モーニングセッションの10時には女子4×100mリレー予選が行われ、日本は2大会ぶりに出場する。日本選手権100m、200m2冠の兒玉芽生(福岡大)を筆頭に、鶴田玲美(南九州ファミリーマート)、齋藤愛美(大阪成蹊大)、青山華依(甲南大)、石川優(青学大)の若い力で、43秒39の日本記録更新を狙う。

そして11時30分からは男子の4×100mリレー予選。前回リオ五輪銀メダルから5年、いよいよ「リレー侍」が登場する。日本は英国、ジャマイカなどと同じ1組に入った。多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)の1、2走が濃厚。桐生祥秀(日本生命)もリレーメンバーとして控える。100m、200m全員が予選敗退となった悔しさをぶつける舞台はここしかない。全体的なレベルが上がっており、37秒台に近いタイムで走る必要がありそうだ。

広告の下にコンテンツが続きます

舞台を札幌に移して行われる男子20km競歩は、16時30分にスタート。これが日本で最も金メダルに近い種目だ。19年ドーハ世界選手権で初の金メダルを獲得した山西利和(愛知製鋼)、同6位入賞の池田向希(旭化成)、高橋英輝(富士通)の3人が出場。なかでも山西は、海外メディアからも「金メダル有力」として名が挙げられる。

京都・堀川高では世界ユース選手権優勝、インターハイ優勝。現役で京大工学部物理工学科に合格し、4年時にはユニバーシアードで金メダルを獲得した。強さと速さの両方を追い求める山西は、王者として東京五輪でライバルたちを迎え撃つ。

日本はここまでメダルなし。池田、高橋にもメダルや入賞の可能性が十分。複数入賞で後半戦に勢いをつけてほしい。

海外勢で最も注目を集めるのは男子砲丸投。6月の全米五輪選考会で23m37の大投てきを披露した。これは31年ぶりの世界新。前回リオ五輪を制しており、優勝すればこの種目史上3人目の連覇だ。

広告の下にコンテンツが続きます

男子400m決勝には、母が日本人のマイケル・ノーマン(米国)に期待。日本にルーツを持つスプリンターが母の祖国で五輪初制覇を狙う。400mハードルで男女とも世界新が出たように「周回レース」で好記録が出る国立競技場。43秒45(世界歴代5位)のノーマンが、世界記録43秒08(W.ファン・ニーケアク/南アフリカ)にどこまで近づけるか。

十種競技と七種競技は後半戦。D.ワーナー(カナダ)が前半を世界新ペースで進めていた。前半が得意なワーナーだが、世界記録保持者K.メイヤー(フランス)は後半に得意種目が多い。東京五輪のキングの座に就くのは? 七種競技はN.ティアム(ベルギー)が連覇なるか。

陸上競技も残り4日。日本代表、そして超人たちの戦いから目が離せない!

陸上競技も終盤に差し掛かる。モーニングセッションの10時には女子4×100mリレー予選が行われ、日本は2大会ぶりに出場する。日本選手権100m、200m2冠の兒玉芽生(福岡大)を筆頭に、鶴田玲美(南九州ファミリーマート)、齋藤愛美(大阪成蹊大)、青山華依(甲南大)、石川優(青学大)の若い力で、43秒39の日本記録更新を狙う。 そして11時30分からは男子の4×100mリレー予選。前回リオ五輪銀メダルから5年、いよいよ「リレー侍」が登場する。日本は英国、ジャマイカなどと同じ1組に入った。多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)の1、2走が濃厚。桐生祥秀(日本生命)もリレーメンバーとして控える。100m、200m全員が予選敗退となった悔しさをぶつける舞台はここしかない。全体的なレベルが上がっており、37秒台に近いタイムで走る必要がありそうだ。 舞台を札幌に移して行われる男子20km競歩は、16時30分にスタート。これが日本で最も金メダルに近い種目だ。19年ドーハ世界選手権で初の金メダルを獲得した山西利和(愛知製鋼)、同6位入賞の池田向希(旭化成)、高橋英輝(富士通)の3人が出場。なかでも山西は、海外メディアからも「金メダル有力」として名が挙げられる。 京都・堀川高では世界ユース選手権優勝、インターハイ優勝。現役で京大工学部物理工学科に合格し、4年時にはユニバーシアードで金メダルを獲得した。強さと速さの両方を追い求める山西は、王者として東京五輪でライバルたちを迎え撃つ。 日本はここまでメダルなし。池田、高橋にもメダルや入賞の可能性が十分。複数入賞で後半戦に勢いをつけてほしい。 海外勢で最も注目を集めるのは男子砲丸投。6月の全米五輪選考会で23m37の大投てきを披露した。これは31年ぶりの世界新。前回リオ五輪を制しており、優勝すればこの種目史上3人目の連覇だ。 男子400m決勝には、母が日本人のマイケル・ノーマン(米国)に期待。日本にルーツを持つスプリンターが母の祖国で五輪初制覇を狙う。400mハードルで男女とも世界新が出たように「周回レース」で好記録が出る国立競技場。43秒45(世界歴代5位)のノーマンが、世界記録43秒08(W.ファン・ニーケアク/南アフリカ)にどこまで近づけるか。 十種競技と七種競技は後半戦。D.ワーナー(カナダ)が前半を世界新ペースで進めていた。前半が得意なワーナーだが、世界記録保持者K.メイヤー(フランス)は後半に得意種目が多い。東京五輪のキングの座に就くのは? 七種競技はN.ティアム(ベルギー)が連覇なるか。 陸上競技も残り4日。日本代表、そして超人たちの戦いから目が離せない!

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.04.24

木南記念・男子100mに坂井隆一郎、女子走幅跳に秦澄美鈴! 女子100mHは寺田明日香と田中佑美が出場

大阪陸協は4月24日、5月12日に開催される第11回木南記念(ヤンマースタジアム長居・ヤンマーフィールド長居)の主な出場選手4人を発表した。 男子100mで昨年の日本選手権で優勝を飾り、ブダペスト世界選手権に出場した坂井 […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】悔しさ糧に成長した中央学大・近田陽路 「全員がいい記録を出せるチームに」

2024.04.24

【学生長距離Close-upインタビュー】悔しさ糧に成長した中央学大・近田陽路 「全員がいい記録を出せるチームに」

学生長距離Close-upインタビュー 近田陽路 Konda Hiro 中央学大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。38回目は、中央学大の近 […]

NEWS セイコーGGP男子5000mに日本歴代8位の伊藤達彦、太田智樹、吉居兄弟、鈴木芽吹ら追加出場

2024.04.24

セイコーGGP男子5000mに日本歴代8位の伊藤達彦、太田智樹、吉居兄弟、鈴木芽吹ら追加出場

日本陸連は4月24日、セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京(5月19日/東京・国立競技場)の男子5000mの追加出場選手15人を発表した。 2021年東京五輪、22年オレゴン世界選手権男子10000m代表で、昨年 […]

NEWS 新潟アルビレックスRC サトウ食品とクラブネーミングライツパートナー契約「日本の陸上界にとって新たな1ページ」

2024.04.24

新潟アルビレックスRC サトウ食品とクラブネーミングライツパートナー契約「日本の陸上界にとって新たな1ページ」

新潟アルビレックスランニングクラブは4月24日、地元(新潟市)に本社を置くサトウ食品とクラブ初のネーミングライツパートナー契約を締結したことを発表した。契約は3年としている。 同市内で行われた記者会見にはサトウ食品の佐藤 […]

NEWS 世界リレーのエントリーリスト発表 米国男子4×100mRにN.ライルズ! ジャマイカ女子4×100mRは若手中心

2024.04.24

世界リレーのエントリーリスト発表 米国男子4×100mRにN.ライルズ! ジャマイカ女子4×100mRは若手中心

バハマ・ナッソーで開催される世界リレー大会(5月4、5日)のエントリーリストが4月23日に発表された。 4×100mリレーは男子32チーム、女子30チームがエントリー。4×400mリレーは男子32チーム、女子27チーム、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top