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走高跳リオ五輪代表の衛藤昂2年ぶり自己タイ2m30!「最後のシーズンと思って取り組んできた」/静岡国際

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山)

サトウ食品日本グランプリシリーズの静岡国際が5月3日行われ、男子走高跳は衛藤昂(味の素AGF)が2m30を跳んで優勝した。

ベテランらしく、「技術的に『ここ』ということはなくて、跳びやすいナチュラルな跳躍ができた」と言うように、2m15からスタートすると、20、24を1回でクリア。続く2m30を1回で成功した。この高さを跳んだのは戸邉直人(JAL)と2人。バーは東京五輪の参加標準記録2m33に上がった。2人は惜しい跳躍も見せたが、クリアならず。無効試技数の差で衛藤が戸邉を抑えた。高さが変わると「意識していないつもりでも動きが変わるのが走高跳の難しいところ。何年やってもわかりません」と笑う。

2m30超えはちょうど2年前のこの大会以来。「今日はよく集中できていた。それに尽きます」。今季は「ずっと調子が良かった」という衛藤。その要因に「当たり前のことだが、久しぶりにケガなく冬の間、トレーニングができた」と語る。シーズンインから「ずっと調子がよかった。身体の中心から動かすのが上達した」と成長を感じている。

2016年リオ五輪、そして3度の世界選手権を経験してきた衛藤も30歳となった。昨シーズン終了後、東京五輪イヤーを「最後のシーズンと思って取り組んできた」と、集大成にする決意を持つ。この日、自己タイ記録を跳んだことで「少し(気持ちが)揺らぎそうになった」と苦笑いするが、「もう片手くらいしかない残りの試合を大事にしていきたい」と衛藤。2m33については「次は今日の2m30のような動きで跳べるうに再現性を高めていきたい」と言い、「身体の状態を上げていけば跳べる」と大きな手応えをつかんだ。

集大成の東京五輪に向けて、自己最高の『高み』を制圧するつもりでいる。

2位となった日本記録(2m35)保持者の戸邉も、屋外では3年ぶりとなる2m30。複数の日本人が同一大会で2m30以上を跳んだのは史上初だった。「シーズン始まったばかりなので、じきに(2m33は)跳べるかなという感じ」と納得の表情をうかべていた。



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