HOME 国内、大学

2025.06.06

400mフロレスが2連覇!予選から53秒台3連発に「力がついた」/日本IC
400mフロレスが2連覇!予選から53秒台3連発に「力がついた」/日本IC

日本インカレ女子400mで優勝したフロレス・アリエ

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目

学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。女子400mはフロレス・アリエ(日体大)が53秒43で貫禄の2連覇を飾った。

日本国籍取得が叶えば、最大のターゲットは1ヵ月後の日本選手権。そこを目指す過程の段階で迎えた今大会は「10割で走らなくても学生一になりたいと思っていました」。

その言葉通り、予選(53秒75)、準決勝(53秒46)と全体をうまくまとめるレースで後半に抜け出すレースを展開。決勝も2位の寺本葵(天理大)が53秒55、3位の児島柚月(立命大)が53秒78、4位の中尾柚希(園田学園大)までが53秒台(53秒98)というハイレベルのなかで、力を示した。フロレスは「(予選から)53秒台を3本そろえられたので、力がついた」とうなずく。

5月3日の静岡国際で51秒71と、日本記録を上回る快走を見せた。ペルー国籍のため新記録とはならなかったが、その後の関東インカレでは強風の中で52秒82の大会新記録をマークするなどさらなる記録短縮への手応えをつかんでいる。

「51秒5を目指しているので、スピードを上げていきたい」とフロレス。400m全体のレース構成が固まり切っておらず、「外側の選手についていって、300mで並ぶレースが多い」と課題を挙げた。

広告の下にコンテンツが続きます

初日に100mと4×100mリレー予選をこなし、2日目の100m準決勝は棄権したが、明日からは200mが控える。チームの総合5連覇へ、エースとしての役割を全うする。

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。女子400mはフロレス・アリエ(日体大)が53秒43で貫禄の2連覇を飾った。 日本国籍取得が叶えば、最大のターゲットは1ヵ月後の日本選手権。そこを目指す過程の段階で迎えた今大会は「10割で走らなくても学生一になりたいと思っていました」。 その言葉通り、予選(53秒75)、準決勝(53秒46)と全体をうまくまとめるレースで後半に抜け出すレースを展開。決勝も2位の寺本葵(天理大)が53秒55、3位の児島柚月(立命大)が53秒78、4位の中尾柚希(園田学園大)までが53秒台(53秒98)というハイレベルのなかで、力を示した。フロレスは「(予選から)53秒台を3本そろえられたので、力がついた」とうなずく。 5月3日の静岡国際で51秒71と、日本記録を上回る快走を見せた。ペルー国籍のため新記録とはならなかったが、その後の関東インカレでは強風の中で52秒82の大会新記録をマークするなどさらなる記録短縮への手応えをつかんでいる。 「51秒5を目指しているので、スピードを上げていきたい」とフロレス。400m全体のレース構成が固まり切っておらず、「外側の選手についていって、300mで並ぶレースが多い」と課題を挙げた。 初日に100mと4×100mリレー予選をこなし、2日目の100m準決勝は棄権したが、明日からは200mが控える。チームの総合5連覇へ、エースとしての役割を全うする。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.25

110mH阿部竜希が今大会金メダル“第1号”!走幅跳・藤原孝輝は8m00で銀、走高跳・山中駿が7位入賞/ユニバ

◇ワールドユニバーシティゲームズ(7/21~27/ドイツ:ライン・ルール)4日目 学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技4日目が行われ、男子110mハードルでは阿部竜希(順大)が13秒47(- […]

NEWS 110mH阿部竜希が13秒47で金メダル!日本トッパーの力示す“連覇”樋口7位でダブル入賞/ユニバ

2025.07.25

110mH阿部竜希が13秒47で金メダル!日本トッパーの力示す“連覇”樋口7位でダブル入賞/ユニバ

◇ワールドユニバーシティゲームズ(7/21~27/ドイツ:ライン・ルール)4日目 学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技4日目が行われ、男子110mハードルでは阿部竜希(順大)が13秒47(- […]

NEWS 広島で57年ぶりインターハイ! 男子1500m・ムティアニに新妻遼己らが挑戦 暑熱対策で大幅変更/広島IH

2025.07.25

広島で57年ぶりインターハイ! 男子1500m・ムティアニに新妻遼己らが挑戦 暑熱対策で大幅変更/広島IH

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 7月25日から29日までの5日間、高校生アスリートの真夏の祭典、インターハイの陸上競技が広島市で57年ぶりに行われる。 今大会は暑熱 […]

NEWS 男子5000m鈴木琉胤がユニバ欠場 現地入りも間に合わず

2025.07.24

男子5000m鈴木琉胤がユニバ欠場 現地入りも間に合わず

日本学生陸上競技連合は7月24日、ドイツのライン・ルールで行われているワールドユニバーシティゲームズに出場予定だった男子5000mの鈴木琉胤(早大)が欠場すると発表した。 鈴木は高校卒業間際の3月に5000mで13分25 […]

NEWS 広島インターハイ 2日目一部種目決勝時刻を再変更 女子1500m18時から 女子400m18時35分 男子400m18時50分に

2025.07.24

広島インターハイ 2日目一部種目決勝時刻を再変更 女子1500m18時から 女子400m18時35分 男子400m18時50分に

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) インターハイ(全国高校陸上競技対校選手権)の主催者(全国高体連、日本陸連、広島市など)は7月24日、公式サイトを更新し、暑熱対策によ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top