◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)1日目
学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われ、男子1500mは山口智規(早大)が3分40秒46で優勝した。
早大の駅伝主将が主戦場ではない1500mに登場し、鮮烈な走りを見せた。
最初の1周こそ集団の2番手に付近を走っていたが、「中距離で活躍する選手が多くいたので相手の土俵にならないように、スタミナを生かしたレースをしました」。400mを61秒で通過すると、前に出てペースを上げていく。
800mを1分58秒で通過する頃には、山口に前田陽向(環太平洋大)と兵藤ジュダ(東海大)がついていたが、じわじわと離れていく。残り1周で独走態勢に入ると、ラスト200mこそやや差を詰められたものの逃げ切った。
大学2年からトラックでの記録は残していたが、日本選手権など勝負の場面では結果が伴わないことが多かった。「2年目から苦しい走りが続いていたので勝ち切るレースができて良かったです」と実感を込める。
4月下旬の日本学生個人選手権内で行われたワールドユニバーシティゲームス代表選考レースでは、29分52秒00で11位。2、3月の豪州合宿の疲労などが影響したが、5月の関東インカレ10000mで日本人トップに入るなど復調傾向ではあった。
中距離種目で快勝し、「駅伝主将として、5000mと16点を取りたいと思っていました」と頼もしい。「箱根駅伝優勝はのどから手が出るほどほしい。チーム一丸となって頑張りたいです」と駅伝シーズンも見据えていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.13
日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える
2025.12.13
7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.13
日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える
日本学生陸上競技連合は12月13日、都内で令和7年勲功章授与式を開いた。 この賞は国際大会で顕著な活躍をした学生や世界記録を樹立した学生らを称えるもので、例年は日本インカレ開催時に授与していたが、今年は東京世界選手権の兼 […]
2025.12.13
7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026の開催日が12月12日に発表された。 2025年は6月と7月に開催されたが、来年は例年通り7月の開催。7月4日の千歳大会を皮切りに、8日の網走大会、11日の北見大会、15日の深川大 […]
2025.12.12
國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」
ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]
2025.12.12
全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望
第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]
2025.12.12
京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望
第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025