6月1日、世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドの第4回国際グランプリ・マドリード・マルチャがスペイン・マドリードで開催され、男子10km競歩では山西利和(愛知製鋼)が38分50秒で優勝した。
男子のレースには山西のほか丸尾知司(愛知製鋼)、勝木隼人(自衛隊体育学校)の東京世界選手権代表組に加え、野田明宏(自衛隊体育学校)、髙橋和生(ADワークスグループ)が出場。1kmを3分57秒で入り、2km7分45秒、3kmを11分38秒で通過し、この時点で先頭集団は山西、丸尾を含めた8人に絞られた。
山西は序盤こそ集団の後方に位置取ったものの、5km以降から徐々にポジションをアップ。7km付近でC.ボンフィム(ブラジル)、R.オルティス(メキシコ)らと激しい優勝争いを演じ、残り500mからのスパートでライバルを蹴散らした。山西は5月4日のワルシャワに続き、競歩ツアー・ゴールド2勝目となった。
ボンフィムが5秒差で2位。日本勢は丸尾が39分38秒の7位入賞を果たし、勝木が40分10秒の11位、髙橋が40分29秒の15位、野田は40分33秒の16位だった。
女子10km競歩ではA.ゴンザレス(メキシコ)が43分06秒で自己新V。2位以下には45秒以上の差をつけて快勝した。ゴンザレスは現在26歳。パリ五輪、東京五輪、ブダペスト世界選手権いずれも20km競歩で5位に入っている。2位にはE.インガ(ペルー)の43分51秒。藤井菜々子(エディオン)が45分03秒で10位だった。
【動画】山西利和がラストスパートでライバル圧倒
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