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2023.07.05

女子800mは急成長の渡辺愛がV 学生歴代8位の2分03秒75 男子800m佐藤主理も自己新で制す/ホクレンDC深川
女子800mは急成長の渡辺愛がV 学生歴代8位の2分03秒75 男子800m佐藤主理も自己新で制す/ホクレンDC深川

23年関西インカレ女子800mで連覇を果たした渡辺愛

ホクレン・ディスタンスチャレンジの第2戦・深川大会が7月5日に行われ、女子800mでは渡辺愛(園田学園女大)が学生歴代8位の2分03秒75で優勝を飾った。

好天に恵まれ、気温が30度近くまで上昇するなか、女子800mには渡辺のほか、アジア選手権代表の塩見綾乃(岩谷産業)、20年日本選手権優勝者の川田朱夏(ニコニコのり)らトップが顔を揃えた。

ペースメーカーが1周目を59秒で入ると、渡辺は先頭の塩見の背中をピタリとついた。残り150m付近から徐々にその差を詰めると、ホームストレートで先頭に立ち、粘る塩見や後方から追い上げてきた川田を振り切ってフィニッシュ。日本選手権で出したばかりの自己記録(2分04秒20)を塗り替え、自身初の2分03秒台となった。

渡辺は大阪出身の大学3年生。豊中一中学時代には800mで全中に出場。大阪高時代には400mをメインとしたが、個人では全国大会出場は果たせていない。大学進学後に再び800mに取り組み、昨年の関西インカレで優勝、日本インカレでも4位に入っていた。

今季はさらに躍進して、関西インカレで連覇を飾ると、6月の日本選手権では初出場にもかかわらず2位とメダルを獲得している。

また、男子800mは佐藤主理(鹿屋体大)が自身の持つ九州学生記録を更新する1分47秒63で優勝。女子10000mでは北川星瑠(大阪芸大)が32分39秒02の自己新で日本人トップの2位と学生勢が奮起した。

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このほか、男子5000mはキプクルイ・デニス(メイクス)が13分31秒27でトップ。日本人では石井優樹(NTT西日本)の3位(13分41秒51)が最高だった。

ホクレン・ディスタンスチャレンジの第2戦・深川大会が7月5日に行われ、女子800mでは渡辺愛(園田学園女大)が学生歴代8位の2分03秒75で優勝を飾った。 好天に恵まれ、気温が30度近くまで上昇するなか、女子800mには渡辺のほか、アジア選手権代表の塩見綾乃(岩谷産業)、20年日本選手権優勝者の川田朱夏(ニコニコのり)らトップが顔を揃えた。 ペースメーカーが1周目を59秒で入ると、渡辺は先頭の塩見の背中をピタリとついた。残り150m付近から徐々にその差を詰めると、ホームストレートで先頭に立ち、粘る塩見や後方から追い上げてきた川田を振り切ってフィニッシュ。日本選手権で出したばかりの自己記録(2分04秒20)を塗り替え、自身初の2分03秒台となった。 渡辺は大阪出身の大学3年生。豊中一中学時代には800mで全中に出場。大阪高時代には400mをメインとしたが、個人では全国大会出場は果たせていない。大学進学後に再び800mに取り組み、昨年の関西インカレで優勝、日本インカレでも4位に入っていた。 今季はさらに躍進して、関西インカレで連覇を飾ると、6月の日本選手権では初出場にもかかわらず2位とメダルを獲得している。 また、男子800mは佐藤主理(鹿屋体大)が自身の持つ九州学生記録を更新する1分47秒63で優勝。女子10000mでは北川星瑠(大阪芸大)が32分39秒02の自己新で日本人トップの2位と学生勢が奮起した。 このほか、男子5000mはキプクルイ・デニス(メイクス)が13分31秒27でトップ。日本人では石井優樹(NTT西日本)の3位(13分41秒51)が最高だった。

女子800m学生歴代10傑をチェック!

2.00.92 北村  夢(日体大4)   2017. 9.10 2.02.10 西村 美樹(東学大3)   2003. 6. 8 2.02.71 川田 朱夏(東大阪大1)  2018. 5. 3 2.02.73 塩見 綾乃(立命大1)   2018. 5.20 2.03.42 陣内 綾子(佐賀大4)   2008.10. 4 2.03.45 岡本久美子(筑波大2)   1995. 8.30 2.03.52 真下まなみ(筑波大3)   2012.10.21 2.03.75 渡辺  愛(園田学園女大3)2023. 7. 5 2.03.96 大森 郁香(日大4)    2014. 5.25 2.04.27 伊藤 美穂(順大4)    2014. 5.25 2.04.33 広田 有紀(秋田大5)   2018. 6.24

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