2023.06.02
ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の大会2日目が6月2日に行われる。
あいにくの大雨予報となったため、前日の時点で跳躍種目はすべて3日目のスライド。悪コンディションが予想される。
ただ、そんな天候を吹き飛ばすくらいの注目度が高い2日目。18時25分から始まる女子やり投には、オレゴン世界選手権銅メダリストの北口榛花(JAL)が登場する。すでにブダペスト世界選手権の代表に内定済み。
この後はすぐに渡欧してダイヤモンドリーグ(DL)などに出場を予定しているため、これがシーズン前半における国内ラストマッチ。弾みの3連覇なるか。
他にも斉藤真理菜(スズキ)や長麻尋(国士舘クラブ)、上田百寧(ゼンリン)、武本紗栄(佐賀スポ協)、佐藤友佳(ニコニコのり)ら60mスロワーがズラリ。ハイレベルな戦いとなりそうだ。
男子3000m障害は三浦龍司(順大)が3連覇に挑戦。こちらはブダペスト世界選手権の参加標準記録を突破済みのため3位以内に入れば代表に内定する。
20時からは男子200m決勝が行われる。伸び盛りの鵜澤飛羽(筑波大)、宇野勝翔(順大)の学生勢が、飯塚翔太(ミズノ)、上山紘輝(住友電工)といったシニア勢に挑む。
トラック種目のラストを飾るのが女子1500m。日本記録を持つ田中希実(New Balance)は前日の予選を4分15秒19の組トップで決勝に進んでいる。「ラスト1周の60秒切りは意識していきたい」と意気込みを語っていた。世界選手権へ向けて一段階ギアを上げていきそうだ。
さらに、12秒台が5人いて大注目の女子100mハードルは予選・準決勝が実施される。日本記録保持者・福部真子(日本建設工業)や寺田明日香(ジャパンクリエイト)らがどんな走りを見せるか。
このほか、決勝種目は男子1500m、女子400m、女子100m、男子円盤投が行われる。
ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権は6月4日まで、大阪・ヤンマースタジアム長居で開かれている。
【動画】200m予選で全体トップの20秒49!順大・宇野勝翔の走り
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)