HOME 国内

2023.02.26

小舘充華が女子ハンマー投60m59で制覇!悲願の日本選手権Vとアジア進出へ「一歩前に行きたい」/JAG大崎
小舘充華が女子ハンマー投60m59で制覇!悲願の日本選手権Vとアジア進出へ「一歩前に行きたい」/JAG大崎

2023年JAG大崎の女子ハンマー投に出場した小舘充華(染めQ)

◇Japan Athlete Games in Osaki 2023(2月26日/鹿児島県大崎町・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅)

Japan Athlete Games in Osaki 2023が行われ、女子ハンマー投は小舘充華(染めQ)が60m59で制した。

「62mぐらいを目標に、あわよくば自己ベスト(62m94/日本歴代7位)の更新」を目指していた小舘だが、「(技術的に)うまく合わせることができませんでした」。6投すべて57mオーバーと安定していたもの、大台スローは優勝記録となった5投目のみとにとどまり、「もうちょっと行きたかったです」と悔しそうに振り返った。

広告の下にコンテンツが続きます

ただ、昨年11月末に右膝の軟骨を内視鏡で除去する手術を受け、冬季練習としては「1ヵ月は高重量のウエイトトレーニングができなかった」とやや遅れ気味。その過程を鑑みれば、本格的なシーズンインに向けては好スタートを切ったと言っていいだろう。

今後は、この日も課題になった「ターンへの入りの始めの部分をうまく合わせることと、しっかりとハンマーを動かすこと」を修正していく。

秋田・花輪高では国体や日本ジュニア選手権で入賞実績があり、流通経大では1年時にU20日本選手権を制覇。3、4年では日本インカレを連覇している。

だが、日本選手権は大学3年だった2019年の2位が最高。大学時代から、男子ハンマー投で日本歴代3位の74m08を持つ土井宏昭コーチに指導を受け、着実に力をつけてきているだけに、「日本選手権が壁になっているので、一歩前に行きたいです」と話す。

今季の最大の目標である7月のアジア選手権、9月のアジア大会の代表を勝ち取るためにも、今季は「早めに身体と技術を仕上げていきたい」と気合十分だ。

◇Japan Athlete Games in Osaki 2023(2月26日/鹿児島県大崎町・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) Japan Athlete Games in Osaki 2023が行われ、女子ハンマー投は小舘充華(染めQ)が60m59で制した。 「62mぐらいを目標に、あわよくば自己ベスト(62m94/日本歴代7位)の更新」を目指していた小舘だが、「(技術的に)うまく合わせることができませんでした」。6投すべて57mオーバーと安定していたもの、大台スローは優勝記録となった5投目のみとにとどまり、「もうちょっと行きたかったです」と悔しそうに振り返った。 ただ、昨年11月末に右膝の軟骨を内視鏡で除去する手術を受け、冬季練習としては「1ヵ月は高重量のウエイトトレーニングができなかった」とやや遅れ気味。その過程を鑑みれば、本格的なシーズンインに向けては好スタートを切ったと言っていいだろう。 今後は、この日も課題になった「ターンへの入りの始めの部分をうまく合わせることと、しっかりとハンマーを動かすこと」を修正していく。 秋田・花輪高では国体や日本ジュニア選手権で入賞実績があり、流通経大では1年時にU20日本選手権を制覇。3、4年では日本インカレを連覇している。 だが、日本選手権は大学3年だった2019年の2位が最高。大学時代から、男子ハンマー投で日本歴代3位の74m08を持つ土井宏昭コーチに指導を受け、着実に力をつけてきているだけに、「日本選手権が壁になっているので、一歩前に行きたいです」と話す。 今季の最大の目標である7月のアジア選手権、9月のアジア大会の代表を勝ち取るためにも、今季は「早めに身体と技術を仕上げていきたい」と気合十分だ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top