HOME 国内

2022.10.07

ディーン元気80m04で優勝してシーズンアウト「明日から釣りに行く」/栃木国体
ディーン元気80m04で優勝してシーズンアウト「明日から釣りに行く」/栃木国体

◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)2日目

3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会2日目に成年男子やり投が行われ、オレゴン世界選手権代表のディーン元気(兵庫・ミズノ)が80m04で制した。

広告の下にコンテンツが続きます

ディーンは2回目に77m54を投げると、5回目にただ1人80m超え。貫禄勝ちを収めた。雨と寒さから「アップで投げ込んできても、競技場に入ったら身体が動かなかった」。そんな状況でも「ケガのリスクもあるなかでどう仕上げるか。若い頃はできなかったこと」と試技間の使い方などを調整したという。

2012年ロンドン五輪以来となる世界大会に出場するまで復活を遂げたディーン。決勝に進んで9位に入ったものの、「世界選手権では3回投げて予選通過だった」。決勝で戦うためにも、「逆算して力を使わずにいけばエネルギーを少なくできる。そのためにどう上の記録を安定できるか」と、もう一段階土台を上げていく構えだ。

これがシーズン最終戦。「明日から釣りに行きます。青魚がいい時期」と笑う。1ヵ月ほどはオフに当て「バドミントンなど他のスポーツで身体を動かしながら、脳みそも含めて休養して、芯の疲労を取りたい」。来季の最大の目標はブダペスト世界選手権。「まだ未熟なので上げていきたい。来年もよろしくお願いします」と意欲を示して、会場を後にした。

◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)2日目 3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会2日目に成年男子やり投が行われ、オレゴン世界選手権代表のディーン元気(兵庫・ミズノ)が80m04で制した。 ディーンは2回目に77m54を投げると、5回目にただ1人80m超え。貫禄勝ちを収めた。雨と寒さから「アップで投げ込んできても、競技場に入ったら身体が動かなかった」。そんな状況でも「ケガのリスクもあるなかでどう仕上げるか。若い頃はできなかったこと」と試技間の使い方などを調整したという。 2012年ロンドン五輪以来となる世界大会に出場するまで復活を遂げたディーン。決勝に進んで9位に入ったものの、「世界選手権では3回投げて予選通過だった」。決勝で戦うためにも、「逆算して力を使わずにいけばエネルギーを少なくできる。そのためにどう上の記録を安定できるか」と、もう一段階土台を上げていく構えだ。 これがシーズン最終戦。「明日から釣りに行きます。青魚がいい時期」と笑う。1ヵ月ほどはオフに当て「バドミントンなど他のスポーツで身体を動かしながら、脳みそも含めて休養して、芯の疲労を取りたい」。来季の最大の目標はブダペスト世界選手権。「まだ未熟なので上げていきたい。来年もよろしくお願いします」と意欲を示して、会場を後にした。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加

世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]

NEWS 青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

2025.11.28

青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]

NEWS デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top