全国男鹿駅伝は6月28日、秋田県男鹿市の男鹿総合運動公園をスタート・フィニッシュとするコースで行われ、7区間64.8kmの大学の部は青学大がで3時間14分28秒で2年ぶり優勝を果たした。
青学大は1~3区を1年生、4区以降を2年生が務めるオーダー。1区の前川竜之将が26分10秒でトップ中継を果たすと、2区・松田祐真も区間賞の走りで後続との差を広げる。
3区からも石川浩輝、安島莉玖、黒田然が3連続区間賞で独走態勢を築き、6区・遠藤大成、アンカー・佐藤愛斗も力強い走りで後続の追い上げを許さなかった。
前回は中盤で中大に逆転を許して2位に甘んじたが、1年で王座を奪還。正月の箱根駅伝優勝から、ロード、トラックと力を示してきた青学大が、伸び盛りの1、2年生のオーダーでも他を圧倒し、選手層の厚さを示した。
安島は「今年の駅伝では2年生が主体となって戦っていこうと(原晋)監督から言われていた。『圧勝してきなさい』と言われていたので、そこは良かった」と振り返る。
ただ、自身の走りについては100点満点中で「20点」と厳しい評価。「坂がきつかった。上りも遅かったですし、下りも全然」と自己分析し、鍛錬の夏、さらには秋の駅伝シーズンをしっかりと見据えていた。
前回優勝の中大が2位。3位は終盤に順位を上げた立教大が入り、4位に東洋大が続いた。
大会は男鹿半島を舞台に行われ、全体的に起伏があるのが特徴。秋からの駅伝シーズンに向けて力を試す“前哨戦”の位置づけで近年は注目を集めている。大学の部は中大、青学大、東洋大、東京国際大、立教大が招待され、12チームが出場した。
※記録、結果は速報値
青学大のVメンバーをチェック!
第1区(8.7km) 前川竜之将(1年) 第2区(6.0km) 松田祐真(1年) 第3区(8.1km) 石川浩輝(1年) 第4区(9.2km) 安島莉玖(2年) 第5区(7.5km) 黒田 然(2年) 第6区(11.8km) 遠藤大成(2年) 第7区(13.5km) 佐藤愛斗(2年)男鹿駅伝 大学の部上位成績をチェック!
1位 青学大 3時間14分28秒 2位 中大 3時間18分52秒 3位 立教大 3時間20分23秒 4位 東洋大 3時間21分21秒 5位 神奈川大 3時間21分35秒 6位 東京国際大 3時間21分39秒 7位 日体大 3時間24分46秒 8位 明治学院大A 3時間25分20秒RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.29
【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」
-
2025.12.27
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.29
【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」
FOCUS! 高校生INTERVIEW 中村佳吾 Nakamura Keigo 関大北陽3大阪 毎月恒例掲載の高校生FOCUSは、男子走高跳の中村佳吾選手(関大北陽3大阪)に2025年を締めくくってもらいます。7月の広島 […]
2025.12.29
全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝
12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]
2025.12.29
【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 全日本大学駅伝を制し、3年ぶりの優勝を狙う駒大は前回経験者4人を登録。1区は伊勢路でも同区間で区間4位と好走した小山翔也(3年) […]
2025.12.29
【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 出雲駅伝を制し、悲願の初優勝を狙う國學院大は2区に主将の上原琉翔(4年)を登録。1区には前回6区の嘉数純平(4年)、4区には出雲 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
