2022.10.07
◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)2日目
3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会2日目の成年女子100mに大石沙也加(岩手・セレスポ)が出場。現役を引退することを明かした。
大石(旧姓・藤沢)は1991年生まれの31歳。岩手女高から陸上をはじめ、岩手大へ進学してから全国トップレベルに成長。400mに距離を延ばして日本インカレで初の日本一を獲得した。
2013年にセレスポに入社。以降は全日本実業団対抗でいくどもタイトルを獲得。日本選手権でも2015年に200m、400mで2位に入るなど安定感が光った。15年にはアジア選手権4×400mリレー代表となり4位に貢献。21年の世界リレー選手権でも代表に選ばれている(補欠)。どんな種目・大会でも上位に顔を出す存在感のある選手だった。自己記録は100m11秒67、200m23秒76、400m53秒14。
近年はケガに泣かされることも多かったが「好きだから続けてこられました」と目頭を押さえながら振り返る大石。地元・岩手国体でも活躍するなど、岩手を代表するスプリンターだった。今後は社業に専念するが、「陸上が好きなのでまた関わって競技場に来られれば」と話していた。

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