HOME 国内、大学

2022.09.22

青学大短距離ブロックが金メダリストから特別課外授業 プーマ主催イベントで荒川静香、樋口新葉、AYAが登壇
青学大短距離ブロックが金メダリストから特別課外授業 プーマ主催イベントで荒川静香、樋口新葉、AYAが登壇

プーマジャパンは20日、女性たちにパワーとインスピレーションを与えることを目的としたグローバルキャンペーン「SHE MOVES US〜私たちが今を変える〜」の一貫として、青学大の陸上競技部短距離ブロックの選手たちや一般女子学生を対象に、特別課外授業を実施した。

ゲスト講師には、いずれもプーマの契約アスリート・アンバサダーであるプロフィギュアスケーターの荒川静香さん、フィギュアスケートで今年の北京五輪に出場した樋口新葉さん、クロスフィットトレーナーのAYAさんが登壇。2006年のトリノ五輪で金メダルを獲得した荒川さんは「(フィギュアスケーターとして)今まで何かを成し遂げたと実感したのは1つか2つ。そこにたどり着くまでの失敗のほうがはるかに多い。勝ち負けよりも、自分がどこに向かい、何をしてきたかのほうが、その先の人生において大切です」と学生たちにアドバイスを送った。

広告の下にコンテンツが続きます

AYAさんは「年齢はただの数字」と話したうえで、自身の経験とトレーナーとして心掛けていることを語った。「私は20代の時よりも現在(37歳)のほうが、できるようになったことが多い。トレーナーとして活動するうえでも、年を重ねるごとに健康になる、というような反比例を目指しています」

また、女性ならではの身体の変化について聞かれた樋口さんは、「体調が優れない時は試合の時も練習時も、とにかく冷やさないことを心掛け、いつもよりも身体を動かし、汗を流すようにしています」と、現役アスリートならではの意見も述べた。

青学大短距離ブロックは今年6月にプーマジャパンとパートナーシップ契約を締結。安井年文総監督は「これからは女性の地位向上が必要になってくる。選手たちには陸上だけで終わらないように、このイベントでさまざまなことを吸収してほしい」と話した。

<イベントに参加した選手の声>
髙島咲季(3年)400m53秒31 2022年日本選手権5位
「陸上とフィギュアスケートで競技は異なりますが、女性アスリートとして共通する点がありました。特に印象的だったのが、荒川さんが話していた『女性の身体の変化に対して、精神面も変化が伴うことは当たり前のこと』という部分。私もいろいろ変化があったのですが、それはネガティブに考えることではないのかなと感じました」

石川 優(2年)100m11秒48 2021年日本選手権6位
「ルーティンを決めるという部分が印象に残っています。私はルーティンがあまりないので、新たに取り入れることも(強くなるための)ひとつの手段なのかなと感じました。女性は男性よりも弱いと思われがちですが、女性は女性なりに男性には出せないものがあると思うので、スポーツで女性アスリートの強さを発信していきたいです」

プーマジャパンは20日、女性たちにパワーとインスピレーションを与えることを目的としたグローバルキャンペーン「SHE MOVES US〜私たちが今を変える〜」の一貫として、青学大の陸上競技部短距離ブロックの選手たちや一般女子学生を対象に、特別課外授業を実施した。 ゲスト講師には、いずれもプーマの契約アスリート・アンバサダーであるプロフィギュアスケーターの荒川静香さん、フィギュアスケートで今年の北京五輪に出場した樋口新葉さん、クロスフィットトレーナーのAYAさんが登壇。2006年のトリノ五輪で金メダルを獲得した荒川さんは「(フィギュアスケーターとして)今まで何かを成し遂げたと実感したのは1つか2つ。そこにたどり着くまでの失敗のほうがはるかに多い。勝ち負けよりも、自分がどこに向かい、何をしてきたかのほうが、その先の人生において大切です」と学生たちにアドバイスを送った。 AYAさんは「年齢はただの数字」と話したうえで、自身の経験とトレーナーとして心掛けていることを語った。「私は20代の時よりも現在(37歳)のほうが、できるようになったことが多い。トレーナーとして活動するうえでも、年を重ねるごとに健康になる、というような反比例を目指しています」 また、女性ならではの身体の変化について聞かれた樋口さんは、「体調が優れない時は試合の時も練習時も、とにかく冷やさないことを心掛け、いつもよりも身体を動かし、汗を流すようにしています」と、現役アスリートならではの意見も述べた。 青学大短距離ブロックは今年6月にプーマジャパンとパートナーシップ契約を締結。安井年文総監督は「これからは女性の地位向上が必要になってくる。選手たちには陸上だけで終わらないように、このイベントでさまざまなことを吸収してほしい」と話した。 <イベントに参加した選手の声> 髙島咲季(3年)400m53秒31 2022年日本選手権5位 「陸上とフィギュアスケートで競技は異なりますが、女性アスリートとして共通する点がありました。特に印象的だったのが、荒川さんが話していた『女性の身体の変化に対して、精神面も変化が伴うことは当たり前のこと』という部分。私もいろいろ変化があったのですが、それはネガティブに考えることではないのかなと感じました」 石川 優(2年)100m11秒48 2021年日本選手権6位 「ルーティンを決めるという部分が印象に残っています。私はルーティンがあまりないので、新たに取り入れることも(強くなるための)ひとつの手段なのかなと感じました。女性は男性よりも弱いと思われがちですが、女性は女性なりに男性には出せないものがあると思うので、スポーツで女性アスリートの強さを発信していきたいです」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top