
オレゴン世界選手権の男子短距離合宿が7月1日に都内で公開され、すでに渡米しているサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)を除く、男子4×100mリレー、4×400mリレー、男女混合4×400mリレーの代表が練習に参加し、その後取材に答えた。
昨年の東京五輪4×100mリレーで途中棄権に終わった日本。そのメンバーからオレゴン世界選手権の代表入りしたのは小池祐貴(住友電工)ただ1人となった。今回合宿に不参加だったサニブラウンは代表経験を持つが、坂井隆一郎(大阪ガス)、上山紘輝(住友電工)、鈴木涼太(スズキ)は初代表。昨年の五輪補欠だった栁田大輝(東洋大)を加え、フレッシュな顔ぶれとなった。
「世代的に下のほうだったのが、一番上になって不思議な感覚。まだ27歳ですが年を取ったなと感じます」と笑う小池。バトンジョグでは他の選手たちに「頭を下げると(失敗の)リスクが高まるから余裕がある時は高いところから見下ろすようにしたほうがいいよ」とアドバイスする姿も。「このメンバーの中ではキャリアもあるほうなので、どんな時にミスが起こるかや、データの数値的な部分など、自分が最初疑問に思っていたところを伝えられれば」と語る。
そういった姿勢に、初出場の上山も「どうやって合宿に入ったらいいかというところも小池さんがリードしてくださった」と言う。昨年の五輪メンバーからは1人だけだが、リベンジの思いは「変に出しはしない」と小池。それよりも「このメンバーでしっかり走って、バトンをつないでどこまで行けるのかが楽しみ」と語る。
ミーティングでは「意識共有した」とし、「メダルを狙うというのが一番大事。行けるぞと思いながら明日からのバトン練習をできると思う」と小池。「まだ僕は世界大会でのメダルを取っていないのでパフォーマンスを発揮して貢献できれば」と意気込みを語る。
個人では200mで出場。ワールドランキングでの切符獲得に「過去のポイントなのでラッキーだった」。世界選手権では「理想の数値を追ってきたが、どういう走りをしたら気持ちがいいかを突き詰めていきたい。納得のいく走り、感覚ができるかが大事。今季のベストの状態に持って行ける手応えがある」と力強く語った。
布勢スプリントで10秒02をマークした坂井は、100mとリレーに出場予定。初代表合宿に「初めてで不安もありましたが、和やかな雰囲気で世界選手権に望めます」と笑顔を見せる。昨年は世界リレー(3位)も経験済みで、「日本のリレーのノウハウは学べました」と話す。
持ち味は「スタートから中盤」の加速局面。100mでは「9秒台と一つでもラウンドを重ねること」が目標で、1走に名乗りを上げるリレーでは「世界でも通用するような1走になれれば」と、ロケットスタートを切るつもりだ。
18歳で代表入りした栁田。日本選手権では堂々の3位に入ったが、個人で代表入りができなかった悔しさもにじませていた。上山が「経験豊富な栁田くん」と言うほど、堂々としたもの。それに対して「そう思われているのはうれしいです。だからこそそう思われるような振る舞い、走りをしたい」と栁田。昨年の東京五輪も同行したが「いまいち雰囲気もわからず、勉強するつもりだった」が、今回は「自分がやってやるぞ、という気持ちで臨んでいます」と心境を明かす。走順については「こだわりはない」と持ち味のストライドを生かして勝負をかける。
200mの上山は「個人で自己ベストを更新する」と目標を掲げ、リレーでは「大学から3走をやっている。希望しますが、任された区間を走りたい」と決意を述べた。また、鈴木は「世界リレーで組んでいて世代も近い選手がいていい雰囲気」と語る。本番に向けて「前半が持ち味。リレーでは2、4走を多くやっているので走れたらいいなと思います」と語った。
16年リオ五輪、17年ロンドン、19年ドーハでの世界選手権と続いてきた世界大会の連続入賞がストップした日本男子4継。新たな顔ぶれでどんなリレーを見せて世界と対峙するのか。日本の底力が試される時が来た。
オレゴン世界選手権の男子短距離合宿が7月1日に都内で公開され、すでに渡米しているサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)を除く、男子4×100mリレー、4×400mリレー、男女混合4×400mリレーの代表が練習に参加し、その後取材に答えた。
昨年の東京五輪4×100mリレーで途中棄権に終わった日本。そのメンバーからオレゴン世界選手権の代表入りしたのは小池祐貴(住友電工)ただ1人となった。今回合宿に不参加だったサニブラウンは代表経験を持つが、坂井隆一郎(大阪ガス)、上山紘輝(住友電工)、鈴木涼太(スズキ)は初代表。昨年の五輪補欠だった栁田大輝(東洋大)を加え、フレッシュな顔ぶれとなった。
「世代的に下のほうだったのが、一番上になって不思議な感覚。まだ27歳ですが年を取ったなと感じます」と笑う小池。バトンジョグでは他の選手たちに「頭を下げると(失敗の)リスクが高まるから余裕がある時は高いところから見下ろすようにしたほうがいいよ」とアドバイスする姿も。「このメンバーの中ではキャリアもあるほうなので、どんな時にミスが起こるかや、データの数値的な部分など、自分が最初疑問に思っていたところを伝えられれば」と語る。
そういった姿勢に、初出場の上山も「どうやって合宿に入ったらいいかというところも小池さんがリードしてくださった」と言う。昨年の五輪メンバーからは1人だけだが、リベンジの思いは「変に出しはしない」と小池。それよりも「このメンバーでしっかり走って、バトンをつないでどこまで行けるのかが楽しみ」と語る。
ミーティングでは「意識共有した」とし、「メダルを狙うというのが一番大事。行けるぞと思いながら明日からのバトン練習をできると思う」と小池。「まだ僕は世界大会でのメダルを取っていないのでパフォーマンスを発揮して貢献できれば」と意気込みを語る。
個人では200mで出場。ワールドランキングでの切符獲得に「過去のポイントなのでラッキーだった」。世界選手権では「理想の数値を追ってきたが、どういう走りをしたら気持ちがいいかを突き詰めていきたい。納得のいく走り、感覚ができるかが大事。今季のベストの状態に持って行ける手応えがある」と力強く語った。
布勢スプリントで10秒02をマークした坂井は、100mとリレーに出場予定。初代表合宿に「初めてで不安もありましたが、和やかな雰囲気で世界選手権に望めます」と笑顔を見せる。昨年は世界リレー(3位)も経験済みで、「日本のリレーのノウハウは学べました」と話す。
持ち味は「スタートから中盤」の加速局面。100mでは「9秒台と一つでもラウンドを重ねること」が目標で、1走に名乗りを上げるリレーでは「世界でも通用するような1走になれれば」と、ロケットスタートを切るつもりだ。
18歳で代表入りした栁田。日本選手権では堂々の3位に入ったが、個人で代表入りができなかった悔しさもにじませていた。上山が「経験豊富な栁田くん」と言うほど、堂々としたもの。それに対して「そう思われているのはうれしいです。だからこそそう思われるような振る舞い、走りをしたい」と栁田。昨年の東京五輪も同行したが「いまいち雰囲気もわからず、勉強するつもりだった」が、今回は「自分がやってやるぞ、という気持ちで臨んでいます」と心境を明かす。走順については「こだわりはない」と持ち味のストライドを生かして勝負をかける。
200mの上山は「個人で自己ベストを更新する」と目標を掲げ、リレーでは「大学から3走をやっている。希望しますが、任された区間を走りたい」と決意を述べた。また、鈴木は「世界リレーで組んでいて世代も近い選手がいていい雰囲気」と語る。本番に向けて「前半が持ち味。リレーでは2、4走を多くやっているので走れたらいいなと思います」と語った。
16年リオ五輪、17年ロンドン、19年ドーハでの世界選手権と続いてきた世界大会の連続入賞がストップした日本男子4継。新たな顔ぶれでどんなリレーを見せて世界と対峙するのか。日本の底力が試される時が来た。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.03.11
埼玉医大グループに小澤心羽が加入 「応援よろしくお願いいたします」
2026.03.09
日本インカレの大会要項が発表 標準記録は前回と同じ フィールド種目にも最大出場人数を設定
-
2026.03.08
-
2026.03.08
-
2026.03.08
2026.03.07
日体大陸上部100周年式典が開催!日本陸連・有森会長ら名選手数多く、箱根駅伝10度優勝
-
2026.03.07
2026.02.15
【大会結果】第6回全国大学対校男女混合駅伝(2026年2月15日)
-
2026.02.27
-
2026.03.07
-
2026.03.01
Latest articles 最新の記事
2026.03.11
埼玉医大グループに小澤心羽が加入 「応援よろしくお願いいたします」
埼玉医大クループの女子駅伝部は3月11日、同日付で小澤心羽が加入したことを発表した。 小澤は2004年生まれの21歳。静岡・日大三島高時代の22年に全国高校駅伝に出場した。23年春からルートインホテルズで競技を続け、24 […]
2026.03.09
日本インカレの大会要項が発表 標準記録は前回と同じ フィールド種目にも最大出場人数を設定
日本学生陸上競技連合は3月9日、第95回日本インカレ(9月5日~7日/神奈川・日産スタジアム)の大会要項を発表した。 前回大会からは参加資格にいくつか変更が加えられ、フィールド種目にもトラック種目と同様に最大出場人数が設 […]
2026.03.09
カールストレームがハーフ競歩で1時間24分58秒 女子はインガがガルシア・レオンに先着/WA競歩ツアー
世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのドゥンディスカ50が、3月7日にスロバキアで開催され、男子ハーフマラソン競歩ではブダペスト世界選手権20km競歩銀メダルのP.カールストレーム(スウェーデン)が1時間24分58秒で優 […]
2026.03.09
シマンスキが60mH7秒37の今季世界最高タイ 女子砲丸投スキルダー20m69の自己タイV/WA室内ツアー
3月6日、世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのISTAF室内がドイツ・ベルリンで開催され、男子60mハードルではJ.シマンスキ(ポーランド)が今季世界最高タイの7秒37で優勝した。シマンスキは。24年世界室内選手権のこ […]
2026.03.09
箱根駅伝3年連続9度目Vの青学大に盛岡大附・古川陽樹、須磨学園・藤岡孝太郎ら11人の新入生が加入!
青学大陸上部長距離ブロックは3月8日、チームのSNSで2026年の新入生を発表した。 11人の新入生が加入。持ち記録の筆頭は5000mで13分58秒62の古川陽樹(盛岡大附・岩手)。インターハイ5000mで7位に入り、国 […]
Latest Issue
最新号
2026年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝