8月29日に北アイルランドで開催されたアントリムコースト・ハーフマラソンで、Y.イェフアラウ(エチオピア)が女子選手では史上初の1時間4分切りとなる1時間3分43秒の世界新記録を樹立した。従来の世界記録は今年4月にR.チェプンゲティチ(ケニア)がマークした1時間4分02秒だった。
イェフアラウはトラックやマラソンでの五輪・世界選手権出場経験はないものの、ハーフマラソンで実績を重ねてきた22歳。男子マラソンの世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲ(ケニア)らが所属するNNランニングチームの一員として力をつけると、昨年10月の世界ハーフマラソン選手権で3位、同11月には当時世界歴代2位の1時間4分46秒をマークするなど世界トップクラスにのし上がった。
今年は4月に1時間4分40秒と記録を短縮すると、6月のエチオピア五輪10000m代表選考トライアルでは4位に敗れながら、30分20秒77と大幅に自己記録を更新。この日はペースメーカーについて5kmを15分05秒、10kmを30分22秒、15km地点でも45分24秒とペースは衰えず、ドーハ世界選手権のマラソン金メダリストであるチェプンゲティチの記録を19秒塗り替えた。
この種目の日本記録は、昨年1月に新谷仁美(積水化学)が樹立した1時間6分38秒。
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