HOME 海外

2021.08.29

男子棒高跳で世界記録保持者・デュプランティスが貫禄勝ち、オビエナがアジア歴代2位の5m91で2位/DLパリ
男子棒高跳で世界記録保持者・デュプランティスが貫禄勝ち、オビエナがアジア歴代2位の5m91で2位/DLパリ

男子棒高跳のデュプランティス

写真/時事

8月28日、ダイヤモンドリーグ(DL)パリ大会がフランスの同地で開催され、男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)が6m01の大会新で優勝した。世界記録(6m18)保持者で東京五輪金メダリストのデュプランティスは5m55、73、81を1回でクリアし、5m91で一度失敗したものの、5m96に高さを上げて成功、6m01は一発でクリアした。世界記録の6m19へ高さを上げたが、成功はならなかった。2日前のDLローザンヌ大会では5m62で4位にとどまったが、そのリベンジを果たした。

2位はフィリピンの25歳、E.J.オビエナ。5m91で同国のナショナルレコードを更新し、1992年にI.ポタポヴィッチ(カザフスタン)が樹立したアジア記録(5m92)にあと1cmと迫った。オビエナは東京五輪でも決勝に残り、11位の結果を残している。

女子3000mではF.ニョンサバ(ブルンジ)が8分19秒08の大会新、今季世界最高、世界歴代7位の好記録で制覇。ニョンサバは16年リオ五輪800mで銀メダル、東京五輪では10000mで5位入賞とマルチな才能を発揮している。8分19秒52で2位のE.タエ(エチオピア)も同国のナショナルレコードを更新する好走だった。

男子3000m障害ではK.キゲン(ケニア)が8分07秒12の今季世界最高で勝った。女子100mは東京五輪金メダルのE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)が10秒72(+1.3)で優勝。同じく東京五輪金のH.パーチメント(ジャマイカ)が男子110mハードルで13秒03(+ 0.7)のシーズンベストを出して制した。

このほか、女子走高跳は東京五輪で銀メダルを獲得したN.マクダーモット(豪州)が1m98でV。世界選手権3連覇、東京五輪金のM.ラシツケネ(ANA/ロシア)が同記録ながら無効試技数差で2位に敗れた。

広告の下にコンテンツが続きます
写真/時事 8月28日、ダイヤモンドリーグ(DL)パリ大会がフランスの同地で開催され、男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)が6m01の大会新で優勝した。世界記録(6m18)保持者で東京五輪金メダリストのデュプランティスは5m55、73、81を1回でクリアし、5m91で一度失敗したものの、5m96に高さを上げて成功、6m01は一発でクリアした。世界記録の6m19へ高さを上げたが、成功はならなかった。2日前のDLローザンヌ大会では5m62で4位にとどまったが、そのリベンジを果たした。 2位はフィリピンの25歳、E.J.オビエナ。5m91で同国のナショナルレコードを更新し、1992年にI.ポタポヴィッチ(カザフスタン)が樹立したアジア記録(5m92)にあと1cmと迫った。オビエナは東京五輪でも決勝に残り、11位の結果を残している。 女子3000mではF.ニョンサバ(ブルンジ)が8分19秒08の大会新、今季世界最高、世界歴代7位の好記録で制覇。ニョンサバは16年リオ五輪800mで銀メダル、東京五輪では10000mで5位入賞とマルチな才能を発揮している。8分19秒52で2位のE.タエ(エチオピア)も同国のナショナルレコードを更新する好走だった。 男子3000m障害ではK.キゲン(ケニア)が8分07秒12の今季世界最高で勝った。女子100mは東京五輪金メダルのE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)が10秒72(+1.3)で優勝。同じく東京五輪金のH.パーチメント(ジャマイカ)が男子110mハードルで13秒03(+ 0.7)のシーズンベストを出して制した。 このほか、女子走高跳は東京五輪で銀メダルを獲得したN.マクダーモット(豪州)が1m98でV。世界選手権3連覇、東京五輪金のM.ラシツケネ(ANA/ロシア)が同記録ながら無効試技数差で2位に敗れた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]

NEWS アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top