◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技9日目
陸上競技9日目モーニングセッション、札幌市で女子マラソンが行われ、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は2時間33分14秒で19位だった。
「苦しいレースではあった」。14km手前まで先頭集団の後方で粘っていた鈴木だが、15kmを過ぎて遅れ始める。北海道大学の構内に入ってから再び先頭集団の後方に追いつく。その後もまた後退し、30km付近では27番目。そこから巻き返しての19位フィニッシュだった。
リオ五輪では5000mと10000mの代表となったが、5000m12位、10000mはスタートラインに立てなかった。「その苦い経験があったから、今年は絶対にスタートラインに立つんだという思いでやってきました」。
1991年生まれの29歳。中学時代から全国タイトルを手にするなど、常に同世代のトップを走ってきた。だが、名古屋大では一時低迷。そこから這い上がり、再び日本のトップへ。19年の選考会だったマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では2位で五輪切符をつかんだ。だが、その後はケガが長引き、レースから遠ざかった。
不安も多かったが、目標だった東京五輪のマラソンのスタートに立ったのは「リオ五輪の経験があったから」。何度遅れても「最後まで気持ちを切らさず、出し尽くそうと思って走りました。もう勝負はついていたんですけど、悔いを残さないように」。そのあきらめない姿は、これまでの鈴木が歩んできたキャリアを表現しているようだった。
写真/時事
◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技9日目
陸上競技9日目モーニングセッション、札幌市で女子マラソンが行われ、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は2時間33分14秒で19位だった。
「苦しいレースではあった」。14km手前まで先頭集団の後方で粘っていた鈴木だが、15kmを過ぎて遅れ始める。北海道大学の構内に入ってから再び先頭集団の後方に追いつく。その後もまた後退し、30km付近では27番目。そこから巻き返しての19位フィニッシュだった。
リオ五輪では5000mと10000mの代表となったが、5000m12位、10000mはスタートラインに立てなかった。「その苦い経験があったから、今年は絶対にスタートラインに立つんだという思いでやってきました」。
1991年生まれの29歳。中学時代から全国タイトルを手にするなど、常に同世代のトップを走ってきた。だが、名古屋大では一時低迷。そこから這い上がり、再び日本のトップへ。19年の選考会だったマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では2位で五輪切符をつかんだ。だが、その後はケガが長引き、レースから遠ざかった。
不安も多かったが、目標だった東京五輪のマラソンのスタートに立ったのは「リオ五輪の経験があったから」。何度遅れても「最後まで気持ちを切らさず、出し尽くそうと思って走りました。もう勝負はついていたんですけど、悔いを残さないように」。そのあきらめない姿は、これまでの鈴木が歩んできたキャリアを表現しているようだった。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.13
中京は出田隆之助をアンカーに 稲美北・中川悠聖が1区 /全中駅伝・男子
2025.12.13
日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える
-
2025.12.13
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.13
京山は中西彩葉が1区、下田千紗都が5区 男山三、黒石野もエースを3km区間に起用 全中1500mVの是枝愛香は1区に/全中駅伝・女子
第33回全国中学駅伝は12月14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。13日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区と5区が3km。2区、3区、4区が2kmで実施され […]
2025.12.13
中京は出田隆之助をアンカーに 稲美北・中川悠聖が1区 /全中駅伝・男子
第33回全国中学駅伝は12月14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。13日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 男子は6区間各3kmで実施。全区間が同じ距離設定のため、各チ […]
2025.12.13
日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える
日本学生陸上競技連合は12月13日、都内で令和7年勲功章授与式を開いた。 この賞は国際大会で顕著な活躍をした学生や世界記録を樹立した学生らを称えるもので、例年は日本インカレ開催時に授与していたが、今年は東京世界選手権の兼 […]
2025.12.13
7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026の開催日が12月12日に発表された。 2025年は6月と7月に開催されたが、来年は例年通り7月の開催。7月4日の千歳大会を皮切りに、8日の網走大会、11日の北見大会、15日の深川大 […]
2025.12.12
國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」
ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025