2021.04.14
近年、駅伝やマラソンで実績を挙げている多くの強豪チームが継続的に活用しているスポーツサプリメントがある。それが日本新薬の「WINZONE(ウィンゾーン)」シリーズだ。多くの支持を集めている背景には、医薬品事業で培った技術とノウハウ、そしてアスリートに寄り添った企業姿勢があった。
好記録ラッシュの要因
マラソンや駅伝、トラックレースに至るまで、近年は長距離種目で好記録ラッシュが続いている。この要因としてはシューズなどギアの進化が取り上げられることが多いが、決してそれだけが理由ではない。
「アスリートの〝身体を作るもの〟にも要因はあると思います。シューズという目に見えるものだけでなく、身体の中からも変わってきていると感じています」
こう話すのは、日本新薬の吉田哲朗氏。スポーツファーマシスト(薬剤師の資格を持ち、アンチ・ドーピング規則に関する情報・知識があり、薬の正しい使い方の指導を行う)という立場からの実感だ。吉田氏はスポーツサプリメントの開発に携わっており、「スポーツに挑戦する人を応援したい」という想いから、2016年10月に「WINZONE(ウィンゾーン)」シリーズをスタートさせた。
「WINZONE」を開発している日本新薬の吉田哲朗氏。自らもランナーとして自社製品を実際に検証し、開発に役立てている
WINZONEが発売された初期の段階から活用しているチームの1つが富士通陸上競技部だ。今年の正月は12年ぶりに駅伝日本一を奪還。髙橋健一駅伝監督は、躍進の要因の1つにWINZONEを挙げる。
「WINZONEを普段から活用し、良い体調を維持し続けることができました。さらに、強度の高い練習をしっかりでき、疲労の回復もほぼ思い通りにできたことが優勝につながったと思います。目標の大会に合わせてしっかり練習ができて、当日を迎えられれば鬼に金棒ですね」
もちろん、選手のたゆまぬ努力が大前提だが、スポーツサプリメントを上手に活用することで、いっそう練習効率が上がっているということだろう。マラソンでも富士通勢の躍進は続いている。中村匠吾選手が2019年9月の日本代表選考レースで優勝し、今年2月には鈴木健吾選手が日本人として初めて2時間5分の壁を破る2時間4分56秒の日本新記録を樹立した。ともに普段からWINZONEを活用している選手だ。
「この1年間スピード強化、筋力強化に取り組んできました。WINZONEを練習後に積極的に摂取することで、少しずつ動きが変わってきていると実感しています」
鈴木選手は入社して以来WINZONEを継続して摂り続け、ハイパフォーマンスを発揮している。富士通と言えば、創部当時から日本代表を多数輩出し、後にマラソンで日本記録を樹立した藤田敦史選手らを擁して2000年の実業団駅伝で初優勝するなど活躍してきた。2020年の日本選手権5000mでも坂東悠汰選手が優勝するなど駅伝にとどまらず、マラソン、トラック種目とすべての長距離種目において好成績を収めており、今、最も注目されるチームと言っていい。
元日の駅伝で優勝テープを切った浦野雄平選手も「約15㎞の区間でしたが、普段からWINZONE タブレットを摂っているため、後半のスタミナに不安なく前半から積極的な走りをすることができました」とWINZONE の良さを実感している。
左からWINZONE「エナジー スティック」「エナジータブレット」「エナジージェル」。どれも脂肪の燃焼を促すヒドロキシクエン酸を配合しており、継続して摂取することで身体が脂肪を燃やしやすくなるという。スティックは水なしでも飲めて、練習前後に気合が入るグレープフルーツ風味
ヒドロキシクエン酸が効率良く脂肪をエネルギーに
WINZONEシリーズのラインナップには、「エナジー×エナジー(スティック、タブレット、ジェル)」「プロテイン」、そして膝関節の柔軟性&可動性をサポートする「ジョイントガーディアン」があるが、そもそもの始まりは「エナジー×エナジー」からだった。ランニングに取り組む社員の「マラソン前のカーボローディングが大変。そんなにたくさん食べられない」という声がヒントになったという。
マラソンなど持久を伴う運動のエネルギー源には、糖と脂肪の2種類がある。糖は一般的にグリコーゲンというかたちで肝臓や筋肉に温存され、カーボローディングで一時的にグリコーゲンの貯蔵量を増やすことはできるものの、量自体はそれほど多くはない。一方で、脂肪は皮下や内臓周りに多くついているものの、エネルギーに変わるまでに時間がかかるという特性があった。
脂肪を効率良く使えればマラソンのパフォーマンスアップにつながるはず――。ここに着目したのが「エナジー×エナジー」だった。脂肪の燃焼を促すヒドロキシクエン酸という機能成分が含有されており、脂肪からの供給エネルギーを増やすことで運動中にエネルギー切れになりにくい身体作りをサポートしてくれる。
「WINZONEタブレットを継続的に使用するようになってから、後半のきつい局面でも力を発揮できるようになった気がします。特にマラソンなど長時間運動を継続する競技には欠かせません」と中村選手は自身の体感の変化を口にする。
2019年9月に開催されたマラソン日本代表選考会で優勝した中村匠吾選手。WINZONEエナジータブレットを毎朝摂取しているほか、エナジージェルやプロテインも頻繁に活用している
鈴木選手もまた、課題克服にWINZONEを活用してきた。
「僕は身体が小さい分、うまくエネルギーを使えるようにしていかないと、マラソンで勝負できないと感じています」
WINZONEシリーズは、ランナーに限らず、アメリカンフットボール、ラグビー、卓球など他競技でも愛用者が多い。特にプロテインは〝身体作り〟に欠かせないが、吉田氏はランナーにもお勧めだと言う。
「プロテインというと〝筋肉をつける〟というイメージが強いと思いますが、練習後の筋肉のケアにもタンパク質は重要なので、リカバリーに活用してほしいです」
トレーニングで傷ついた筋肉繊維の修復には〝ゴールデンタイム〟と言われる練習後30分以内にタンパク質を摂取することが推奨されている。WINZONEプロテインは水に溶けやすく、150mlと少量の水で作れるので、速やかにタンパク質を補給できる。さらに、ビタミンやミネラルの含有量が多いのも特長だ。
WINZONEプロテインは少量の水でも飲める溶けやすさが特徴。「身体作りの基本」と言われる食事を妨げないように工夫されている。さらに、身体作りに欠かせないビタミン、ミネラルもしっかりと配合
現場の声を反映して開発
2016年の発売開始以来、WINZONEはじわじわと多くのトップアスリートの支持を集め続けてきた。実業団チームでは駅伝日本一の富士通のほか、2位のトヨタ自動車も取り入れている。また、大学駅伝のチームでも、正月恒例の駅伝で躍進を果たした創価大をはじめ、東洋大、東京国際大、明大、法大、国士大といった強豪校も活用している。
支持されている理由には、製薬会社が作るスポーツサプリメントゆえの安心感があるだろう。世界基準のアンチ・ドーピング認証(インフォームドチョイス)を取得しているのは当然として、長年医薬品事業で培った技術とノウハウを駆使し、科学的根拠に基づいた高品質なサプリメントに仕上がっている。
「営業から戻ると〝こんなニーズがあったよ〟と開発側に伝えています」と日本新薬の中村駿介氏が言うように、商品開発には営業担当が持ち帰ったアスリートの声も反映されている。
日本新薬でアスリートのモニタリングなどを担当している中村駿介氏。かつてはドラフト候補に挙がったほどの実力を持つ野球選手で、アスリートの声を丁寧に拾って開発陣に届けている
例えばエナジーシリーズは、当初スティックだけだったが、ユーザーの要望に応え、毎日飲みやすいタブレット、栄養補給と脚つり対策を兼ねたジェルと、バリエーションを増やしてきた。また、ジェルやプロテインの味の種類が豊富なのも、ユーザーが継続して摂取できるようにと考えてのことだ。
「機能性と嗜好性とのバランスを取ることが商品のこだわりでもあり、大変だった部分でもあります。やっぱり味は大事。おいしくなければ毎日は続けられませんから」(吉田氏)
アスリートの立場から製品が考えられていることも、多くの支持を集めている理由なのだろう。
文/福本ケイヤ
※この記事は『月刊陸上競技』2021年5月号に掲載しています
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好記録ラッシュの要因
マラソンや駅伝、トラックレースに至るまで、近年は長距離種目で好記録ラッシュが続いている。この要因としてはシューズなどギアの進化が取り上げられることが多いが、決してそれだけが理由ではない。 「アスリートの〝身体を作るもの〟にも要因はあると思います。シューズという目に見えるものだけでなく、身体の中からも変わってきていると感じています」 こう話すのは、日本新薬の吉田哲朗氏。スポーツファーマシスト(薬剤師の資格を持ち、アンチ・ドーピング規則に関する情報・知識があり、薬の正しい使い方の指導を行う)という立場からの実感だ。吉田氏はスポーツサプリメントの開発に携わっており、「スポーツに挑戦する人を応援したい」という想いから、2016年10月に「WINZONE(ウィンゾーン)」シリーズをスタートさせた。 「WINZONE」を開発している日本新薬の吉田哲朗氏。自らもランナーとして自社製品を実際に検証し、開発に役立てている WINZONEが発売された初期の段階から活用しているチームの1つが富士通陸上競技部だ。今年の正月は12年ぶりに駅伝日本一を奪還。髙橋健一駅伝監督は、躍進の要因の1つにWINZONEを挙げる。 「WINZONEを普段から活用し、良い体調を維持し続けることができました。さらに、強度の高い練習をしっかりでき、疲労の回復もほぼ思い通りにできたことが優勝につながったと思います。目標の大会に合わせてしっかり練習ができて、当日を迎えられれば鬼に金棒ですね」 もちろん、選手のたゆまぬ努力が大前提だが、スポーツサプリメントを上手に活用することで、いっそう練習効率が上がっているということだろう。マラソンでも富士通勢の躍進は続いている。中村匠吾選手が2019年9月の日本代表選考レースで優勝し、今年2月には鈴木健吾選手が日本人として初めて2時間5分の壁を破る2時間4分56秒の日本新記録を樹立した。ともに普段からWINZONEを活用している選手だ。 「この1年間スピード強化、筋力強化に取り組んできました。WINZONEを練習後に積極的に摂取することで、少しずつ動きが変わってきていると実感しています」 鈴木選手は入社して以来WINZONEを継続して摂り続け、ハイパフォーマンスを発揮している。富士通と言えば、創部当時から日本代表を多数輩出し、後にマラソンで日本記録を樹立した藤田敦史選手らを擁して2000年の実業団駅伝で初優勝するなど活躍してきた。2020年の日本選手権5000mでも坂東悠汰選手が優勝するなど駅伝にとどまらず、マラソン、トラック種目とすべての長距離種目において好成績を収めており、今、最も注目されるチームと言っていい。 元日の駅伝で優勝テープを切った浦野雄平選手も「約15㎞の区間でしたが、普段からWINZONE タブレットを摂っているため、後半のスタミナに不安なく前半から積極的な走りをすることができました」とWINZONE の良さを実感している。 左からWINZONE「エナジー スティック」「エナジータブレット」「エナジージェル」。どれも脂肪の燃焼を促すヒドロキシクエン酸を配合しており、継続して摂取することで身体が脂肪を燃やしやすくなるという。スティックは水なしでも飲めて、練習前後に気合が入るグレープフルーツ風味ヒドロキシクエン酸が効率良く脂肪をエネルギーに
WINZONEシリーズのラインナップには、「エナジー×エナジー(スティック、タブレット、ジェル)」「プロテイン」、そして膝関節の柔軟性&可動性をサポートする「ジョイントガーディアン」があるが、そもそもの始まりは「エナジー×エナジー」からだった。ランニングに取り組む社員の「マラソン前のカーボローディングが大変。そんなにたくさん食べられない」という声がヒントになったという。 マラソンなど持久を伴う運動のエネルギー源には、糖と脂肪の2種類がある。糖は一般的にグリコーゲンというかたちで肝臓や筋肉に温存され、カーボローディングで一時的にグリコーゲンの貯蔵量を増やすことはできるものの、量自体はそれほど多くはない。一方で、脂肪は皮下や内臓周りに多くついているものの、エネルギーに変わるまでに時間がかかるという特性があった。 脂肪を効率良く使えればマラソンのパフォーマンスアップにつながるはず――。ここに着目したのが「エナジー×エナジー」だった。脂肪の燃焼を促すヒドロキシクエン酸という機能成分が含有されており、脂肪からの供給エネルギーを増やすことで運動中にエネルギー切れになりにくい身体作りをサポートしてくれる。 「WINZONEタブレットを継続的に使用するようになってから、後半のきつい局面でも力を発揮できるようになった気がします。特にマラソンなど長時間運動を継続する競技には欠かせません」と中村選手は自身の体感の変化を口にする。 2019年9月に開催されたマラソン日本代表選考会で優勝した中村匠吾選手。WINZONEエナジータブレットを毎朝摂取しているほか、エナジージェルやプロテインも頻繁に活用している 鈴木選手もまた、課題克服にWINZONEを活用してきた。 「僕は身体が小さい分、うまくエネルギーを使えるようにしていかないと、マラソンで勝負できないと感じています」 WINZONEシリーズは、ランナーに限らず、アメリカンフットボール、ラグビー、卓球など他競技でも愛用者が多い。特にプロテインは〝身体作り〟に欠かせないが、吉田氏はランナーにもお勧めだと言う。 「プロテインというと〝筋肉をつける〟というイメージが強いと思いますが、練習後の筋肉のケアにもタンパク質は重要なので、リカバリーに活用してほしいです」 トレーニングで傷ついた筋肉繊維の修復には〝ゴールデンタイム〟と言われる練習後30分以内にタンパク質を摂取することが推奨されている。WINZONEプロテインは水に溶けやすく、150mlと少量の水で作れるので、速やかにタンパク質を補給できる。さらに、ビタミンやミネラルの含有量が多いのも特長だ。 WINZONEプロテインは少量の水でも飲める溶けやすさが特徴。「身体作りの基本」と言われる食事を妨げないように工夫されている。さらに、身体作りに欠かせないビタミン、ミネラルもしっかりと配合現場の声を反映して開発
2016年の発売開始以来、WINZONEはじわじわと多くのトップアスリートの支持を集め続けてきた。実業団チームでは駅伝日本一の富士通のほか、2位のトヨタ自動車も取り入れている。また、大学駅伝のチームでも、正月恒例の駅伝で躍進を果たした創価大をはじめ、東洋大、東京国際大、明大、法大、国士大といった強豪校も活用している。 支持されている理由には、製薬会社が作るスポーツサプリメントゆえの安心感があるだろう。世界基準のアンチ・ドーピング認証(インフォームドチョイス)を取得しているのは当然として、長年医薬品事業で培った技術とノウハウを駆使し、科学的根拠に基づいた高品質なサプリメントに仕上がっている。 「営業から戻ると〝こんなニーズがあったよ〟と開発側に伝えています」と日本新薬の中村駿介氏が言うように、商品開発には営業担当が持ち帰ったアスリートの声も反映されている。 日本新薬でアスリートのモニタリングなどを担当している中村駿介氏。かつてはドラフト候補に挙がったほどの実力を持つ野球選手で、アスリートの声を丁寧に拾って開発陣に届けている 例えばエナジーシリーズは、当初スティックだけだったが、ユーザーの要望に応え、毎日飲みやすいタブレット、栄養補給と脚つり対策を兼ねたジェルと、バリエーションを増やしてきた。また、ジェルやプロテインの味の種類が豊富なのも、ユーザーが継続して摂取できるようにと考えてのことだ。 「機能性と嗜好性とのバランスを取ることが商品のこだわりでもあり、大変だった部分でもあります。やっぱり味は大事。おいしくなければ毎日は続けられませんから」(吉田氏) アスリートの立場から製品が考えられていることも、多くの支持を集めている理由なのだろう。 文/福本ケイヤ ※この記事は『月刊陸上競技』2021年5月号に掲載しています 【PR】 <関連リンク> WINZONE(公式サイト) 日本新薬
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