男子200mで東京世界選手権代表に内定している鵜澤飛羽(JAL)が、拠点とする母校の筑波大で練習を公開し、報道陣の取材に応じた。
テレビ、新聞など約20社が集まり、その注目度がうかがい知れる。この日は酷暑のなか、ウォーミングアップとハードルドリルで身体を温めると、スパイクを履いてスタートからの動きを確認。準備段階から足裏の感覚を確かめながら走りにつなげていた。
ときおり「暑すぎる」と苦笑いしながら、メディアにも「日陰に入ってくださいね」と声をかけていた。
自身の出番となる200m予選まであと19日。「まだ実感は湧きませんが、いつ走っても大丈夫だと思っています。身体よりも心を整えていきたい」と、どっしり構えている。
23年のブダペスト世界選手権と昨年のパリ五輪で準決勝に進んでいる鵜澤。今季前半は日本人初の19秒台を目指し、5月の静岡国際では追い風参考ながら、末續慎吾の日本記録にあと0.02秒に迫る20秒05(+2.1)をマークした。
アジア選手権、日本選手権と20秒1台を連発し、Athlete Night Games(福井)では日本歴代3位タイの20秒11(+0.9)。「福井ではミスもあったけど、『これだ』というのがあって、いい感じの感覚をつかめました」。その後は山梨で合宿をし、福井での走りの感覚を研ぎ澄ませつつ、「リレーを走るために、200mのように100mを走る意識で直線もやりました」。
初代表のブダペストは「失うものがなくて当たって砕けろ」、パリ五輪は「思いのほか世界との差を感じた」と振り返る。昨年の夏、「来年は決勝に行きます」と言葉に力を込めてパリを後にしている。
東京世界選手権で悲願の決勝へ。「今までで一番いい状態。ギリギリのラインにいると思いますし、今の力を出せれば決勝に行ける」と手応えをつかみ、「80mから120mで先頭に立てれば」と思い描いている。
パリでは4×100mリレーを走れなかった悔しさも残り、冬季からリレーメンバー入りを目指して取り組んできたといい「その証明はしてきたつもりですし、自分が走る以外ないと思っています」と力を込める。
「誰と当たっても、自分の走りをするだけ。決勝を目指していけば、自ずとタイムもついてくる」
アニメ・漫画好きの鵜澤は、決勝レースの時だけ、選手紹介でポーズを決める。「(何のポーズか)決めているけど、どこにも言っていないので内緒です。楽しみにしててください」。
3度目の世界への挑戦。成長した姿を国立競技場の大観衆の前で見せるつもりだ。
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