
男子短距離で、16年リオ五輪4×100mリレー銀メダリストの山縣亮太(セイコー)がオンライントークイベント「DREAM AS ONE. × 父子チャレンジアカデミーSPECIAL FES.」にゲストとして参加。ライバルであり、リレーの仲間でもある桐生祥秀(日本生命)、飯塚翔太(ミズノ)、多田修平(住友電工)らとトークを繰り広げた。
昨シーズンは日本選手権直前に肺気胸を患い欠場。その後は回復に努めたものの、11月には足首を痛めた。冬季は米国に渡ってトレーニングを積んできたものの、今度はコロナ禍で実戦から遠ざかる。復帰戦となった8月23日のセイコー・ゴールデングランプリでは10秒42(-0.3)でまさかの予選敗退。さらに右膝を痛め、2年連続で日本選手権の舞台に立てなかった。
イベントのアンバサダーを務めた為末大氏(400m日本記録保持者)とのトークでは、「勉強の1年だった」と山縣。「練習の強弱のつけ方や身体の使い方を見直すきっかけになりました」と振り返る。それでも、ライブ配信を視聴する子供たちに向けて、「ケガやしんどい時期など、苦しいことはありましたが、それも楽しい」と言い、勝負強さの秘訣を聞かれ、「ギリギリまでネガティブなことを考えますが、スタートラインに立った時に『勝っても負けてもいいじゃん。頑張ったんだから』と開き直る」と明かした。
トークを終えた後の取材では「忘れかけていた陸上を楽しむということを思い出せた。それが伝わればいい」と山縣。コロナ禍にあって、「アスリート、スポーツの価値というものを改めて考えさせられた」とも。現在も膝の違和感は残っており、「治療をしながらトレーニングを並行して行っています。まだ走練習はしていません」と現状を明かす。東京五輪に向けて、「まずは参加標準記録(10秒05)を突破すること。焦らず身体作りをしてから質を上げていきたい。春は国内のグランプリからシーズンインできれば」と見据えている。
このイベントは、NPO法人幼児教育従事者研究開発機構が主催。為末氏がアンバサダーを務め、スポーツの楽しさを知ったり、障がいのあるなしに関係なくスポーツを体験したりすることを目的に、毎年、親子で参加できるスポーツイベントとして実施されている。今回は新型コロナウイルスの影響により、オンラインで公開され、500人の親子が視聴した。
男子短距離で、16年リオ五輪4×100mリレー銀メダリストの山縣亮太(セイコー)がオンライントークイベント「DREAM AS ONE. × 父子チャレンジアカデミーSPECIAL FES.」にゲストとして参加。ライバルであり、リレーの仲間でもある桐生祥秀(日本生命)、飯塚翔太(ミズノ)、多田修平(住友電工)らとトークを繰り広げた。
昨シーズンは日本選手権直前に肺気胸を患い欠場。その後は回復に努めたものの、11月には足首を痛めた。冬季は米国に渡ってトレーニングを積んできたものの、今度はコロナ禍で実戦から遠ざかる。復帰戦となった8月23日のセイコー・ゴールデングランプリでは10秒42(-0.3)でまさかの予選敗退。さらに右膝を痛め、2年連続で日本選手権の舞台に立てなかった。
イベントのアンバサダーを務めた為末大氏(400m日本記録保持者)とのトークでは、「勉強の1年だった」と山縣。「練習の強弱のつけ方や身体の使い方を見直すきっかけになりました」と振り返る。それでも、ライブ配信を視聴する子供たちに向けて、「ケガやしんどい時期など、苦しいことはありましたが、それも楽しい」と言い、勝負強さの秘訣を聞かれ、「ギリギリまでネガティブなことを考えますが、スタートラインに立った時に『勝っても負けてもいいじゃん。頑張ったんだから』と開き直る」と明かした。
トークを終えた後の取材では「忘れかけていた陸上を楽しむということを思い出せた。それが伝わればいい」と山縣。コロナ禍にあって、「アスリート、スポーツの価値というものを改めて考えさせられた」とも。現在も膝の違和感は残っており、「治療をしながらトレーニングを並行して行っています。まだ走練習はしていません」と現状を明かす。東京五輪に向けて、「まずは参加標準記録(10秒05)を突破すること。焦らず身体作りをしてから質を上げていきたい。春は国内のグランプリからシーズンインできれば」と見据えている。
このイベントは、NPO法人幼児教育従事者研究開発機構が主催。為末氏がアンバサダーを務め、スポーツの楽しさを知ったり、障がいのあるなしに関係なくスポーツを体験したりすることを目的に、毎年、親子で参加できるスポーツイベントとして実施されている。今回は新型コロナウイルスの影響により、オンラインで公開され、500人の親子が視聴した。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025