2020.11.28
日本を代表する豪華スプリンターたちが久しぶりに集結。11月28日、オンラインで公開されるトークイベントに、男子短距離の桐生祥秀(日本生命)、山縣亮太(セイコー)、飯塚翔太(ミズノ)、多田修平(住友電工)が参加した。
「DREAM AS ONE. × 父子チャレンジアカデミーSPECIAL FES.」と題したイベントで、NPO法人幼児教育従事者研究開発機構が主催となり、400mハードル日本記録保持者の為末大氏がアンバサダーを務めている。スポーツの楽しさを知ったり、障がいのあるなしに関係なくスポーツを体験したりすることを目的に、毎年、親子で参加できるスポーツイベントとして実施。今年はコロナ禍のため、オンラインで公開されるトークイベントとして行われ、定員500人が無料でライブ配信を視聴した。
トークイベントでは、オープニングで室伏広治スポーツ庁長官からのビデオメッセージが流され、「小さい頃からいろいろなスポーツを楽しんでほしい」と言葉を寄せた。アスリートが日々トレーニングを積む「味の素ナショナルトレーニングセンター」と「国立スポーツ科学センター」の紹介VTRでは貴重な内観を紹介。その後は為末氏とゲストアスリートたちによるトークセッションが繰り広げられた。
「こんなふうに集まるのは久しぶりで珍しい」と選手たち。親子向けのイベントということもあり、「小さい頃はどんな子供だったか」「親の教育方針は」といったテーマから、走り方のアドバイスなどが展開。各選手とも「小さい頃は活発で外で遊び回る子供だった」と口をそろえ、両親からも「あまりうるさく言われずに育った」と、自身の幼少期を振り返る。また、共通点としてサッカーや野球、水泳などさまざまなスポーツに親しんでいたという。
ゲストアスリートとして、アテネ・パラリンピックのマラソン金メダリストである高橋勇市(三菱商事)も参加。視覚障がいを持つ高橋は、「どうしても東京大会に出たいという思いから、マラソンで勝てなくなったなら別の種目で」と3年前からトライアスロンを始め、東京大会を目指している。実際に、短距離陣がアイマスクをしてスタート姿勢を体験するなどし、「こうしたイベントを通じて、障がい者に対する知識や対応などを小さい頃から知ってもらえれば」と語る。
アンバサダーを務めた為末氏は、「スポーツは楽しむのが大切。自分のためにやることがみんなのためになるということを忘れずにいてほしい」と、後輩や視聴者にメッセージを送った。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.15
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.11
-
2025.09.13
-
2025.09.14
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.15
【高平慎士の視点】好調セヴィルの快勝に、点で合わせる難しさ感じた男子100m 日本勢は「大阪の苦戦」と重なる/東京世界陸上
9月14日に行われた東京世界陸上2日目の男子100m決勝。オブリク・セヴィル(ジャマイカ)が世界歴代10位タイの9秒77(+0.3)で初の金メダルに輝き、ケショーン・トンプソンとジャマイカ勢初のワンツーを占めた。連覇を狙 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/