2025.07.06

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 3日目
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子100mハードルは田中佑美(富士通)が12秒86(-0.4)で大会初優勝を飾った。
田中をはじめ、福部真子(日本建設工業)のパリ五輪代表コンビに、長く100mハードルを牽引し、今シーズン限りでの引退を表明している寺田明日香(ジャパンクリエイト)、そして今季急成長を遂げた中島ひとみ(長谷川体育施設)による混戦が予想されていた。
スタート直後、田中が先手を取り、中盤までは福部が必死に食らいつく展開に。終盤、福部がやや後退し田中がそのまま逃げ切るかと思われたが、アウトレーンから中島が鋭く追い上げ、田中と中島がほぼ横並びでフィニッシュラインを駆け抜けた。
写真判定には長い時間を要したが、最終的に1位と表示されたのは「田中佑美」。中島も同タイムの12秒86だったが、1000分の1秒までの判定では田中が12秒852、中島が12秒855とわずか0.003秒の差で優勝を手にした。
12秒73の世界選手権の参加標準記録には届かず、今大会での代表内定は得られなかった。それでも、現時点で世界ランキングによる出場圏内につけており、23年ブダペスト世界選手権に続く2大会連続出場は濃厚。中島も初の代表入り近づいた。
準決勝で12秒75(±0)の大会タイ記録をマークしていた福部は12秒93で3位。世界選手権出場には8月24日までに標準記録を突破するか、世界ランキングをさらに上げる必要がある。
また、最後の日本選手権に挑んだ寺田は13秒09の6位だった。
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