◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)2日目
2年に一度開かれるアジア選手権において、雷雨のためレース途中で中止となった女子10000mが大会3日目の29日午前10時15分から再レースが行われると主催者から発表された。
28日に行われたレースではスタート直後から降り出した雨が次第に強まり、10分後には前が見えなくなるほどの大雨となった。さらにスタジアム近くでは雷鳴が轟き、先頭が5200mを通過した地点で異例のレース途中での中止という判断が下された。
今大会は世界陸連(WA)の定める大会カテゴリでは「GL」と日本選手権よりも高いランクに位置づけられており、優勝者には世界選手権の出場資格が与えられるなど重要な大会となっている。
日本からは廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と矢田みくに(エディオン)が出場し、結果次第では9月の東京世界選手権出場にも大きく近づくはずだった。それだけに、審判に呼び止められた廣中らは困惑の表情を浮かべていた。
その後、主催者は29日の午前10時15分から改めて競技を行うと各選手団に通達。豪雨の中、途中まで力走した選手たちにとっては過酷な状況下での再レースとなった。
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