2025.05.17
◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリの前日会見が国立競技場で行われ、男子100mに出場するクリスチャン・コールマン(米国)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、桐生祥秀(日本生命)、栁田大輝(東洋大)が登壇した。
桐生は「明日の目標は(東京世界選手権の)標準記録を切ること」ときっぱりと語る。
今季は「試合を重ねながらもパフォーマンスを上げていくこと」を目指し、精力的にレースに臨んできた。春に10秒03をマークした2023年のイメージ。5月3日の静岡国際で約3年ぶりの主要大会優勝を果たすなど、狙い通りに着実にステップアップし、「いい状態で来ている」と桐生自身もうなずく仕上がりだ。
予定していた5月11日の木南記念は「疲労感があったので」と欠場。コンディションを整え、この大会でいよいよ「記録」を狙いに行く。
今季のターゲットは「自己記録」。2017年に日本人初の9秒台(9秒98)を出してから、8年の月日が過ぎた。それを破ることで、「僕が9秒台をもう一度出せば、陸上界は盛り上がる」と心に秘める。そのために、明日は「しっかり気合を入れて、あせることなく自分の走りをすること」と課題に挙げた。
個人では2019年ドーハ以来遠ざかる、世界で一番速い男を決める舞台のスタートラインに立つために、「東京世界陸上に向けて(代表への流れを)進めたい」と桐生。「お客さんもたくさん入ると思う。世界選手権前のプレ大会として走れればいい」と言葉に力を込めた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
-
2025.11.16
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
2025.11.17
男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]
2025.11.17
女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得
女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]
2025.11.16
佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝
北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025