HOME 国内、海外

2025.05.16

アンドレ・ドグラスが小学生と交流「子どもたちは未来」「インスピレーション感じてほしい」金獲得の五輪以来の来日
アンドレ・ドグラスが小学生と交流「子どもたちは未来」「インスピレーション感じてほしい」金獲得の五輪以来の来日

都内の小学校を訪問したアンドレ・ドグラス

日本陸連は5月16日、今週末のセイコーゴールデングランプリ(国立競技場)に出場する男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、アンドレ・ドグラス(カナダ)、ジェローム・ブレーク(同)の3選手を招いて都内の小学校を訪問した。

2021年東京五輪の男子200mで金メダルを獲得したドグラス。その時以来、4年ぶりの来日となる。前日には渋谷を訪れたり、鉄板焼きで伊勢エビやステーキを堪能したといい「日本の食文化に触れられました。楽しい思い出になりました」と語る。

広告の下にコンテンツが続きます

この日は都内の小学校を訪問し、全校児童(306名)へのトークセッションのあと、4・5年生を対象とした陸上教室と、約1時間半にわたって交流。トークコーナーでは「ナルトや遊戯王など、日本のアニメ、文化が大好き」と語り、ルーティンについて児童から聞かれると「5日間は練習をして、そのうち3日間はウエイトトレーニング。家に帰れば2人の子どもがと一緒に過ごしています。学校の準備や宿題を手伝っていますよ」と明かす。

陸上教室では自ら身体を動かしてドリルを実践。笑顔を見せる児童を見て「Next generation is future(子どもたちは未来)」と笑みをたたえる。児童の10mシャトルリレーでは率先して応援していた。

小学校訪問を終え、「カナダではしたことがありましたが、先日の中国(ダイヤモンドリーグ)や今回など、海外の子どもたちと触れ合うのは素敵なこと。インスピレーションを感じてくれたらうれしい」と語る。

今回も一緒に訪問し、以前は同じクラブで練習をともにしていたこともあるサニブラウンに対して「“サニ”と呼んでいるんだけど、彼はいろいろな苦難を乗り越えてきた。以前はケガも多かったが、毎年上達して、9秒台も複数回出している」と評価する。

広告の下にコンテンツが続きます

200mで出場する週末のセイコーゴールデングランプリ、そして9月の東京世界選手権に向けて「まだ長いシーズンが始まったばかり。世界選手権にピークを持ってきたい。そうは言っても、日曜日も良い走りをしたいです。調子は悪くないと思っています。世界選手権では必ず決勝に行ってメダルを取りたい」とし、「世界選手権の後は日本に戻ってきて、ディズニーランドなどで家族サービスしたい」と笑った。

このイベントは日本陸連が昨年度から取り組んでいる「走る・跳ぶ・投げる・歩く」といった陸上の基本動作を軸とし、「陸上でスポーツ界、ニッポンを変えていく」をコンセプトとしたプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として行われた。

日本陸連は5月16日、今週末のセイコーゴールデングランプリ(国立競技場)に出場する男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、アンドレ・ドグラス(カナダ)、ジェローム・ブレーク(同)の3選手を招いて都内の小学校を訪問した。 2021年東京五輪の男子200mで金メダルを獲得したドグラス。その時以来、4年ぶりの来日となる。前日には渋谷を訪れたり、鉄板焼きで伊勢エビやステーキを堪能したといい「日本の食文化に触れられました。楽しい思い出になりました」と語る。 この日は都内の小学校を訪問し、全校児童(306名)へのトークセッションのあと、4・5年生を対象とした陸上教室と、約1時間半にわたって交流。トークコーナーでは「ナルトや遊戯王など、日本のアニメ、文化が大好き」と語り、ルーティンについて児童から聞かれると「5日間は練習をして、そのうち3日間はウエイトトレーニング。家に帰れば2人の子どもがと一緒に過ごしています。学校の準備や宿題を手伝っていますよ」と明かす。 陸上教室では自ら身体を動かしてドリルを実践。笑顔を見せる児童を見て「Next generation is future(子どもたちは未来)」と笑みをたたえる。児童の10mシャトルリレーでは率先して応援していた。 小学校訪問を終え、「カナダではしたことがありましたが、先日の中国(ダイヤモンドリーグ)や今回など、海外の子どもたちと触れ合うのは素敵なこと。インスピレーションを感じてくれたらうれしい」と語る。 今回も一緒に訪問し、以前は同じクラブで練習をともにしていたこともあるサニブラウンに対して「“サニ”と呼んでいるんだけど、彼はいろいろな苦難を乗り越えてきた。以前はケガも多かったが、毎年上達して、9秒台も複数回出している」と評価する。 200mで出場する週末のセイコーゴールデングランプリ、そして9月の東京世界選手権に向けて「まだ長いシーズンが始まったばかり。世界選手権にピークを持ってきたい。そうは言っても、日曜日も良い走りをしたいです。調子は悪くないと思っています。世界選手権では必ず決勝に行ってメダルを取りたい」とし、「世界選手権の後は日本に戻ってきて、ディズニーランドなどで家族サービスしたい」と笑った。 このイベントは日本陸連が昨年度から取り組んでいる「走る・跳ぶ・投げる・歩く」といった陸上の基本動作を軸とし、「陸上でスポーツ界、ニッポンを変えていく」をコンセプトとしたプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として行われた。

【動画】東京五輪200m金のドグラスが小学生にドリルの指導!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.19

フェイス・キピエゴン、女性初の1マイル4分切りを目指す“Breaking4” 歴史的瞬間を目撃するための観戦方法を発表!

ナイキは6月19日、契約アスリートであるフェイス・キピエゴン(ケニア)が女性初となる1マイル4分切りを目指すプロジェクト「Breaking4」に向けて、歴史的瞬間を目撃するための2つの観戦方法を発表した。 このプロジェク […]

NEWS 競歩2種目代表の丸尾知司「感謝の気持ちを込めて55kmを」33歳ベテランが悲願のメダルへ

2025.06.19

競歩2種目代表の丸尾知司「感謝の気持ちを込めて55kmを」33歳ベテランが悲願のメダルへ

愛知製鋼が6月19日、東京世界選手権の競歩代表となった山西利和、丸尾知司の会見を開き、本番への意気込みを語った。 男子20km、35kmの競歩2種目で代表に内定した丸尾。2種目代表は2009年ベルリン大会の森岡紘一朗(富 […]

NEWS 20km世界記録保持者の山西利和「2年と思えないくらいいろんなことあった」世界陸上の王座奪還へ

2025.06.19

20km世界記録保持者の山西利和「2年と思えないくらいいろんなことあった」世界陸上の王座奪還へ

愛知製鋼が6月19日、東京世界選手権の競歩代表となった山西利和、丸尾知司の会見を開き、本番への意気込みを語った。 男子20km競歩で4大会連続の世界選手権を決めた山西。今年2月の日本選手権では1時間16分10秒の世界記録 […]

NEWS ナイキがフェイス・キピエゴンの新しいランニング コレクションを発表!

2025.06.19

ナイキがフェイス・キピエゴンの新しいランニング コレクションを発表!

ナイキは6月19日、フェイス・キピエゴン(ケニア)とのパートナーシップにおいて、記録を塗りかえる比類なきスピード、ケニア人としてのプライド、アスリートであり母親として卓越性を追求する揺るぎない姿勢を反映したランニングシュ […]

NEWS 箱根駅伝出場校にオリジナル出場記念グッズの企画・販売を許可! 11月1日販売開始予定

2025.06.19

箱根駅伝出場校にオリジナル出場記念グッズの企画・販売を許可! 11月1日販売開始予定

関東学生陸上競技連盟は6月19日、来年1月の第102回箱根駅伝から本選出場校に「箱根駅伝」の名称やロゴを使用したオリジナル出場記念グッズの企画・販売を認めると発表した。6月10日の理事会で決定した。 一定のルールに従って […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top