HOME 国内、大学

2025.05.11

東海大が15年ぶり男子総合優勝!最終種目マイルリレーで劇的逆転「チーム全体で戦えた」/関東IC
東海大が15年ぶり男子総合優勝!最終種目マイルリレーで劇的逆転「チーム全体で戦えた」/関東IC

25年関東インカレで総合優勝を果たした東海大

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目

学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、東海大が対抗戦を実施しなかった2020年を除き14大会ぶり8回目の総合優勝を果たした。

最終日に劇的な結末となった。2位の順大を大きく引き離すトップで迎えた東海大だったが、順大の猛追を受け、200m終了時で逆転を許す展開に。だが、5000mで花岡寿哉(4年)が5位を占め、東海大99点、順大98点と、東海大が1点リードで最終種目の4×400mリレーを迎えた。

広告の下にコンテンツが続きます

ここでも両校が熱戦が繰り広げられた末に、順大が4番目、東海大が6番目でフィニッシュ。順大が1点差で劇的な逆転勝利を収めたかに見えた。しかし、その後に3走で順大がテイクオーバーゾーン内での待機位置違反が判明。失格の判定が下され、総合優勝の栄冠は東海大に輝いた。

主将の清川裕哉は「名誉あることだと思うので、本当にうれしく思います。チーム全体で戦う中で、本当にトラック、フィールドで力を合わせて戦うことができたのが良かったです」と笑顔が弾ける。

今回の原動力になったのは、投てきブロック。初日のハンマー投で4位、6位と8点、円盤投では7位で2点を獲得。翌日の砲丸投は3位、5位で10点を取ると、やり投では主将・清川自らが76m06で2連覇を果たし、山田航大(4年)が70m82で2位、島田湧大(3位)も4位を占めて大量20点をゲットした。投てき4種目で計40点と、総得点の約4割を占める活躍で、チームを鼓舞した。跳躍陣も31点を獲得し、71点でフィールド優勝も飾っている。

広告の下にコンテンツが続きます

末續慎吾らを擁して2001年に初優勝して以降、10年で8度の総合制覇と黄金時代を築いた。その後、常に上位に入りながらも届かなかった関東インカレの頂点。髙野進監督は、黄金時代当時は短距離コーチとして関り、監督としては今回が初栄冠。「勝つのは簡単ではないことを改めて感じた大会。でも、4年生が本当に引っ張ってくれました」と目を細めていた。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目 学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、東海大が対抗戦を実施しなかった2020年を除き14大会ぶり8回目の総合優勝を果たした。 最終日に劇的な結末となった。2位の順大を大きく引き離すトップで迎えた東海大だったが、順大の猛追を受け、200m終了時で逆転を許す展開に。だが、5000mで花岡寿哉(4年)が5位を占め、東海大99点、順大98点と、東海大が1点リードで最終種目の4×400mリレーを迎えた。 ここでも両校が熱戦が繰り広げられた末に、順大が4番目、東海大が6番目でフィニッシュ。順大が1点差で劇的な逆転勝利を収めたかに見えた。しかし、その後に3走で順大がテイクオーバーゾーン内での待機位置違反が判明。失格の判定が下され、総合優勝の栄冠は東海大に輝いた。 主将の清川裕哉は「名誉あることだと思うので、本当にうれしく思います。チーム全体で戦う中で、本当にトラック、フィールドで力を合わせて戦うことができたのが良かったです」と笑顔が弾ける。 今回の原動力になったのは、投てきブロック。初日のハンマー投で4位、6位と8点、円盤投では7位で2点を獲得。翌日の砲丸投は3位、5位で10点を取ると、やり投では主将・清川自らが76m06で2連覇を果たし、山田航大(4年)が70m82で2位、島田湧大(3位)も4位を占めて大量20点をゲットした。投てき4種目で計40点と、総得点の約4割を占める活躍で、チームを鼓舞した。跳躍陣も31点を獲得し、71点でフィールド優勝も飾っている。 末續慎吾らを擁して2001年に初優勝して以降、10年で8度の総合制覇と黄金時代を築いた。その後、常に上位に入りながらも届かなかった関東インカレの頂点。髙野進監督は、黄金時代当時は短距離コーチとして関り、監督としては今回が初栄冠。「勝つのは簡単ではないことを改めて感じた大会。でも、4年生が本当に引っ張ってくれました」と目を細めていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.30

鵜澤飛羽が滋賀国スポの欠場を発表 世界陸上では200m、4×100mRで力走 「今シーズンもありがとうございました」

9月30日、男子短距離の鵜澤飛羽(JAL)が自身のSNSを更新し、10月に行われる滋賀国スポを欠場することを明らかにした。 鵜澤は9月の東京世界選手権では200mに出場し、23年ブダペスト世界選手権、24年パリ五輪に続き […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第61回「国立を揺らすほどの大歓声~東京世界陸上を観て~」

2025.09.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第61回「国立を揺らすほどの大歓声~東京世界陸上を観て~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第61回「国立を揺らすほどの大歓声~東京世界陸上を観て~」 山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Onl […]

NEWS 日本陸連100周年記念「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」が11月29日に開催! アスレティックス・アワード、 ファミリー大運動会など実施

2025.09.30

日本陸連100周年記念「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」が11月29日に開催! アスレティックス・アワード、 ファミリー大運動会など実施

日本陸連は9月30日、連盟創立100周年を記念したイベント 「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」 を、11月29日に開催すると発表した。 1925年に全日本陸上競技連盟として設立された日本陸連は、今年3月に […]

NEWS 26年、27年ダイヤモンドリーグの日程が発表! ドーハを皮切りに年間15戦を予定

2025.09.30

26年、27年ダイヤモンドリーグの日程が発表! ドーハを皮切りに年間15戦を予定

世界陸連(WA)は9月30日までに、26年、27年のダイヤモンドリーグ(DL)の日程と開催地を発表した。 DLは陸上競技の世界最高峰シリーズとして、例年15試合前後が行われる。各大会の順位に応じてポイントが付与され、シー […]

NEWS 鈴木琉胤が5kmロードで13分58秒 日本選手権以来約3ヵ月ぶりの実戦 全体トップは13分41秒の岡田開成

2025.09.29

鈴木琉胤が5kmロードで13分58秒 日本選手権以来約3ヵ月ぶりの実戦 全体トップは13分41秒の岡田開成

早大競走部主催のThe Road of WASEDA(2025年度第5回早大競技会)が9月28日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス内の公認コース(1周約700m)で行われ、男子5kmロードで日本選手権以来約3ヵ月ぶりの実 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top