◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目
学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、東海大が対抗戦を実施しなかった2020年を除き14大会ぶり8回目の総合優勝を果たした。
最終日に劇的な結末となった。2位の順大を大きく引き離すトップで迎えた東海大だったが、順大の猛追を受け、200m終了時で逆転を許す展開に。だが、5000mで花岡寿哉(4年)が5位を占め、東海大99点、順大98点と、東海大が1点リードで最終種目の4×400mリレーを迎えた。
ここでも両校が熱戦が繰り広げられた末に、順大が4番目、東海大が6番目でフィニッシュ。順大が1点差で劇的な逆転勝利を収めたかに見えた。しかし、その後に3走で順大がテイクオーバーゾーン内での待機位置違反が判明。失格の判定が下され、総合優勝の栄冠は東海大に輝いた。
主将の清川裕哉は「名誉あることだと思うので、本当にうれしく思います。チーム全体で戦う中で、本当にトラック、フィールドで力を合わせて戦うことができたのが良かったです」と笑顔が弾ける。
今回の原動力になったのは、投てきブロック。初日のハンマー投で4位、6位と8点、円盤投では7位で2点を獲得。翌日の砲丸投は3位、5位で10点を取ると、やり投では主将・清川自らが76m06で2連覇を果たし、山田航大(4年)が70m82で2位、島田湧大(3位)も4位を占めて大量20点をゲットした。投てき4種目で計40点と、総得点の約4割を占める活躍で、チームを鼓舞した。跳躍陣も31点を獲得し、71点でフィールド優勝も飾っている。
末續慎吾らを擁して2001年に初優勝して以降、10年で8度の総合制覇と黄金時代を築いた。その後、常に上位に入りながらも届かなかった関東インカレの頂点。髙野進監督は、黄金時代当時は短距離コーチとして関り、監督としては今回が初栄冠。「勝つのは簡単ではないことを改めて感じた大会。でも、4年生が本当に引っ張ってくれました」と目を細めていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.30
-
2025.09.11
-
2025.09.12
-
2025.09.03
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.30
鵜澤飛羽が滋賀国スポの欠場を発表 世界陸上では200m、4×100mRで力走 「今シーズンもありがとうございました」
9月30日、男子短距離の鵜澤飛羽(JAL)が自身のSNSを更新し、10月に行われる滋賀国スポを欠場することを明らかにした。 鵜澤は9月の東京世界選手権では200mに出場し、23年ブダペスト世界選手権、24年パリ五輪に続き […]
2025.09.30
日本陸連100周年記念「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」が11月29日に開催! アスレティックス・アワード、 ファミリー大運動会など実施
日本陸連は9月30日、連盟創立100周年を記念したイベント 「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」 を、11月29日に開催すると発表した。 1925年に全日本陸上競技連盟として設立された日本陸連は、今年3月に […]
2025.09.30
26年、27年ダイヤモンドリーグの日程が発表! ドーハを皮切りに年間15戦を予定
世界陸連(WA)は9月30日までに、26年、27年のダイヤモンドリーグ(DL)の日程と開催地を発表した。 DLは陸上競技の世界最高峰シリーズとして、例年15試合前後が行われる。各大会の順位に応じてポイントが付与され、シー […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/