2025.05.11
◇木南記念(5月11日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本グランプリシリーズの木南記念が行われ、男子走幅跳は橋岡優輝(富士通)が8m19(+2.2)を跳んで優勝した。
追い風に乗った1回目にスタンドを沸かせた。力強い踏み切りから大きなジャンプを見せ、8m19の表示に拍手が起こる。惜しくも追い風参考ながら、兵庫リレーカーニバルの8m10に続いて好記録をマークした。
2回目は7m98(-0.4)。3、4回目ファウルのあと、5回目は7m86(+1.1)にとどまり、ここで試技を終えた。
1回目のビッグジャンプにも「記録は悪くないですが、風の恩恵を受けて“跳ばされた”という感じで、自分で跳んだ感覚はありませんでした」。ファウルになったが、3回目からのほうが「エンジンがかかってある程度は(良い)兆しが見えた」と手応えをつかんだという。
ただ、確実に状態は上向きだ。兵庫リレーは「本当に走れていなくて、助走とのかみ合わせがうまくいかなかった」。この日も納得はいっていなかったが、兵庫リレーから木南記念までの練習で「自分でも笑顔になってしまう助走練習ができた」と言い、「その再現性を高められれば」と語る。
パリ五輪予選落ちの悔しさを味わった橋岡。今季は「あまり記録は考えず、東京世界選手権も先のこと。それよりも、跳躍のイメージを完成させていく。試合を経験しながら形に削れて行くと思うので、そうすれば数字もついてくる」と焦らずに、自分の技術にフォーカスしていく。
「身体が強くなった」と、ここ数年は苦しんだケガもなく、1週間後に控えるセイコーゴールデングランプリでは、さらなるビッグジャンプの予感が漂っている。
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