◇第108回日本選手権20km競歩(2月16日/兵庫県神戸市・六甲アイランド付設コース)
東京世界選手権代表選考会を兼ねた第108回日本選手権20km競歩が2月16日行われ、女子は藤井菜々子(エディオン)が1時間26分33秒の日本新記録で3年連続4回目の優勝を遂げ、東京世界選手権代表に内定した。
岡田久美子(富士通)が、自己2番目、パフォーマンス日本歴代5位となる1時間28分17秒で2位。学生歴代4位の1時間31分02秒をマークした梅野倖子(順大)が3位に食い込んだ。
昨年10月の高畠競歩で1時間32分21秒の自己新を出していたが、連続で自己記録を更新。コーチとも1時間31分と3位以内を目標にしていたので、最低限の目標をクリアできました」と笑顔を見せる。東京世界選手権の参加標準記録(1時間29分00秒)には届かなかったが、高畠との2レースの結果、ワールドランキングでの出場資格も見えてきた。
これまでは「8、9km以降に落ちてしまう」という課題があり、無理に先頭集団につかずに「後半に上げることを意識して練習してきました」。終盤も大崩れせずに、ライバルでもある柳井綾音(立命大)を突き放してトップ3入りを果たした。
1月の宮崎合宿の終わりくらいから「徐々に調子も上がって、以前とは違うようなペースを楽に歩けるようになりました」。治療院に通い、解剖学に基づいた動きを見直し、「脚だけで動かないようにするなど、足りなかったところを改善できた」と言う。
23年にはアジア選手権、ブダペスト世界選手権、ワールドユニバーシティゲームズ、アジア大会と4つの国際大会を経験したホープ。今年は、35km競歩での世界選手権代表を目指し、長い距離の練習を積んできたという。3月の全日本競歩能美大会では35kmに挑戦する予定で「油断せずにしっかり出場権を自分の手でつかめるように頑張ります」と気を引き締めていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.09
鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」
-
2025.12.09
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.09
富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の主催者は、12月30日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 10月の全日本で25年ぶりの優勝を果たした城西大は、区間賞を獲得した兼子心晴(4年)、金子陽向(4年)、本間香( […]
2025.12.09
ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」
ユニクロ女子陸上競技部が、選手の一般公募を12月5日に開始した。 同社女子陸上競技部は1997年に創部。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)には2003年に初出場。14年には7位に入った。 その後は浮き沈みを繰り返 […]
2025.12.09
パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場
愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めていたパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)が2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025