今年9月に行われる東京世界選手権のスペシャルアンバサダーを務める織田裕二さんが都内で取材会を開き、キャスター時代の思い出などを振り返りつつ、東京大会に向けた意気込みなどを語った。
冒頭で「『今年やるんだってね』と言われますが、以前までのキャスターではないので、仕事は変わります。これがあまり伝わっていない。(キャスターは)体力的に無理です。違ったかたちになります」と高まる期待値を抑えつつ、「34年ぶりの東京大会。私にとってはこれが最後だと思っているので、貴重な東京大会を満喫したい」と語る。
先日、発表された大会ポスターにも織田さん表情があり、「喜んだりしているところがテレビで映っていたようで、印象に残っているようで再現してほしいということ。恥ずかしいです」とはにかんだ。
メインキャスターは25年にわたって務めたが、2015年北京大会では「高熱を出して残り2日間へろへろだった」と明かし、その頃から「体力的にもたない。スタッフに、辞めるときは一緒にと伝えていた」。22年オレゴン大会でその役を終えた時は「寂しいけどホッとした。これでビールを飲みながら大好きな陸上を観られる」と思ったそうだ。
ただ、東京五輪がコロナ禍だったこともあり、今回の再オファーがあった時は「即答でした。大好きな“させられた”陸上にまた携われる。何か力になれれば」。
思い出に残っているシーンは「2時間くらいかかります」と笑いを誘い、2007年大阪大会では「ほとんど(忙しくて)覚えいてないのですが、最後に選手のみなさんに胴上げされたのはすごく覚えています」と振り返る。
ちなみに、注目選手を聞かれ「日本人はみなさんと同じです」と北口榛花(JAL)やサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)らの名を挙げ、推している選手には女子400mハードルのシドニー・マクローリン・レヴロニ(米国)や女子長距離のシファン・ハッサン(オランダ)だという。
世界陸上の魅力について「2年に一度というのはちょうどいい。感動や選手のことも忘れない。陸上ほど多くの国を巻き込んでいるスポーツはない。ここで一番になるのはすごいこと。100mで10秒を切る世界、走幅跳で8mを跳ぶ。これはテレビでは伝わらない部分もある」とアピール。「一度は生で陸上をみてほしい。これ以上の陸上の大会はない」と力強く語った。
東京世界選手権は9月13日から21日までの9日間、東京・国立競技場をメイン会場に開催。東京開催は1991年以来2度目、国内では2007年大阪以来で通算3度目となる。
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