2024.12.12
日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に輝いた。
日本GPシリーズのシリーズチャンピオンは指定大会(16大会)とポイント対象大会(5大会)において種目を問わず、記録と順位などをポイント化した「パフォーマンスポイント」の上位3大会の合計で決まる。
福部は7月の実業団・学生対抗で12秒69の日本新記録をマークしたほか、2年ぶり優勝を飾った日本選手権の準決勝でもパリ五輪参加標準記録突破となる12秒75をマークするなど、3677.0点を獲得。2位の田中希実(New Balance)に125ポイント差をつけた。
筒江は5月の木南記念を日本歴代7位タイ、パリ五輪参加標準突破となる48秒58を制するなど3652.0点を獲得し、2位の阿部竜希(順大/110mハードル)を45点差で抑えた。
種目別では800mは男子が落合晃(滋賀学園高3)、女子は久保凛(東大阪大敬愛高2)と高校生日本記録保持者コンビがチャンピオンに輝き、女子1500mは田中が4連覇を飾った。
男女総合ランキングと種目別チャンピオンをチェック!
日本グランプリシリーズ2024結果 ●男子総合ランキングTOP8 1位 筒江海斗(ST-WAKO) 400mH 3652.0 2位 阿部竜希(順大) 110mH 3607.0 3位 小川大輝(東洋大) 400mH 3590.0 4位 出口晴翔(ゼンリン) 400mH 3579.0 5位 横地大雅(TeamSSP) 110mH 3564.0 6位 村竹ラシッド(JAL) 110mH 3535.4 7位 町亮汰(サトウ食品新潟アルビレックスRC) 110mH 3530.2 8位 小田将矢(豊田自動織機) 400mH 3521.0 ●女子総合ランキングTOP8 1位 福部真子(日本建設工業)100mH 3677.0 2位 田中希実(New Balance)1500m 3552.0 3位 田中佑美(富士通) 100mH 3514.6 4位 菅田雅香(日本郵政グループ) 10000m 3468.0 4位 清山ちさと(いちご) 100mH 3468.0 6位 秦澄美鈴(住友電工) 走幅跳 3459.0 6位 紫村仁美(リタジャパン) 100mH 3459.0 8位 中島ひとみ(長谷川体育施設) 100mH 3442.0 8位 齋藤みう(日体大)3000m障害 3442.0 [adinserter block="4"] ◇男子種目別チャンピオン 100m 坂井隆一郎(大阪ガス)3485.8 200m 水久保漱至(宮崎県スポ協) 3417.0 400m 吉津拓歩(ジーケーライン)3431.0 800m 落合晃(滋賀学園高3滋賀) 3453.0 1500m 飯澤千翔(住友電工) 3418.0 5000m 小袖英人(Honda) 3255.0 10000m 小林歩(NTT西日本) 2258.0(※) 110mH 阿部竜希(順大) 3607.0 400mH 筒江海斗(ST-WAKO) 3652.0 3000m障害 新家裕太郎(愛三工業) 3486.0 走高跳 衛藤昂(神戸デジタル・ラボ)3410.0 棒高跳 澤慎吾(きらぼし銀行) 2281.0(※) 走幅跳 津波響樹(大塚製薬) 3380.4 三段跳 安立雄斗(福岡大院) 3386.0 砲丸投 奥村仁志(センコー) 3218.0 円盤投 堤雄司(ALSOK群馬) 3161.0 ハンマー投 福田翔大(住友電工) 3240.0 やり投 長沼元(スズキ) 3316.0 十種競技 奥田啓祐(ウィザス) 2181.0(※) ※棒高跳、10000m、十種競技は2大会 ◇女子種目別チャンピオン 100m 御家瀬緑(住友電工) 3354.6 200m 青野朱李(NDソフト) 3259.6 400m 松本奈菜子(東邦銀行) 3331.0 800m 久保凛(東大阪大敬愛高2大阪) 3406.0 1500m 田中希実(New Balance) 3552.0 5000m 樺沢和佳奈(三井住友海上) 3360.0 10000m 菅田雅香(日本郵政グループ)2312.0(※) 100mH 福部真子(日本建設工業)3677.0 400mH 梅原紗月(住友電工) 3336.0 3000m障害 齋藤みう(日体大) 3442.0 走高跳 津田シェリアイ(築地銀だこ) 3061.0 棒高跳 諸田実咲(アットホーム)3199.0 走幅跳 秦澄美鈴(住友電工) 3459.0 三段跳 船田茜理(武庫川女大院) 3245.2 砲丸投 大迫晴香(染めQ) 2764.0 円盤投 郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC) 3114.0 ハンマー投 村上来花(九州共立大) 3082.0 やり投 武本紗栄(TeamSSP) 3310.0 七種競技 熱田心(岡山陸協) 2036.0(※) ※10000m、七種競技は2大会RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
2025.11.27
岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者
富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025