HOME 国内、高校、日本代表
100m西岡尚輝が世界の5位!桐生に次ぐ日本勢歴代2位 400m白畑が全体2位で決勝へ/U20世界選手権
100m西岡尚輝が世界の5位!桐生に次ぐ日本勢歴代2位 400m白畑が全体2位で決勝へ/U20世界選手権

24年U20 世界選手権に出場した西岡尚輝(東海大仰星高3大阪) 写真:Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

◇第20回U20世界選手権(8月27~31日/ペルー・リマ)2日目

第20回U20世界選手権の2日目が行われ、この日の最終種目となった男子100m決勝に出場した西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)が10秒43(-0.9)で5位入賞を果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

予選を全体トップタイムの10秒27(+0.9)、準決勝も10秒43(-0.9)で組2着通過を果たし、日本勢史上6人目の100mファイナルの舞台に立った西岡。決勝はスタートでやや出遅れたものの、得意の加速局面で食い下がった。

メダル争いには届かなかったが、日本勢では2014年ユージン大会銅メダルの桐生祥秀(東洋大/現・日本生命)に次ぐ歴代2位の好成績。初の世界の舞台で力を発揮した。

昨年はインターハイをコンディション不良のため欠場するなど全国大会で結果を残せなかったが、今季は高水準の走りを連発してきた。インターハイ路線から立て続けに10秒2台をマークし、6月のU20日本選手権では予選10秒20(-0.2)、決勝は10秒22(+1.1)で快勝。インターハイは準決勝で高校歴代2位の10秒11を叩き出し、桐生が京都・洛南高3年時に作った大会記録10秒19を11年ぶりに塗り替えると、決勝も10秒26(-1.5)で優勝を飾っている。

小柄ながら、パリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)を手本とした高速ピッチで加速するスタイル。今季は中場以降の強さも身につけ、世界の同世代を相手に堂々と戦い抜いた。秋、さらにはシニアのステージでどんな飛躍を見せるか楽しみだ。

広告の下にコンテンツが続きます

100mはパリ五輪出場者が上位を独占。4×100mリレーで銀メダルを獲得した南アフリカの1走を務めたバヤンダ・ワラザが10秒19で金メダルに輝き、3走だったブランドリー・ヌコアナが10秒26で銅メダル。100mセミファイナリストとなったプリポル・ブーンソン(タイ)が10秒22で銀メダルを獲得した。

男子400mは予選、準決勝が行われ、白畑健太郎(東洋大)が決勝に進出。予選で46秒45の自己新をマークして組1着で通過すると、準決勝では46秒30とさらに記録を短縮、全体でも2番目のタイムで組1着通過を果たした。大石亮太(浜松開誠館高3静岡)は予選を47秒46でプラス通過したが、準決勝は48秒09で5着にとどまり、敗退となった。

男子3000m障害は長野・佐久長聖高のOB、現役コンビがともにファイナルへ。高校歴代2位の8分37秒23を持つインターハイ王者・佐々木哲(佐久長聖高3)が1組を8分41秒48で4着、高校記録(8分32秒12)保持者の永原颯磨(順大)が2組を8分59秒44の4着でそれぞれ予選を突破した。

男子走高跳は高校記録(2m24)保持者の中谷魁聖(福岡第一高3福岡)が2m12で全体5位、同棒高跳は吉田陸哉(関大)、村社亮太(日大)がともに5m10をクリアして全体6位タイ、12位でそれぞれ決勝に進出した。

男子400mハードル予選は権田浬(早大)が51秒21、菊田響生(法政二高3神奈川)が51秒24でそれぞれ組1着、全体でも2、3位のタイムで準決勝に進んでいる。女子400mハードルは平木陽(大阪成蹊大)、矢島杏紀(所沢西高3埼玉)ともに予選で敗退した。

男子1500mの寺田向希(中大)は予選2組14着、女子1500mのドルーリー朱瑛里(津山高2岡山)は接触などもあって予選1組10着にとどまり、予選敗退となった。

◇第20回U20世界選手権(8月27~31日/ペルー・リマ)2日目 第20回U20世界選手権の2日目が行われ、この日の最終種目となった男子100m決勝に出場した西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)が10秒43(-0.9)で5位入賞を果たした。 予選を全体トップタイムの10秒27(+0.9)、準決勝も10秒43(-0.9)で組2着通過を果たし、日本勢史上6人目の100mファイナルの舞台に立った西岡。決勝はスタートでやや出遅れたものの、得意の加速局面で食い下がった。 メダル争いには届かなかったが、日本勢では2014年ユージン大会銅メダルの桐生祥秀(東洋大/現・日本生命)に次ぐ歴代2位の好成績。初の世界の舞台で力を発揮した。 昨年はインターハイをコンディション不良のため欠場するなど全国大会で結果を残せなかったが、今季は高水準の走りを連発してきた。インターハイ路線から立て続けに10秒2台をマークし、6月のU20日本選手権では予選10秒20(-0.2)、決勝は10秒22(+1.1)で快勝。インターハイは準決勝で高校歴代2位の10秒11を叩き出し、桐生が京都・洛南高3年時に作った大会記録10秒19を11年ぶりに塗り替えると、決勝も10秒26(-1.5)で優勝を飾っている。 小柄ながら、パリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)を手本とした高速ピッチで加速するスタイル。今季は中場以降の強さも身につけ、世界の同世代を相手に堂々と戦い抜いた。秋、さらにはシニアのステージでどんな飛躍を見せるか楽しみだ。 100mはパリ五輪出場者が上位を独占。4×100mリレーで銀メダルを獲得した南アフリカの1走を務めたバヤンダ・ワラザが10秒19で金メダルに輝き、3走だったブランドリー・ヌコアナが10秒26で銅メダル。100mセミファイナリストとなったプリポル・ブーンソン(タイ)が10秒22で銀メダルを獲得した。 男子400mは予選、準決勝が行われ、白畑健太郎(東洋大)が決勝に進出。予選で46秒45の自己新をマークして組1着で通過すると、準決勝では46秒30とさらに記録を短縮、全体でも2番目のタイムで組1着通過を果たした。大石亮太(浜松開誠館高3静岡)は予選を47秒46でプラス通過したが、準決勝は48秒09で5着にとどまり、敗退となった。 男子3000m障害は長野・佐久長聖高のOB、現役コンビがともにファイナルへ。高校歴代2位の8分37秒23を持つインターハイ王者・佐々木哲(佐久長聖高3)が1組を8分41秒48で4着、高校記録(8分32秒12)保持者の永原颯磨(順大)が2組を8分59秒44の4着でそれぞれ予選を突破した。 男子走高跳は高校記録(2m24)保持者の中谷魁聖(福岡第一高3福岡)が2m12で全体5位、同棒高跳は吉田陸哉(関大)、村社亮太(日大)がともに5m10をクリアして全体6位タイ、12位でそれぞれ決勝に進出した。 男子400mハードル予選は権田浬(早大)が51秒21、菊田響生(法政二高3神奈川)が51秒24でそれぞれ組1着、全体でも2、3位のタイムで準決勝に進んでいる。女子400mハードルは平木陽(大阪成蹊大)、矢島杏紀(所沢西高3埼玉)ともに予選で敗退した。 男子1500mの寺田向希(中大)は予選2組14着、女子1500mのドルーリー朱瑛里(津山高2岡山)は接触などもあって予選1組10着にとどまり、予選敗退となった。

U20世界選手権 男子100m日本勢のファイナリストをチェック!

1992年ソウル大会  荒川岳士(宇都宮東高) 7位 10秒64 ±0 1998年アヌシー大会 小島茂之(早大)    8位 10秒76 +1.6 2014年ユージン大会 桐生祥秀(東洋大)   3位 10秒34 -0.6 2018年タンペレ大会 宮本大輔(東洋大)   8位 10秒43 +1.2 2022年カリ大会   栁田大輝(東洋大)   6位 10秒24 +0.8 2024年リマ大会   西岡尚輝(東海大仰星高)5位 10秒43 -0.9 ※2014年大会以前の名称は世界ジュニア選手権

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]

NEWS 久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

2025.06.15

久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)4日目 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が昨年自らがマークした大会記録を0.7 […]

NEWS 青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

NEWS 中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

2025.06.15

中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

6月14日にオーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」の5000mに中大の溜池一太(4年)とルーキー・濵口大和が出場し、溜池は13分25秒11の自己新、濵口も13分37秒54のセカンドベストを […]

NEWS 3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

2025.06.15

3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

男子3000m障害の青木涼真(Honda)が6月14日、オーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」に出場し、8分23秒58で3位に入った。 青木は一昨年のU23欧州王者であるA.キヤダ(スペイ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top