HOME 国内、高校、日本代表
100m西岡尚輝が世界の5位!桐生に次ぐ日本勢歴代2位 400m白畑が全体2位で決勝へ/U20世界選手権
100m西岡尚輝が世界の5位!桐生に次ぐ日本勢歴代2位 400m白畑が全体2位で決勝へ/U20世界選手権

24年U20 世界選手権に出場した西岡尚輝(東海大仰星高3大阪) 写真:Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

U20世界選手権 男子100m日本勢のファイナリストをチェック!

1992年ソウル大会  荒川岳士(宇都宮東高) 7位 10秒64 ±0
1998年アヌシー大会 小島茂之(早大)    8位 10秒76 +1.6
2014年ユージン大会 桐生祥秀(東洋大)   3位 10秒34 -0.6
2018年タンペレ大会 宮本大輔(東洋大)   8位 10秒43 +1.2
2022年カリ大会   栁田大輝(東洋大)   6位 10秒24 +0.8
2024年リマ大会   西岡尚輝(東海大仰星高)5位 10秒43 -0.9

※2014年大会以前の名称は世界ジュニア選手権

◇第20回U20世界選手権(8月27~31日/ペルー・リマ)2日目 第20回U20世界選手権の2日目が行われ、この日の最終種目となった男子100m決勝に出場した西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)が10秒43(-0.9)で5位入賞を果たした。 予選を全体トップタイムの10秒27(+0.9)、準決勝も10秒43(-0.9)で組2着通過を果たし、日本勢史上6人目の100mファイナルの舞台に立った西岡。決勝はスタートでやや出遅れたものの、得意の加速局面で食い下がった。 メダル争いには届かなかったが、日本勢では2014年ユージン大会銅メダルの桐生祥秀(東洋大/現・日本生命)に次ぐ歴代2位の好成績。初の世界の舞台で力を発揮した。 昨年はインターハイをコンディション不良のため欠場するなど全国大会で結果を残せなかったが、今季は高水準の走りを連発してきた。インターハイ路線から立て続けに10秒2台をマークし、6月のU20日本選手権では予選10秒20(-0.2)、決勝は10秒22(+1.1)で快勝。インターハイは準決勝で高校歴代2位の10秒11を叩き出し、桐生が京都・洛南高3年時に作った大会記録10秒19を11年ぶりに塗り替えると、決勝も10秒26(-1.5)で優勝を飾っている。 小柄ながら、パリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)を手本とした高速ピッチで加速するスタイル。今季は中場以降の強さも身につけ、世界の同世代を相手に堂々と戦い抜いた。秋、さらにはシニアのステージでどんな飛躍を見せるか楽しみだ。 100mはパリ五輪出場者が上位を独占。4×100mリレーで銀メダルを獲得した南アフリカの1走を務めたバヤンダ・ワラザが10秒19で金メダルに輝き、3走だったブランドリー・ヌコアナが10秒26で銅メダル。100mセミファイナリストとなったプリポル・ブーンソン(タイ)が10秒22で銀メダルを獲得した。 男子400mは予選、準決勝が行われ、白畑健太郎(東洋大)が決勝に進出。予選で46秒45の自己新をマークして組1着で通過すると、準決勝では46秒30とさらに記録を短縮、全体でも2番目のタイムで組1着通過を果たした。大石亮太(浜松開誠館高3静岡)は予選を47秒46でプラス通過したが、準決勝は48秒09で5着にとどまり、敗退となった。 男子3000m障害は長野・佐久長聖高のOB、現役コンビがともにファイナルへ。高校歴代2位の8分37秒23を持つインターハイ王者・佐々木哲(佐久長聖高3)が1組を8分41秒48で4着、高校記録(8分32秒12)保持者の永原颯磨(順大)が2組を8分59秒44の4着でそれぞれ予選を突破した。 男子走高跳は高校記録(2m24)保持者の中谷魁聖(福岡第一高3福岡)が2m12で全体5位、同棒高跳は吉田陸哉(関大)、村社亮太(日大)がともに5m10をクリアして全体6位タイ、12位でそれぞれ決勝に進出した。 男子400mハードル予選は権田浬(早大)が51秒21、菊田響生(法政二高3神奈川)が51秒24でそれぞれ組1着、全体でも2、3位のタイムで準決勝に進んでいる。女子400mハードルは平木陽(大阪成蹊大)、矢島杏紀(所沢西高3埼玉)ともに予選で敗退した。 男子1500mの寺田向希(中大)は予選2組14着、女子1500mのドルーリー朱瑛里(津山高2岡山)は接触などもあって予選1組10着にとどまり、予選敗退となった。

U20世界選手権 男子100m日本勢のファイナリストをチェック!

1992年ソウル大会  荒川岳士(宇都宮東高) 7位 10秒64 ±0 1998年アヌシー大会 小島茂之(早大)    8位 10秒76 +1.6 2014年ユージン大会 桐生祥秀(東洋大)   3位 10秒34 -0.6 2018年タンペレ大会 宮本大輔(東洋大)   8位 10秒43 +1.2 2022年カリ大会   栁田大輝(東洋大)   6位 10秒24 +0.8 2024年リマ大会   西岡尚輝(東海大仰星高)5位 10秒43 -0.9 ※2014年大会以前の名称は世界ジュニア選手権

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

【画像】サンベルクス退社を発表した濱西諒 この投稿をInstagramで見る Ryo Hamanishi / 濱西 諒(@ryo.hamanishi24)がシェアした投稿

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2026世界クロカン U20日本代表選手をチェック! U20男子(8km) 新妻遼己(西脇工高3兵庫) 本田桜二郎(鳥取城北高3鳥取) 稲垣翔馴(洛南高1京都) 池谷陸斗(駒大高3東京) 村上遵世(鳥取城北高3鳥取) 田 […]

NEWS 世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

2025.12.04

世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]

NEWS 北口榛花、村竹ラシッド、鵜澤飛羽のJALトリオ参戦!1/2放送「木梨憲武のスポーツKING」自転車、プロ野球、バド世界王者と対決

2025.12.04

北口榛花、村竹ラシッド、鵜澤飛羽のJALトリオ参戦!1/2放送「木梨憲武のスポーツKING」自転車、プロ野球、バド世界王者と対決

【写真】木梨憲武さん、水谷豊さんと北口榛花らJALアスリートの豪華5ショット! この投稿をInstagramで見る 木梨憲武 / Noritake Kinashi(@noritakekinashi_official)がシ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top