HOME 国内、日本代表、五輪
男子3000m障害8位で2大会連続入賞の三浦龍司 「ものすごく面白いレースだった」/パリ五輪
男子3000m障害8位で2大会連続入賞の三浦龍司 「ものすごく面白いレースだった」/パリ五輪

パリ五輪男子3000m障害で8位入賞を果たした三浦龍司

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目
 
パリ五輪・陸上競技7日目のイブニングセッションが行われ、男子3000m障害決勝に出場した三浦龍司(SUBARU)は8分11秒72の8位で、2大会連続となる入賞を果たした。

“世界の三浦”を感じさせるレ-スだった。世界最高峰のダイヤモンドリーグをはじめ、国際レースを数多く経験してきた三浦。「走っていてものすごく面白いレースだったと思います」と、重圧がかかる五輪の舞台でも楽しさを見出すところに強さを感じさせた。

レース展開は流動的だった。序盤はハイペースとなり、縦長となった集団は1000mを2分40秒で通過。中盤でエチオピア勢が先頭に出ると、再び集団がまとまって2000mを5分30秒で進む。「引き出しがあるレースとなった。その中で対応して走ることができました」。

広告の下にコンテンツが続きます

終盤のペースアップでやや後方に下がったものの、それすら織り込み済みかのようにラスト1周で着々と順位を上げる。2大会連続となる入賞をつかみ、「中だるみすることなく走れたことは良い手応えとなりました」とうなずいた。

21年の東京五輪では7位入賞。昨年のブダペスト世界選手権では6位に入るなど、海外のレースで経験を積んできた。「ある程度、アベレージが上がった中でここまで持ってくることができましたし、その走りを見せることができました」と話す。

「内容は濃くて、その中での勝負は体感することができました」と成長を実感する一方で、「結果を見ると、悔しさも残ります。来年を目指していきたいです」と東京世界選手権への意欲もにじませる。

とはいえ、まだ22歳。世界との勝負はまだまだチャンスがある。「自分の中でレベルアップしていって、手応えを一つひとつつかんでいけるレース、大会を増やしていきたいです」。ここからさらなる成長曲線を描いていく。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目   パリ五輪・陸上競技7日目のイブニングセッションが行われ、男子3000m障害決勝に出場した三浦龍司(SUBARU)は8分11秒72の8位で、2大会連続となる入賞を果たした。 “世界の三浦”を感じさせるレ-スだった。世界最高峰のダイヤモンドリーグをはじめ、国際レースを数多く経験してきた三浦。「走っていてものすごく面白いレースだったと思います」と、重圧がかかる五輪の舞台でも楽しさを見出すところに強さを感じさせた。 レース展開は流動的だった。序盤はハイペースとなり、縦長となった集団は1000mを2分40秒で通過。中盤でエチオピア勢が先頭に出ると、再び集団がまとまって2000mを5分30秒で進む。「引き出しがあるレースとなった。その中で対応して走ることができました」。 終盤のペースアップでやや後方に下がったものの、それすら織り込み済みかのようにラスト1周で着々と順位を上げる。2大会連続となる入賞をつかみ、「中だるみすることなく走れたことは良い手応えとなりました」とうなずいた。 21年の東京五輪では7位入賞。昨年のブダペスト世界選手権では6位に入るなど、海外のレースで経験を積んできた。「ある程度、アベレージが上がった中でここまで持ってくることができましたし、その走りを見せることができました」と話す。 「内容は濃くて、その中での勝負は体感することができました」と成長を実感する一方で、「結果を見ると、悔しさも残ります。来年を目指していきたいです」と東京世界選手権への意欲もにじませる。 とはいえ、まだ22歳。世界との勝負はまだまだチャンスがある。「自分の中でレベルアップしていって、手応えを一つひとつつかんでいけるレース、大会を増やしていきたいです」。ここからさらなる成長曲線を描いていく。

【動画】三浦龍司が2大会連続入賞!3000m障害のラストをcheck!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.23

米国留学中の澤田結弥は106位 日本人女子初の出場果たす/全米学生クロカン

11月22日、米国ミズーリ州コロンビアで全米学生クロスカントリー選手権が行われ、日本から留学している澤田結弥(ルイジアナ州立大)が女子6kmのレースに出場。個人106位でフィニッシュした。 レースには全米から予選を勝ち抜 […]

NEWS クイーンズ駅伝きょう12時15分号砲!駅伝女王の座を懸けて、日本郵政グループ、積水化学らが激突

2025.11.23

クイーンズ駅伝きょう12時15分号砲!駅伝女王の座を懸けて、日本郵政グループ、積水化学らが激突

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は今日11 […]

NEWS 鈴木芽吹が10000m日本新!27分05秒92「トラックを極めていきたい」吉居大和、國學院大・野中も快走/八王子LD

2025.11.23

鈴木芽吹が10000m日本新!27分05秒92「トラックを極めていきたい」吉居大和、國學院大・野中も快走/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、7組日本人トップ(6着)の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分05秒92をマークし、 […]

NEWS 青学大・折田壮太が27分43秒92! 出雲駅伝の失敗から奮起「やるしかないと腹をくくった」/MARCH対抗戦

2025.11.22

青学大・折田壮太が27分43秒92! 出雲駅伝の失敗から奮起「やるしかないと腹をくくった」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、黒田朝日(青学大)が27分37秒62で全体トッ […]

NEWS 新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD

2025.11.22

新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、パリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が出場。6組で28分57秒99を要し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top