2024.06.03
福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
兵庫県大会は5月31日~6月2日の3日間、神戸市のユニバー記念競技場で開催された。
女子七種競技では本多七(園田学園2)が高校歴代12位、高2歴代3位となる5214点の県高校新記録で連覇を達成。やり投(45m21)と合わせて2冠を達成した。
昨年に高1歴代最高の4991点を記録している本多は、「5000点を超えるのが目標。兵庫高校記録(5176点)は出せたら良いなと思っていました」と最初の100mハードルで14秒18(-1.3/953点)の好スタートを切る。得意の砲丸投とやり投でそれぞれ10m85(585点)、42m95(724点)と他を大きく突き放し、苦手の800mも2分29秒84(695点)でまとめた。
元日に震災のあった石川県出身の本多。「石川県出身としてこの結果を知ってもらって、少しでも元気になっていただけたらと思います」と地元にメッセージを送っていた。
女子では、仲埜心葉(市西宮3)が100m(11秒99/-1.0)と200m(23秒97/-0.9)の2冠に輝いた。さらに200mは県高校新記録の好タイム。24秒24の2位だった齋藤朱里(北摂三田3)も従来の大会記録(24秒50)を上回った。また、齋藤は400mを54秒93の好記録で制している。
100mハードルでは井上凪紗(滝川二2)が13秒70(+0.5)の大会新記録で優勝。七種競技でも4791点で2位に入っている。中長距離では池野絵莉(須磨学園)が1500m(4分23秒52)と3000m(9分14秒02)の2冠を果たした。
男子は3年前の全中100mチャンピオンの年綱晃広(滝川二3)が200mで21秒22(-0.5)の大会新で快勝。100mも10秒79(-1.1)で制して2冠を達成している。
中長距離では梅田大陸(須磨学園)が1年生ながら800m(1分54秒53)と1500m(3分52秒96)の2種目V。今年の都道府県対抗男子駅伝で2区2位の実力を発揮した。
110mハードルでは松前大雅(星陵3)が準決勝で14秒22(+1.9)の大会新記録をマーク。決勝でも14秒26(+1.3)の好タイムで優勝を飾った。
走幅跳で藤本涼哉(小野3)が7m40(+1.0)、三段跳で磯山福太郎(西宮東2)が14m75(+2.3)の好記録で制している。
学校対抗は男子が108点を獲得した社が3年連続12回目、女子は86点の園田学園が2年ぶり5回目の優勝をそれぞれ果たしている。
優秀選手には200mで大会新記録を樹立して100mとの2種目優勝を成し遂げた年綱と仲埜が選ばれた。
近畿大会は6月13日から4日間、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居で行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
-
2025.11.16
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
2025.11.17
男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]
2025.11.17
女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得
女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]
2025.11.16
佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝
北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025