2024.04.23
ミズノスポーツ振興財団は、日本スポーツ協会および日本オリンピック委員会と共催で、「我が国の競技スポーツや地域スポーツにおいて選手の強化・育成、普及・振興に貢献した指導者を顕彰」する『ミズノ スポーツメントール賞』を1990年度から制定しており、2023年度の表彰式を4月23日に都内で開催。最優秀指導者賞となるゴールドは、東洋大学陸上競技部監督補佐兼競歩コーチである酒井瑞穂氏が受賞した。
これまで国際大会で活躍する競歩選手を数多く育成してきた酒井氏。特に2020東京五輪(2021年開催)では20km競歩の池田向希(旭化成)が銀メダルに輝き、2022オレゴン世界選手権では20km競歩の池田と35km競歩の川野将虎(旭化成)がいずれも銀メダルを獲得した。
さらに2023ブダペスト世界選手権でも川野が35km競歩で銅メダルを手にするなど、学生時代から中長期的に指導する選手を世界トップクラスに導き、日本の競歩が世界レベルであることを強く印象づけたことが評価された。
酒井氏は「大学の男子陸上競技部監督の夫のサポートをしながら大学生であるシニア期の選手と卒業生であるシニア選手の競歩指導をしてきましたが、各世代の選手たちが陸上競技を通じて自ら学び成長し、人生を切り拓いていく姿が一番の原動力になりました」と話す。
「この栄えある賞は、選手たちの努力と、日本陸連をはじめとする指導に関わってくださった多くの皆様のご助力の賜であり、日本陸上界と日本競歩界全体にご授与いただいたものと感じています。また、私自身をそばで支えてくれた夫である酒井俊幸と息子たち、学生たちのおかげでもある」と周囲に感謝。「この賞を励みとして、今後も指導者として学びの姿勢を持ちながら精進してまいります」とあいさつした。
ミズノスポーツメントール賞は各競技団体、都道府県スポーツ協会の推薦を基に選考されるもので、今年度で34回目。陸上競技の指導者がゴールドを受賞するのは2011年度の室伏重信氏(ハンマー投を中心とする投てき指導者)以来となった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.19
世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩
-
2025.12.19
-
2025.12.19
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.19
世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩
東京陸協は26年1月1日に開催される第74回元旦競歩(兼東京選手権競歩)のエントリー選手を発表した。 男子20kmには、9月の東京世界選手権35kmで銅メダルに輝いた勝木隼人(自衛隊体育学校)がエントリー。23年ワールド […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/東海大のスピードスター・兵藤ジュダ リベンジの1区で「やっぱり区間賞がほしい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 失意から復活、トラックで勢い 前回の箱根駅伝予選会で総合14位に終わ […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/前回の雪辱期する中央学大・市川大世 「区間5位以内を目指して積極的な走りを」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 全日本では4人抜きの力走 3年ぶりに11月の全日本大学駅伝に戻ってき […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/過去最高順位を見据える城西大 強力4年生軸に「アッと驚くような試合がしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 主要区間の経験者残る 前回6位の城西大がチーム最高成績の3位以内を目 […]
2025.12.19
予選会と5000m平均はともに仙台育英トップ 2番手は学法石川 鳥取城北は安定感/全国高校駅伝・データ編男子
男子第76回全国高校駅伝(12月21日/京都・7区間42.195km)に出場する58校を都道府県大会と地区大会で出されたタイムと、5000mのチーム内上位7人の平均タイム(12月上旬判明分)でランキング化した。 男子レー […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳