HOME ニュース、国内、大学
【競歩】東京五輪内定 東洋大・池田向希、川野将虎が来春から旭化成へ 拠点は変わらず
【競歩】東京五輪内定 東洋大・池田向希、川野将虎が来春から旭化成へ 拠点は変わらず


競歩の男子20kmと50kmでそれぞれ東京五輪代表に内定している東洋大の池田向希と川野将虎が来春、旭化成に入社することが決まった。2人は卒業後も東洋大を練習拠点とし、酒井瑞穂コーチに師事しながら東京五輪へと向かう。

池田は昨年のドーハ世界選手権20km競歩で6位、今年3月の全日本能美競歩で優勝して東京五輪に内定。川野は昨年の全日本50km競歩高畠を日本新記録で制して五輪代表に内定している。9月の日本インカレ10000m競歩では、池田が大会新で制して川野が3位と表彰台に上った。東洋大はオリンピック競歩代表に12年ロンドン、16年リオと2大会連続で選手を送り込んでいる。

旭化成は陸上界屈指の名門として知られ、宗茂・宗猛兄弟、谷口浩美、森下広一ら、多くのオリンピアンを輩出。かつては競歩選手も在籍しており、1964年の東京五輪50km競歩には三輪寿美雄が出場した。また、現在長距離には東洋大の先輩である相澤晃らも在籍している。

2人は東洋大を通じてコメントを以下の通り発表した。

池田向希
「私は来春より、旭化成株式会社に入社いたします。志望理由としては、これまでの酒井コーチからの指導と東洋大学での練習環境の継続を一番のポイントとして就職活動を行っていたため、それを実現することができたのが旭化成でした。
旭化成はマラソンや駅伝の伝統があり、多くの実績を残しているため、同じ長距離種目である競歩で様々なことを学び、会社に貢献できる選手になりたいと考えています。今回の就職にあたり、正社員として採用していただいた旭化成、そして学生指導との兼務を引き受けていただいた酒井コーチ、恵まれた環境を使用させてくださる東洋大学に感謝し、まずは来年に控える東京オリンピックで世界への挑戦をし、競技力だけではなく、人間性も高め、人としても認められるように精進したいと思います」

川野将虎
「来春より、旭化成株式会社に入社となりました。旭化成への入社を希望したのは、これまで東洋大学で取り組んできた、酒井コーチのもとでの指導と練習環境の継続を実現できること。そして、旭化成の伝統あるマラソン文化を学び、自分の競歩競技に生かすことで更なる成長のきっかけになると考えたからです。4月から旭化成の一員であることに誇りと感謝の気持ちを持って、競技に取り組んでいきたいと思います。まずは東京オリンピックで世界の舞台へ挑戦し、その後も長く競技を続けて活躍することで、旭化成の社員の皆様に感動や勇気を与えられるような選手になれるように日々精進していきます」

競歩の男子20kmと50kmでそれぞれ東京五輪代表に内定している東洋大の池田向希と川野将虎が来春、旭化成に入社することが決まった。2人は卒業後も東洋大を練習拠点とし、酒井瑞穂コーチに師事しながら東京五輪へと向かう。 池田は昨年のドーハ世界選手権20km競歩で6位、今年3月の全日本能美競歩で優勝して東京五輪に内定。川野は昨年の全日本50km競歩高畠を日本新記録で制して五輪代表に内定している。9月の日本インカレ10000m競歩では、池田が大会新で制して川野が3位と表彰台に上った。東洋大はオリンピック競歩代表に12年ロンドン、16年リオと2大会連続で選手を送り込んでいる。 旭化成は陸上界屈指の名門として知られ、宗茂・宗猛兄弟、谷口浩美、森下広一ら、多くのオリンピアンを輩出。かつては競歩選手も在籍しており、1964年の東京五輪50km競歩には三輪寿美雄が出場した。また、現在長距離には東洋大の先輩である相澤晃らも在籍している。 2人は東洋大を通じてコメントを以下の通り発表した。 池田向希 「私は来春より、旭化成株式会社に入社いたします。志望理由としては、これまでの酒井コーチからの指導と東洋大学での練習環境の継続を一番のポイントとして就職活動を行っていたため、それを実現することができたのが旭化成でした。 旭化成はマラソンや駅伝の伝統があり、多くの実績を残しているため、同じ長距離種目である競歩で様々なことを学び、会社に貢献できる選手になりたいと考えています。今回の就職にあたり、正社員として採用していただいた旭化成、そして学生指導との兼務を引き受けていただいた酒井コーチ、恵まれた環境を使用させてくださる東洋大学に感謝し、まずは来年に控える東京オリンピックで世界への挑戦をし、競技力だけではなく、人間性も高め、人としても認められるように精進したいと思います」 川野将虎 「来春より、旭化成株式会社に入社となりました。旭化成への入社を希望したのは、これまで東洋大学で取り組んできた、酒井コーチのもとでの指導と練習環境の継続を実現できること。そして、旭化成の伝統あるマラソン文化を学び、自分の競歩競技に生かすことで更なる成長のきっかけになると考えたからです。4月から旭化成の一員であることに誇りと感謝の気持ちを持って、競技に取り組んでいきたいと思います。まずは東京オリンピックで世界の舞台へ挑戦し、その後も長く競技を続けて活躍することで、旭化成の社員の皆様に感動や勇気を与えられるような選手になれるように日々精進していきます」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.13

國學院大エースの平林清澄「どの区間でもエースとしての走りをする」最後の箱根駅伝「監督を大号泣させたい」

第101回箱根駅伝に出場する國學院大が12月13日、東京の渋谷キャンパスで壮行会が開かれ、前田康弘監督と選手たちが登壇。壮行会後に主将の平林清澄(4年)が報道陣の合同取材に応じた。 2冠を獲得しているだけに、壮行会にはフ […]

NEWS 國學院大・前田康弘監督 箱根駅伝初制覇へ「復路で仕留めにいく」自身も駒大初Vの主将「平林にも…」

2024.12.13

國學院大・前田康弘監督 箱根駅伝初制覇へ「復路で仕留めにいく」自身も駒大初Vの主将「平林にも…」

第101回箱根駅伝に出場する國學院大が12月13日、東京の渋谷キャンパスで壮行会が開かれ、前田康弘監督と選手たちが登壇。壮行会後に前田監督が報道陣の合同取材に応じた。 前田監督は壮行会を振り返り、「すごい人数でビックリし […]

NEWS 箱根駅伝初V狙う國學院大が壮行会 前田康弘監督「チーム力、団結力がある」

2024.12.13

箱根駅伝初V狙う國學院大が壮行会 前田康弘監督「チーム力、団結力がある」

第101回箱根駅伝に出場する國學院大が12月13日、東京の渋谷キャンパスで壮行会が開かれ、前田康弘監督と選手たちが登壇した。 出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した國學院大。多くのファン・学生が壮行会を見守り、その注目度の高さ […]

NEWS 40歳・岡本直己が来年1月で引退へ 都道府県駅伝通算134人抜き、マラソンでも活躍

2024.12.13

40歳・岡本直己が来年1月で引退へ 都道府県駅伝通算134人抜き、マラソンでも活躍

中国電力に所属する岡本直己が来年1月に引退することが12月13日、明らかになった。 1984年5月生まれで40歳の岡本。鳥取・東伯中、由良育英高(現・鳥取中央育英高)を経て明大に進んだ。大学2年時には、箱根駅伝予選会の1 […]

NEWS ユニクロの長沼祥吾監督が11月末で退任 プリンセス駅伝でトップ通過に導く 後任は未定

2024.12.13

ユニクロの長沼祥吾監督が11月末で退任 プリンセス駅伝でトップ通過に導く 後任は未定

12月13日、ユニクロは長沼祥吾監督が11月末で退任し、来年2月末をもって退社することを発表した。 長沼監督は長崎県出身の56歳。筑波大大学院を修了後、94年に営団地下鉄陸上部の立ち上げにあたって監督に就任。世界選手権マ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top